五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららミラク 感想①

2013年01月16日 | ◆4コマ誌④ まんがタイムきららミラク

2013年3月号

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 表紙は、1月26日にコミックス1巻が発売となる『幸腹グラフィティ』

 同じく1巻発売の『TEI OH-!』も載っています。 (同日発売の『リリィ』は今月お休み)

 さらに、『夜森の国のソラニ』『スイートマジックシンドローム』

 『Good night! Angel』『桜Trick』と人気作がそろっております!

 

 

 今月の「すご腕カッコイイで賞」は、『メイドなボクとお嬢様的あるじ』より、つるぎさん!

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 今回、ご主人・寧桜さまを狙う刺客が、次々に襲いかかってくる展開!

 お嬢様をお守りすべく、くおんたちも付き従うことになりますが、

 ここでのつるぎさんの活躍がカッコイイ! ・・・というか、銃弾を跳ね返しとるし(´▽`;)

 ふだん、クールおバカな彼女もやる時はやる、といった感じでしょうかね。 凛々しかった!

 

 

 

【1月26日、コミックス1巻発売、3作品! ・・・うち2作品】

●幸腹グラフィティ (川井マコト 先生)

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 誰かと一緒の食事は、いっそう美味しい。

 祖母が他界した後、1人暮らしをしている少女・リョウ。

 彼女が食事を通して、色んな人たちと交流する様子があたたかく描かれた4コマ作品です。

 

 今回は、受験本番をひかえたリョウさん。

 ふとTVに映った母子の食事風景を観て、海外にいる両親を思い出していますが、

 同時に空腹にも襲われて、なんだかもの寂しいやら力入らないやら(;´∀`)

 そこへ、両親からエアメール便が届いたのですが・・・ というお話。

 

 両親からの贈り物は、トビラ絵でリョウさんが大事そうに抱えているラーメン!

 これを夜食にするリョウさんときりんさんでしたけど、

 何だかんだで、1人暮らしはやはり寂しいらしいリョウさん。

 笑顔で「寂しいとか感じない」と言っていますが、

 その言動はどこかぎこちなく、きりんさんも察しているようで、

 そんな2人のやりとりがちょっぴり切なく感じられましたね。

 

 でも、リョウさんの本音に対して、やさしい言葉をかけるきりんさん。

 それに応えるように語られた「今は幸せいっぱい」でもあるのだという

 リョウさんの本音も素晴らしいものでした。

 リョウさんの両親の謎は、めっちゃ気になりますけどね(^◇^;)

 

 ラーメンなど食事の温かさだけではなく、こうした2人のやりとりから生じる心のぬくもり。

 それらが本作品の大きな魅力となり、心地よい気分にさせてくれます。

 1人暮らしで不安だったリョウさんにも、今では、きりんさんや椎名さんのような親友がいて、

 みんなで食べる食事は心もあったかにしてくれるのが、まさに「幸腹」。

 お腹も心も満たされる本作品。 コミックス1巻は1月26日発売で、今後も楽しみです!

 

 

 

●TEI OHー! (庄司二号 先生)

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 謎の個性派集団「帝王部」の活動をえがく、コメディ4コマ作品。

 学生生活に野望をいだく財津原葵さん。

 親友・山西雪乃さんとともに入部したのは、「帝王部」!

 そこでくりひろげられるドタバタな日々が、面白おかしいお話です。

 

 今回の主役は、帝王部の部長・須藤紗江さん!

 ぐるぐるメガネを着用する小柄で小心な少女ですが、「小さい」という言葉に過剰反応して、

 “クィーン”としての顔を見せる恐ろしいお方です(((( ;゜д゜))))

 そんな彼女と街中でばったり遭遇した葵&雪乃さん。

 紗江さんは何やらTVを観ながらポーズをとっていますが・・・?

 

 なんて内容でしたけど、

 ふだんの小心な紗江さんも、“クィーン”な紗江さんも、どちらも可愛かったぞー!

 自分の趣味を2人に知られて恥ずかしがる彼女はもちろん、

 その後2人を家へ招いて、好きなモノについて語りたがる“クィーン”も、良い感じでしたよ。

 まさか“クィーン”が、あんなに打ち解けてくるとは(^∇^;

 

 その後も、紗江さんの趣味で盛り上がる葵&雪乃さんが面白かった!

 よき理解者が得られてよかったですねえ。 そして、帝王部の面々の懐の深さも・・・

 本作品の魅力は、飛び抜けた個性派キャラクターたちによるギャグ4コマである点と、

 こうした友情感ですね~。 最後もオチついてたし(;´∀`)

 ワタシ的注目作品の1つ。 コミックス1巻が1月26日発売とのことで、今後も楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●おゆうぎ小町 (ねこみんと 先生)

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 過保護に育てられた少女が、“遊び”を学ぶ4コマ物語。

 3回連続ゲストの第1回!

 麻衣子さんは親御さんに大事にされたため、外で遊ばせてもらえなかったとか。

 そんな彼女が山の中でみつけた家で、出逢った少女たちと遊ぶお話です。

 

 いいとこのお嬢さんらしい麻衣子さん。

 部活動もいろいろ試してみたけれど、しっくりくるものがなく、

 自分に何が出来るのかと悩んでいますが・・・

 そんな時にみつけた山の中の家。 そこで行われていたのは秘密の部活動。

 麻衣子さんは3人の少女と知り合い、“遊び”を学ぶことになります。

 

 「子供の遊び」を何も知らずに育ってきた麻衣子さん。

 彼女が童心にかえって、喜ぶ様子が楽しい気分。

 部長・栗栖えりこさんは元気で良い人だし、桜狩三葉さんは小さくてカワイイし、

 石ノ森氷室さんは黒髪ロングで感じが良いけど実は腹黒だしで、

 ほかの部員3人も面白い人たち。 3回連続の1回目とのことで、つづきが楽しみです!

 

 

 

【今月のピックアップ!】

●となりの魔法少女 (七葉なば 先生)

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 前回、ウサさんの弟くんについて知ったあきさんでしたが・・・

 善意がアダとなる。

 あきさんの申し出に、気を悪くしたウサさん。

 彼女が放った一言に、あきさんは大きく傷つくことに。

 

 そうした悲しい展開となってしまい、これで2人の友情も終わりなのか?

 と心配になったものの、そこで活躍したのが、けぇさんだったのは救いでしたね。

 自分でも言ってましたが、キャラがうすくて何もできないけぇさん(^^;

 だけど彼女の人間力は、3人の中でピカいちですよ!

 魔法を使えるあきさんと、頭脳派のウサさんにはさまれつつも、

 3人の関係を良好にたもつ潤滑油の役割を担っているのは、間違いなく彼女。

 

 まずウサさんを説得し、あきさんをさがすことになりますが、

 ここの「巨大クレーン」から「誰もいない教室」への4コマは、雰囲気ありましたね。

 こーゆー感じ、好きです。

 そして、けぇさんとあきさんの会話がこれまた素晴らしかった・・・

 タイトルの「魔法少女」。 そこに込められた意味を、確かに感じられる内容でありました。

 

 このけぇさんとの会話があったからこそ、あきさんは自分が進む道を見失わずにすんだし、

 ウサさんとの和解も果たすことができたわけですよね。

 そうした3人の友情感が、たまらなくよかった今回のお話。

 ここから、ウサさんの弟くんのために何が出来るのか・・・ 今後も楽しみです!

 

 

②へつづきます。