五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムスペシャル 感想

2012年01月27日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2012年2月号

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 先月の『恋愛ラボ』感想はこちら

 この号から新連載2作品、『どろんきゅー』『ゲキカラ文化交流』がスタート!

 さらにコミックス2巻発売記念に、『でり研』もゲスト登場!

 ・・・なのですが、今回は感想を割愛させていただきました。

 (新連載2作品については、以前ゲスト登場時に感想書いてあります)

 

 今後は定期的に書けなくなるうえに、縮小更新になると思います。

 不定期に、できる時にできるだけ、を基本にやっていければという方針で・・・

 

 

 今月の「パンツだからこそ恥ずかしいんで賞」は、『新春エッセイ企画』より、下着ドロ!

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 瀬戸口みづき先生による「2011年一番笑ったこと」は、友人さんが下着ドロを目撃した話。

 いやいやいや、話には聞いたことありますけども、臭いってのが重要なんですね~。

 瀬戸口先生のお母様方の“博識”っぷりに驚かされましたよ(^^;

 ちなみに賞の名前は内容とは一切関係ございません。 戯れであります(ォィ

 

 

 

●カブルモン (藤堂あきと 先生)

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 藤堂先生が新作登場! その1話目。

 高沢和葉さんが訪れたのは・・・? それが明らかになるのは3月号。

 1話目は、子供のころの回想から始まり、高校生になった和葉さんが描かれます。

 

 子供のころ、大好きだったアニメ『☆魔法宇宙少女☆エヴェレッタ!』。

 父に連れていってもらったデパートの屋上で、「エヴェレッタ」のショー。

 それを観て、和葉さんは大喜び。

 そんな可愛らしい少女の姿が微笑ましかったですね~。

 きぐるみショーでは、お父さんのオトナ視点による「きぐるみ」への観察が面白い。

 夢中になる和葉さんのコドモ視点とは対照的で、読者の視点にも重なります。

 ちょっとしたミスで和葉さんを怒らせてしまったけれど、

 子供が好きなアニメのショーに連れてきてくれるだけ、よいお父さんですよね。

 

 

 その後、高校生になった和葉さん。

 彼女は上手く喋ることができず、級友とコミュニケーションをとるのが苦手。

 ボソボソとした喋り方で言っていることが聞き取ってもらえないため、

 いろいろ苦労しているようですが、2話目にちょっとした出会いがあって、

 それを経て冒頭のナゾの部屋へ訪れることになるのですが・・・

 

 そんなところから始まる「かぶりもの」をめぐる物語?

 子供のころ観たきぐるみショーで、ちょっとしたトラウマ体験をしてしまった和葉さん。

 だけどその時観た、きぐるみへの興味は潜在的に持っているらしく、

 部屋に置かれた「かぶりもの」に惹かれている様子。

 上手く喋ることができないため、消極的でおっかなびっくりになってしまう和葉さん。

 彼女の新たな道は、ここから切り拓かれるのかどうなのか、そのあたりに注目しつつ、

 今後が楽しみです!

 

 

 

●ベツ×バラ (曙はる 先生)

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 ついに、この時が・・・ キター!!!  長くてスミマセン。駄文猛省(^^;

 恋愛経験豊富な原田くんに「お試し」で付き合ってみないか? なんて言われた別所さん。

 しかし、この「お試し」という言葉が別所さんを怒らせてしまい、

 さてさて2人の関係どーなっちゃうの?な展開です。

 

 でも別所さん、怒ったはいいけれど「逃げ出した自分」がコドモだと考えていたり、

 何より「いつもどーり」でいられるかを心配するあたり、原田くんへの怒りは限定的。

 彼女が望む彼との距離は、くっつきすぎず離れすぎず。

 そうした心地よい空気の中に身を置いておきたかったのだけれど、

 原田くんの行動で、そうはいられなくなりそうな不安を覚えている感じですね。

 

 

 原田くんと顔を合わせても、「いつもどーり」にしようとする別所さん。

 なんとか上手くやれそうだと、一安心したかと思いきや、ここで原田くんが「男」をみせた!

 別所さんの「いつもどーり」に仕向けようとする態度は、いわば「逃げ」。

 それを指摘した原田くんは、ここできっちりさせようと、真正面から別所さんに向き合います。

 

 ここでのやりとり(おもに原田くんの態度)が素晴らしかった!

 いや、よくありそうなパターンとしては、ここで「いつもどーり」の関係に戻って、

 解決は先送り・・・というものが多い気がします。

 その方が安心するし、作品的にお楽しみはまだ先だと思えるし・・・

 

 それはそれで、1つのカタチとしてアリとは思うのですが、

 原田くんの性格はそれを許さなかった!

 もう自分の気持ちは完全にわかっていて、あとは行動あるのみという潔さ。

 ここで二の足を踏む展開になるのか(そして次は別所さんが行動するのか)

 と予想していた私には、よい意味で裏切られた感があって、とても気持ちが良かった!

 

 さすがに恋愛慣れしているからなのか、言葉の1つ1つがキザったらしいというか、

 まあ何と言いますか、カッコよかった原田くん(^^;

 別所さんの迷う心をちょっと強引に、でも優しくとろかすその手腕は見習いたいものです(ぇ

 しかも自信満々に「オレだからでしょ?」って笑顔で言っちゃうんだからな~、すげえや。

 

 

 でも、ちゃんと彼も緊張していた、とわかる最後のシーン。

 これが別所さんを安心させる決定打だったのはよいですね。

 恋愛慣れした男の一方的な攻めではなく、これが真剣な想いだと伝わってきますし、

 おそらく別所さんが感じていた不安を打ち消したであろう大切なことですから・・・

 

 恋愛における2人の関係・想いは対等。

 ここから始まる新しいベツ×バラの関係は、どのようなものになるのか?

 たしか本作品は、2人の微妙な距離感でのイチャつきを楽しむ作品だったように思うので、

 まさか終了フラグとなるのでは?との心配もありますが、もっと2人の「先」も見てみたい!

 とも期待しておりますので、今後も楽しみです!

 

 

 

●野菜畑でつかまえて (まつもと剛志 先生)

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 コミックス1巻、発売中~!

 そんな今回、スキー教室!

 雪合戦で見せた先生の“裏の顔”には笑ったけども、先生がイイ人でよかった。

 桃くんのスノボは、カッコイイと素直にほめるスズさんに対して、

 意地でもほめようとしないさくらさんが素直じゃなくて面白い。

 それに対抗して、次々と難度の高いワザをくり出す桃くんがこれまた(^^;

 

 そして、さくらさんに「ほめられない」桃くんの反応と、

 スズさんに「ほめられる」桃くんの反応の違いがよいですね~。

 そのことを理解して、ちょこっとだけ落胆するスズさんと、

 そこに重なる「タフになる」の言葉が、「子供たち」の心をしっかり感じさせてくれました。

 

 などなど、楽しかった今回。

 田舎町の日常が、素朴に可笑しく描かれる本作品。 今後も楽しみです!

 

 

 

●スペシャル新人まんが展

 予言者 小泉さん (黒谷知也 先生)

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 プログラマーをしている小泉さんには、ちょっと不思議な能力がありまして・・・という話。

 まあタイトルみればわかるように、予知能力なんですけどね。

 でも「予言」だと、明言しておかなきゃいけないんじゃないかな~と無粋なツッコミ感覚も(^^;

 それはともかく、そのヒミツの能力を軸にした周囲の動きが面白味につながる内容。

 ネタそのものよりも、静かな作風になにか独特のものを感じますね。

 そのあたりに期待して、つづきを楽しみにしております!

 

 

今後は、記事1つで書いていこうかと考えております。

余裕がある時は、このあとに短い感想も書くかもしれません。

今回も、『トンネルの華子さん』の過去が「いつもと違う華子さん(中身同じ)」で楽しかったり、

『えすぴー都見参!』での都さんの花嫁姿(!)が美しく可愛かったり、

『21時のシンデレラガール』でのアヤさんの秘めた想いが可愛らしくって楽しかったりと、

いろいろ楽しかったです!