2011年9月号
これまでのペース・内容での更新はできなくなっておりますので、ご容赦ください(参照)
なので、今後の方向性を模索するカタチで、今回書いてみようと思います。
また、毎月定期的に感想書けるかどうかも現時点では未定です。
表紙は、『恋愛ラボ』より水着姿のリコとマキ! (『恋愛ラボ』感想はこちら)
8月6日にコミックス1巻が出ます『シュガービーチ』の面々も! 水着ひゃっほー!!(ぉぃ
まあ、彼女たちの方は部活ゆえに、たいてい水着ですけどね・・・
今月の「泥沼恋模様で賞」は、『スーパーメイドちるみさん』より、先生たち!
いや~、スゴカッター。 こんな展開になろうとは・・・みんな泥沼やんけ~。
知らずとはいえ、佐々木先生の倉田先生へのひどい仕打ちに涙( ;∀;) どーなっちゃう?
●シュガービーチ (下村トモヒロ 先生)
コミックス1巻、8月6日発売!!! 楽しみです!
廃部寸前のビーチバレー部を立て直すべく、部長の不動堂潮さんが1年生4人を集め、
そこから始まるBバレ道。 目立たない主人公・上総みなとさんを中心とした、
個性的=おかしな人々による部活生活を描いたコメディ4コマ作品です。
今回、1巻発売間近だというのに、新キャラクターが登場してますね~。
沖ノ島先生・・・ビーチバレー部の顧問で養護教諭とのことですが、
ズボラで外道、しかもメンドクサイ性格というスーパー・ティーチャーですな。
そんな先生も楽しかった(とくにラストの一言が)ですけど、
ビーチバレー部の面々も負けず劣らず面白い!・・・というか相変わらず(^◇^;)
かき氷を「悪徳商法」と評する、お嬢様キャラクターらしいナコさん面白ッ!
それと、エミさんの珍しい一面を見れたのもよかった・・・ギャップ萌え?(微妙に違う)
あとSPさんたちが、お気の毒でした(´▽`;)
などなど、いろいろ楽しかった今回。
顧問の沖ノ島先生を加えたBバレ部がどのように活動してゆくのか、今後も楽しみです!
1巻出たら感想記事を書きたいくらい、楽しみにしている作品なんですけども・・・
感想書けるかは未定ですね(;´`)
●カメラせんぱい (ジョニー 先生)
初登場ゲスト!!
なぎささんは記者見習い。 新聞記者の先輩といっしょに取材・・・のはずが、
なぜか「しゃべるカメラ」になってしまった先輩と共同生活するハメに!
といった風に、少し不思議な感じの作品になっていますが、
基本は、なぎささんと「しゃべるカメラ」のやりとりで進行する4コマ漫画。
この“2人”の個性・性格と、その関係が面白さの軸となっていますね。
そもそも、カメラの姿とはいえ、男女が共同生活するというスタイルは、
そこはかとない慕情やエロティシズムを感じさせてくれるもの・・・
のはずなのに、先輩はマイペースで少し変人風味(^^;
そのあたりが面白さでもあるのですが、慕情とは程遠い? でも、なぎささんの方は・・・?
記者にとっての“相棒”がカメラ、という関係性もポイントかもしれませんね。
などなど、不思議な状況の中で気になってしまう2人の関係。
ぜひともつづきを読みたいものですが、先輩の名前は「水原」なのか「相原」なのか、
そのあたりハッキリしてもらいたいものです(;´∀`)
●踊る!アントワネットさま (にしうら染 先生)
にしうら先生の新作は、ヴェルサイユ物語!
ブルボン朝健在の時代、男爵家のお嬢様・マリーさんはお絵かきに夢中です。
そんな様子をばあやさんにたしなめられ、お小言いただく日々。
今日もまた、宮殿の庭園にて誰にも邪魔されず絵を描こうとしていたのですが、
そこでちょっと変わった美女に出会います。 彼女の名前も、マリーさん。
お絵かきマリーさんは、その顔に見覚えがあるようですけども・・・
と始まった本作品。
タイトル見れば、それが誰だか丸わかりですけども、
お転婆・天然そして美人と、面白いキャラクターであるマリーさん。
そして彼女と意気投合しちゃったお絵かきマリーさん。
2人の交流がなごやかに楽しく、まだ平穏な時代を思わせる雰囲気がこれまたよい感じ。
歴史好きならば興味をひかれる題材ですが、「まんがホーム」の『孔明のヨメ。』同様に、
“平和な時代”をほのぼの描く作品といった印象。 史実のマリーさんについては
いろいろ語りたい点もありますけれど、そんなこと気にせずに楽しむのが吉!
2人のマリーさんの交流をさらに楽しみたいと思いますので、ぜひともつづきを~。
この時代、もっといろんな人物もいますから・・・ね!
●強風記 ~小説家 烏山サトシ~ (カラスヤサトシ 先生)
最終回!!
最近ようやく、その凄味に気付いた作品だというのに・・・残念です。
最後は10年後の烏山センセイ。
その日暮らしの生活は変わらず、向かい風が吹く中を、それでも歩き続けつ日々。
白鳥没後10年。
そんな時の移ろいに並行して、しぼみつづける熱気の渦に感じる、世のはかなさ・むなしさ。
琴江を知る女の到来に心はやれども、そこで聞かされる現実に、重く沈む腹の内。
彼女から聞く琴江の話は、センセイにとって救い(帳尻合わせ)となりえたのでしょうか・・・
そして、センセイによる「全ての物語はすでに語られたもの」という言葉への反駁。
それは、生きた言葉そのもの。 まさに文字通り、そのままのもの・・・でした。
おそらく創作というものにかかわる方にとっては、とても大切な言葉なのだろうと感じます。
「強風記」
どこぞでのたれ死ぬかもしれない、そんなどうしようもない不安定を生きる者にとって、
この世は吹きすさぶ強風だらけの場所であるのやもしれません。
それは単なる世知辛さといった意味合いのものだけでなく、
以前語られていた「人と人の間に吹き交い逆巻く風」も含めたものでありますが。
これまで描かれてきたセンセイの生き様には、そこで起きた出来事や、
白鳥に対する鬱屈やら琴江に対する複雑だけども単純な想いやら、
いろいろ混じり合わせて混沌としながら、泥の中で惨めにはいずりまわりながらも、
それでも確実に「生きている」という実感あふれる息遣いがありました。
スマートではないセンセイの姿は、言ってみれば「卑小」に映りがちなものではありますが、
同時にそこにあるのは、「今を生きる者」の「たくましさ」のようなものでもあったりと、
安易にはき捨てられるようなものではなかったように思います。
そんな風の中での暮らしや、人間の一筋縄ではいかない想いをめぐり、
それらを言葉で語るためのブンガクをベースにしたような物語が、
不思議な情感と、肌に感じられる「生活」のリアリティを伴ってじんわりと、
そして時に胸をえぐるかのように響いてくる作品でありました。
これは隠れた秀作4コマ作品。 ぜひとも単行本化してほしいものです!
・・・ダメだ、もっと気の利いたこと書きたいのに、言葉が出てこない。
なんか思いついたら書き直すかも。
・そのほか一言感想
『パンむすめ』は、次回最終回ですとー!? 1年契約だったのかな~・・・もったいなし。
連載開始号は、佐藤両々先生も『BARジャックビーン』でゲスト登場しておられたし、
その次から『恋愛ラボ』毎月連載でしたし、タイスぺのテコ入れ期間だったのかも?(妄想)
『笑って!外村さん』は、姫木さん家にお呼ばれする外村さん。
2人の認識の齟齬に笑わせられっぱなしでありましたが、ラストの「ヤバい組織」に大笑い!!
しかし、“舎弟”ゆかりさんの誤解をといてないけど、いいのか外村さん!?
『たまのこしかけ』は、婚活パーティに出席する35歳のたまこさん。 年齢がハンデ?(;´`)
そこで語られた結婚を望む人間にとっての「本音」めいた言葉がなかなかよかったですね。
まあ、ゆえに結婚できないというのはあるけど(^^; あと、渋谷さんの存在で楽しさ倍増!
『野菜畑でつかまえて』は、お盆話。 ナスやキュウリだけでなく、ズッキーニ持ち出したりと
面白かったけど、最強は「ご先祖様への感謝」のあとの「怒り」(^◇^;) 4コマ目泣いたわ。
あと、最後のおばーちゃんのネタはわからない世代でスミマセン! だめだこりゃー。
『早乙女寮別館ものがたり』は、勝くんが父のため一肌脱ぐ話・・・できた息子さんや゜(。´Д⊂)
円城寺さんの気持ちを知っていたことも驚いたけど、あきらさんへのアプローチもなかなか。
そして、そこから意外な展開へ・・・父子だな~、とほのぼのできないよなあ(;´Д`) いいの?
『69億のクリスマス』・・・とてもよかったですね~、このお話。 (前回感想)
先生に降りかかってしまった不幸は誰のせい? そこで少年がとった行動は・・・
大切な人の大切な想いを大切にできる男の背中は哀愁だね。 「永遠の愛の象徴」か。
次号、『残念女子高生』(沼江蛙 先生)がゲスト登場ですね。
期待していた作品だけに、楽しみです!