2012年12月号
表紙は、『蒼き鋼のアルペジオ』より、タカオさん!
見返り姿が可愛いうえに、函館イモをかじっているのがグッドですよ~。
つか、ストラップががががが!!! 自由自在だな、メンタルモデルさんは・・・
『ワールドエンブリオ』は、質問攻めにあうエンデ。 そりゃー迫水さん、キモいからヤダよ(ぇ
そんな様子に笑いましたが、まだまだエンデが打ち解けないのは、リクのイラだちも原因?
さらにシズ姉に起きた異変には最大の緊張を覚える展開。 それを経ての融和が温かい。
『スピリットサークル-魂環-』は、ヴァンの物語つづき。落ちぶれた元騎士の生活がツラくも、
何だか面白い内容。 刺客に襲われる日々、それでも友を得、やがて共に暮らす様子が、
人生を感じさせる流れでした。 何だかんだで晩年を迎えたと思いきや、ここからが本番!?
『〇ア部!葉桜中学アニマル部』は、早朝から活動するアニマル部。
後からやって来る生徒たちに奇異の目で見られつつ、それでも信夫くんはモテていたりと、
自分と比べてしまう七緒くんが哀しい(´;ω;`) まあ、先輩いるし、動物増えるし、にぎやか。
『AGEHA』は、青春ラノベ的展開に目を丸くしつつも、心記くんの自分ツッコミに大笑い!
見開きでセルフ・ツッコミとかすさまじいな! それはともかく、つづくループは形を微妙に
変化させつつ、左丹さんや陽炎さんの存在感UPで楽しい。 とくに左丹さん、おもれー!
『裸者と裸者 邪悪なる許しがたい異端の』は、前回の戦果により、大金を手にする4人組。
そこから思わぬところで、思わぬ人に再会を果たす双子。 そこで広がる人脈の嵐・・・?
このつながりは自然だとしても、ここから双子がどのように動いてゆくのかは、楽しみです。
『天にひびき』は、コンクール大詰め。 自由な堂嶋卓の演奏に、何かを感じた秋央くん。
そこから自分の番となりますが、はたしてどうなるか・・・ という展開が手に汗握る感覚。
彼の“指揮者”とのつながりが大きいことを感じさせる様子がよい。 これ重要ですよね。
『カラメルキッチュ遊撃隊』は、農場での職業実習で、いつもの3人そっくりの3人組が登場。
イラさんだけ、ヘラッとした相手ですが(´▽`;) このそっくりトリオとのやりとりが面白かった。
衝突し、親しくなり、という流れがよかったけど、まさかのキッチュには、驚くと同時に感服!
『並木橋通りアオバ自転車店』は、パンクばかりしている少女のお話・・・ と思いきや、
そこには乙女心が見え隠れ。 まさか店長のことを好きになってしまったとか、すごい展開。
しかし、奥さんの存在を知り、アオバさんとの会話を経て見つける“あこがれの人”、爽やか。
『アリョーシャ!』、コミックス4巻が11月30日発売! そんな今回、コスプレでお祭り!?
それはともかく、ミーチャ・カラマーゾヴァについて、様々なことが判明してましたね・・・
何となくヤバげな人物ですが、年齢に驚き。 そして、最後のジャパニーズ耽美に笑った!
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●球場ラヴァーズ ~私を野球につれてって~ (石田敦子 先生)
全シリーズ全6巻、発売中! そして、新シリーズ開始!!
今回の主人公は、野球嫌いの太田日南子さん。
巨人ファンの父親と、ヤクルトファンの母親にはさまれて、キツイ思いをしてきたようで、
そのあたりの苦しさが、野球そのものへの苦手意識へと育ってしまった模様。
そんな日南子さんが、それでも野球場でバイトする理由。
そのあたりが、『球場ラヴァーズ』のタイトルにふさわしいもので、
これからの物語を期待させる要素となっています。
決して球場で嫌な思いばかりしてきたわけではない、ということが救いというか、
彼女にとっての“再生”への道しるべとなりそうですね~。
前シリーズの主人公・実央さんも登場し、日南子さんと関わっているのも好感触。
というか、前の話で実央さん視点だったものが、今回は日南子さん視点で描かれていて、
興味深かったし、とても面白かった!
さらに、広島カープが何年優勝していないかという話題には、私も驚いたー!!
でも、そうなんですよね、それだけ優勝していなくても応援し続ける人たちがいる。
そのすごさ、めっさ伝わってきました。
などなど、再び始まる少女と野球の物語。
今度こそ、カープが優勝できますように・・・ なんて言ったら、
他の球団ファンに怒られるかな(^◇^;) と心配しつつ新シリーズ、楽しみです!
●それでも町は廻っている (石黒正数 先生)
今回、紺先輩の指輪をめぐるお話。
何やら不吉な感じの指輪ですが、歩鳥さんの家に忘れたようで、
歩鳥さんが指につけて街にくり出しますが、そこで森秋先生に出会い・・・ と展開。
はじめ「人違い」と誤魔化そうとする先生が面白いのだけど、
それへの歩鳥の対応が酷すぎて大笑い゜(*゜´∀`゜)゜
・・・なんて感じに、いつも通りの2人のやりとりだったわけですが、
私が「おっ」と思ったのは、森秋先生が意外と「普通」に歩鳥に接してたことですね。
先生の態度が、それほどおかしくなかったのが珍しかった。
なので、この2人の交流を静かに楽しむことができました。
そして後半、歩鳥飲みに起きた出来事に、心配そうに声をかける
森秋先生の真剣な表情や、その後の安堵した姿をみて、
先生の印象がだいぶ良くなりました。 やはり問題児でも、生徒を大切にしてる人なのだと。
そうした様子が、とても好感触なお話でありました。
最後は紺先輩が受難でお気の毒でしたけども、今後も楽しみです!
●リュウマのガゴウ (宮下裕樹 先生)
コミックス2巻、発売中!
そんな今回、隻腕のリュウマと、リュウマの妻になる女の邂逅でしたが・・・
いや~今まで隻腕のリュウマが「彼」だと気づいてませんでした!
そーだったのかー、いやはや、どこで何がつながっているか油断できませんな。
それはともかく、白皮との戦いは過熱。
パニック増大の状況に、リュウマの妻になる女(ボス子と仮称)が持ち出したのは、
なんと物干し竿!? 使える・・・のか?
いったいどーなってしまうのか、と緊迫感が高まる展開。
しかし、そこへ現れたのはミズガルズ軍!
ここから状況は一変していましたけども、うーむ・・・
これでミズガルズ方面の話になってゆくんでしょうかね。
人類の砦。 繭王の存在。 様々な謎が明かされるのか?
そして、また1つのつながりが・・・
盛りだくさんの内容に、いろいろまとめたくなってしまいますが、今後も楽しみです!
●エイリアンダイエット (鈴木小波 先生)
鈴木小波先生による、読み切り第3弾!
ひょろくて背が高い通称デンチューくん。
彼が好きなのは、ふくよかな白川マトリさん。
そんな2人のダイエットをはさんだ物語・・・?
デンチューくんの好みのタイプとは、だいぶ違っているはずなのに、
それでも一番のチャームポイントが彼には、どストライクだったようで、
マトリさんのことを気にしています。 でも、ふくよかだった彼女が、突然痩せてしまった。
そのダイエットをめぐってくりひろげられる、“捕食者”と逃げる者のやりとりが面白い。
変わってしまったマトリさんは、好みのタイプに近づいたはず。
けれど、「前の方がずっとかわいい」と思ってしまうその理由は・・・?
といったように、なかなか良いラブコメ展開も楽しかった。
とんでもないダイエット方法は、女性の痩せる事への願望を象徴していて興味深いけど、
それがコミカルに描かれているのが、また面白かった点ですね。
最後のオチも、デンチューくんがマトリさんにかけた言葉がきっかけなんじゃないかな?
なんて考えると、2人の距離の接近を感じることができて良いですよ。
などなど、ラブコメ的に楽しめました本作品。 読み切りシリーズ、さらなる登場に期待です。