2013年3月号
表紙は、1月26日にコミックス1巻が発売となる『幸腹グラフィティ』!
同じく1巻発売の『TEI OH-!』も載っています。 (同日発売の『リリィ』は今月お休み)
さらに、『夜森の国のソラニ』、『スイートマジックシンドローム』、
『Good night! Angel』、『桜Trick』と人気作がそろっております!
今月の「すご腕カッコイイで賞」は、『メイドなボクとお嬢様的あるじ』より、つるぎさん!
今回、ご主人・寧桜さまを狙う刺客が、次々に襲いかかってくる展開!
お嬢様をお守りすべく、くおんたちも付き従うことになりますが、
ここでのつるぎさんの活躍がカッコイイ! ・・・というか、銃弾を跳ね返しとるし(´▽`;)
ふだん、クールおバカな彼女もやる時はやる、といった感じでしょうかね。 凛々しかった!
【1月26日、コミックス1巻発売、3作品! ・・・うち2作品】
●幸腹グラフィティ (川井マコト 先生)
誰かと一緒の食事は、いっそう美味しい。
祖母が他界した後、1人暮らしをしている少女・リョウ。
彼女が食事を通して、色んな人たちと交流する様子があたたかく描かれた4コマ作品です。
今回は、受験本番をひかえたリョウさん。
ふとTVに映った母子の食事風景を観て、海外にいる両親を思い出していますが、
同時に空腹にも襲われて、なんだかもの寂しいやら力入らないやら(;´∀`)
そこへ、両親からエアメール便が届いたのですが・・・ というお話。
両親からの贈り物は、トビラ絵でリョウさんが大事そうに抱えているラーメン!
これを夜食にするリョウさんときりんさんでしたけど、
何だかんだで、1人暮らしはやはり寂しいらしいリョウさん。
笑顔で「寂しいとか感じない」と言っていますが、
その言動はどこかぎこちなく、きりんさんも察しているようで、
そんな2人のやりとりがちょっぴり切なく感じられましたね。
でも、リョウさんの本音に対して、やさしい言葉をかけるきりんさん。
それに応えるように語られた「今は幸せいっぱい」でもあるのだという
リョウさんの本音も素晴らしいものでした。
リョウさんの両親の謎は、めっちゃ気になりますけどね(^◇^;)
ラーメンなど食事の温かさだけではなく、こうした2人のやりとりから生じる心のぬくもり。
それらが本作品の大きな魅力となり、心地よい気分にさせてくれます。
1人暮らしで不安だったリョウさんにも、今では、きりんさんや椎名さんのような親友がいて、
みんなで食べる食事は心もあったかにしてくれるのが、まさに「幸腹」。
お腹も心も満たされる本作品。 コミックス1巻は1月26日発売で、今後も楽しみです!
●TEI OHー! (庄司二号 先生)
謎の個性派集団「帝王部」の活動をえがく、コメディ4コマ作品。
学生生活に野望をいだく財津原葵さん。
親友・山西雪乃さんとともに入部したのは、「帝王部」!
そこでくりひろげられるドタバタな日々が、面白おかしいお話です。
今回の主役は、帝王部の部長・須藤紗江さん!
ぐるぐるメガネを着用する小柄で小心な少女ですが、「小さい」という言葉に過剰反応して、
“クィーン”としての顔を見せる恐ろしいお方です(((( ;゜д゜))))
そんな彼女と街中でばったり遭遇した葵&雪乃さん。
紗江さんは何やらTVを観ながらポーズをとっていますが・・・?
なんて内容でしたけど、
ふだんの小心な紗江さんも、“クィーン”な紗江さんも、どちらも可愛かったぞー!
自分の趣味を2人に知られて恥ずかしがる彼女はもちろん、
その後2人を家へ招いて、好きなモノについて語りたがる“クィーン”も、良い感じでしたよ。
まさか“クィーン”が、あんなに打ち解けてくるとは(^∇^;
その後も、紗江さんの趣味で盛り上がる葵&雪乃さんが面白かった!
よき理解者が得られてよかったですねえ。 そして、帝王部の面々の懐の深さも・・・
本作品の魅力は、飛び抜けた個性派キャラクターたちによるギャグ4コマである点と、
こうした友情感ですね~。 最後もオチついてたし(;´∀`)
ワタシ的注目作品の1つ。 コミックス1巻が1月26日発売とのことで、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●おゆうぎ小町 (ねこみんと 先生)
過保護に育てられた少女が、“遊び”を学ぶ4コマ物語。
3回連続ゲストの第1回!
麻衣子さんは親御さんに大事にされたため、外で遊ばせてもらえなかったとか。
そんな彼女が山の中でみつけた家で、出逢った少女たちと遊ぶお話です。
いいとこのお嬢さんらしい麻衣子さん。
部活動もいろいろ試してみたけれど、しっくりくるものがなく、
自分に何が出来るのかと悩んでいますが・・・
そんな時にみつけた山の中の家。 そこで行われていたのは秘密の部活動。
麻衣子さんは3人の少女と知り合い、“遊び”を学ぶことになります。
「子供の遊び」を何も知らずに育ってきた麻衣子さん。
彼女が童心にかえって、喜ぶ様子が楽しい気分。
部長・栗栖えりこさんは元気で良い人だし、桜狩三葉さんは小さくてカワイイし、
石ノ森氷室さんは黒髪ロングで感じが良いけど実は腹黒だしで、
ほかの部員3人も面白い人たち。 3回連続の1回目とのことで、つづきが楽しみです!
【今月のピックアップ!】
●となりの魔法少女 (七葉なば 先生)
前回、ウサさんの弟くんについて知ったあきさんでしたが・・・
善意がアダとなる。
あきさんの申し出に、気を悪くしたウサさん。
彼女が放った一言に、あきさんは大きく傷つくことに。
そうした悲しい展開となってしまい、これで2人の友情も終わりなのか?
と心配になったものの、そこで活躍したのが、けぇさんだったのは救いでしたね。
自分でも言ってましたが、キャラがうすくて何もできないけぇさん(^^;
だけど彼女の人間力は、3人の中でピカいちですよ!
魔法を使えるあきさんと、頭脳派のウサさんにはさまれつつも、
3人の関係を良好にたもつ潤滑油の役割を担っているのは、間違いなく彼女。
まずウサさんを説得し、あきさんをさがすことになりますが、
ここの「巨大クレーン」から「誰もいない教室」への4コマは、雰囲気ありましたね。
こーゆー感じ、好きです。
そして、けぇさんとあきさんの会話がこれまた素晴らしかった・・・
タイトルの「魔法少女」。 そこに込められた意味を、確かに感じられる内容でありました。
このけぇさんとの会話があったからこそ、あきさんは自分が進む道を見失わずにすんだし、
ウサさんとの和解も果たすことができたわけですよね。
そうした3人の友情感が、たまらなくよかった今回のお話。
ここから、ウサさんの弟くんのために何が出来るのか・・・ 今後も楽しみです!