2011年8月号
感想書きたいけど書ききれない作品が増えてきて困っています。
毎月読んでいると、当然いろんな作品の面白さに気付くわけで・・・
まだ内容を把握しきれていない作品もあるのですが、楽しんでおります。
なお、次号で『エクセル・サーガ』完結らしいのですが・・・まだ内容把握できてない(;´`)
『ワールドエンブリオ』は、平穏な日常路線っぽい雰囲気が楽しかったです。
普通のおじさん・おばさんな感じの人たちが“刃旗使い”なのは、現実感を付与する印象。
あと、桐谷七味さんの「能力」がHィかった・・・まさかの触手プレイ!!(違)
『サムライリーガーズ』は、一路太の鬱屈した思いがひしひしと感じられて「闇」が見えます。
そして、アランズの豹変。 むき出しにした闘志、というよりは恐ろしいまでの狂気。
一路太vsアランズの結末は、「闇」を増幅させるのか、はたまた精神の高みを見せるのか?
『アスクライブ・トゥ・ヘヴン』は、“ハーレム”入りするミニイ。 王様、ウハウハやんけ~(ぉぃ
しかし、中心人物がハーレムの真ん中にいるのではなく、ハーレムの中の1人とは面白い。
そして、ラストに登場した、ミニイのパートナーとなるべき人物? え!? この名前って・・・??
『ヘン集女王』は、長文で感想書きたいほどでしたね。 myo*が面白いな~(^◇^;)
そしてイベント準備にはりきる平戸路さん。 グッズ業者さんとの交渉や、その内容がイイ。
「単行本が売れなきゃ得しない」「アニメ化した作品の宣伝」など、ぶっちゃけとるし!
『アリョーシャ!』も、カラーで面白かったー! 夏休み合宿な一同で、忍者屋敷へ!?
コールティクの謎、そしてなぜアリョーシャがNO.2なのか、などなど気になること多し。
あと、じいさん&ばあさんみたいな人たちの存在っていいですね。 安心感があります。
『裸者と裸者』も絶好調! 白川中尉は敵に回したくない人物だよ(^^;
ただ、相手の若頭。 小悪党な悪い奴なんだけど、キモのすわった男で存在感ありました。
そして、カイト「もうカンタンに何かを憎むなんて・・・できないよ」の言葉が重く、不穏な情勢。
『並木橋通りアオバ自転車店』も、いつもどーりによい話+自転車好きにはたまらん話?
私は自転車には詳しくないんですが、それでも自転車がよほど好きなんだな~と伝わる感じ
が面白い話でした。 最後のオチも素人にもわかりやすく、かつ笑えるウマさアリ!お見事!!
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●それでも町は廻っている (石黒正数 先生)
コミックス9巻、8月31日発売!!
ということで、巻頭カラー! 歩鳥の妹・ユキコさんの憂鬱。
明日が苦手なプール学習なので、お風呂場で「しんみょう」な顔していたら、
歩鳥さんから秘策を授けられ・・・というお話でしたが、
見事な対策で笑わせていただきました(^∇^;
そして本編は、歩鳥が3年生の時間軸。
映研の丹波くんと鈴木さんと、花火を見ることになった歩鳥さんでしたが・・・という話。
その頃、森秋先生の方も、西先生、芹沢先生、亀田先生を呼んでの花火観賞。
・・・のはずが、西先生以外の2人は来れなくなってしまった?
なんて言ってますが、これはやはり西先生のたくらみでしょうね~。
たぶん森秋先生の家で見ましょうと呼びかけたのも、西先生なんじゃないかと(^^;
まんまとハメられ、2人っきりになってしまったモリアーキーでありました。
西先生が狩人の目ぇしてるよ!
と、そこへ歩鳥さんがやって来て・・・という展開にシュラバの予感!?
しかし、森秋先生ってホント真面目ですよねえ。
「穏やかに波風立てず教師生活を送りたいだけなんだよ」とか言ってますけど(;´∀`)
そんな森秋先生の様子が面白おかしい話でした。
ピザの出前が「この後ジャンジャン届くの!!」と腕振ってる先生がおもろかった!
そんな感じでしたけど、今回注目したのは、3年生という時間軸での変化。
と言いますか、歩鳥をめぐる人間関係の微妙な動き、でしょうか。
まずは、森秋先生。
歩鳥が好意を寄せる数学教師ですけど、堅物の変人で女性関係など思いもよらぬタイプ
でしたが、もしかすると西先生との距離が縮まったりしているのでは?
と、考えさせられる方向へ行っていた気がします。
さらに、歩鳥を想っている真田くん。
彼の場合、彼に好意を寄せる辰野さんが積極的に接近中・・・といった雰囲気を感じました。
歩鳥にとっての「異性への好意」と「異性からの好意」。
歩鳥がこうした関係性から放り出される可能性が出てきたように、私は感じました。
これらがどのような変化をもたらすかはわかりませんし、杞憂かもしれませんけども、
今後の展開から目が離せないかも?
時間軸があちこち飛ぶので、「今後の展開」がいつかはわかりませんが。
私は本作品の時間軸をあまり気にせず読んでしまっていますし・・・
何はともあれ、今後も楽しみです!
●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)
ハルナさん、タジタジの巻。
蒔絵サマの手で“着せ替え人形”状態にされて、弱音を吐いてます。
コート着ていないと、内面まで無防備になるから面白いな~、ハルハルさん。
でも、コート着れば「シャキーン!」で、クール・ハルナに戻っちゃうんだから(^◇^;)
一方、出ましたナガトさん。
今まではシルエットでしたけどね、あでやか日本美人風。
ただ気になるのは、もう1人いることですね・・・双子? それとも旗下の誰か?
この場合、コアはどうなってるんでしょう。
2人で1つならどちらかにしか「心臓」がない状態。 2つに分けているとも思えませんが・・・
以前、パパ(翔像)さんが「ナガトのコアは沈着」といった評価をしていましたけど、
そうした意味では知恵者といった様子で、相手に多く行動させることでミスを誘うとか
さすがな提案をしています。 コンゴウが猛将・勇将タイプなら、ナガトは智将タイプかな。
ただ、ちょっと腹の底が見えない感じがアヤシイお方ですね。 ミステ~リアス。
それと、秘匿モードのフキダシ表現が面白いですね。 機械的というか何と言うか・・・
ただ、その内容にあるコアのシリアルナンバーっぽい番号。
ナガトのコア・ナンバーが「100G」となっているのは何でしょう? 2人いることと関係が?
一方、コンゴウ様が「200」。 ヤマト・ムサシ・ヒュウガあたりの番号が気になる所。
この番号にも意味はあるんでしょうかね・・・?
そして我らがタカオさん!
相変わらず乙女してますけど、今回の白眉はココでしょう!!
いや、妄想も面白かったですけどね。
進歩のなさとか、「傀儡」とか、群像がアホっぽいとことか(´▽`;) ツッコミ役もいたし。
しかし群像の姿を見て、こんな風に身を引いちゃうタカオさんの可愛らしさったら!!
もー最高! ・・・も1度言います、もう最高ォ~!!
「艦隊編成」を夢見る表情もよかったです(●^o^●)
でもこんなだと、今後“いーように使われる女”みたいにならんか心配ですわ。
そして蒔絵サマ。
ハルナさんとの会話は普通の少女といった感じで、屈託なく純粋。
こんな風におだやかに楽しくすごす姿が見れてなごんでしまいましたが、
キリシマ・ナガトの提案とコンゴウ様の決断により、彼女の行く先には暗雲が・・・?
そんな中、ハルナさんだけは蒔絵サマに対して、
他の面々とはちがった感情を抱き始めてるようなそぶりもあって、
さまざまな思惑が入り乱れそうで期待大。 ハルハルは蒔絵サマの“友達”でいてあげて!
できれば、“ヨタロウ”も加わってほしいな~。 “ヨタロウ”いいね、“ヨタロウ”(*゜´∀`゜)
でもって、「共同戦術ネットワーク」驚きの展開!
「悪」がー! あんなにがんばってた「悪」がァ~!! (がんばってた・・・のか?)
そして、コンゴウ様が本編とは別人のように可愛らしいんですけど・・・なに照れてんの。
このコーナーの良心って、400だけなのか!( ̄▽ ̄;)
さらには、とんでもない計画も始動するとか・・・・・・〇〇〇〇本・・・だと!?
マジメに楽しみじゃないですかー!
そんな情報満載の本コーナー。 現時点ではコミックスに収録されていないのですから、
これを読むためにも、アワーズ買うべきッスよ、アルペジオ・ファンの方は!!
何はともあれ、今後もますます楽しみです!
●超疾走全霊兵器 己の拳!! (水上悟志 先生)
隔号読み切りシリーズ第1弾!!
ということで、『惑星のさみだれ』の水上悟志先生が登場!
世界の危機を救うため、己の拳で立ち向かう。 そんな男一匹、ここにあり!
宇宙大帝ギンガサンダーをブッ飛ばすべく駆け抜けるのは、1人の青年・天馬努!!
この物語は、彼の戦いを描いた物語なのです。
なんて言っちゃうとカッコイイんですけども・・・これ、ギャグだよね?
天馬くん、熱血だけどこの走り!
これは、いわゆる「ギャグ漫画走り」ですよね。
ギンガサンダーを倒すため、走る走る、とにかく走る天馬くん。
そして、その超疾走の中で回想するのは、大切な人との大切な会話。
・・・いや、いいシーンなんですよ、大切な人からの想いを受け止められない、
そんな天馬くんの覚悟をかいま見れる素晴らしいシーンなんですよ。
でもねえ、これが「宇宙大帝ギンガサンダー」ですから。
え、ハリボテ?・・・と思っちゃうのも仕方ないのですが、これでも地球の脅威らしいです。
これに対抗すべく、天馬くんはとにかく走り、そしてグレードアップしてゆきます。
この過程が熱血で真剣なんだけど、ギャグにしか見えない。
ありあまる熱血はギャグと紙一重、という感覚でしょうか・・・
なんて思いきや、ですよ!!
「真剣だけどギャグ?」という見せ方で来ておいて、真剣さはそのままで突き抜ける!!
するとどうなるか? ・・・・・・感動するんです。 いや本当に。
「ギャグじゃないけどギャグ・テイストをきかせている」
そんな物語のカタチを思いっきり打ち破って、「ギャグじゃない」部分を浮き彫りにして
ひときわまぶしく輝かせてきた作品。 そんな風に私などは感じました。
これはすべての“漢”に捧げたい物語。
なんだこの熱血は・・・素晴らしいじゃないか!
そんな余韻を引きずりつつ、隔号読み切りシリーズ、今後も楽しみです!