2011年8月号 ①のつづきです。
①は、『それでも町は廻っている』 『蒼き鋼のアルペジオ』 『超疾走全霊兵器 己の拳!!』
長くなったので、2分割しました。
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●僕らはみんな河合荘 (宮原るり 先生)
貴重な小学生キャラクター登場!
しかし、多くの読者諸氏を裏切る彼女の言葉。 シロさんが好き・・・だと・・・!?
ちなみに私は、とくに小学生女子が好きなわけでもないので、ぜんぜん気にしてません(ォィ
まあ、でも可愛らしいですね、千夏ちゃん。
ランドセル背負ってる姿なんてもう・・・ハッ!違う違う、私は違いますよ!? (何が?)
うん、どっちかというと、私も千夏ちゃんのお母様の方が・・・(コラ
ということで、シロさんになついてしまった千夏ちゃん。
彼女の愛らしさと、将来を待望させるSっぷり(?)が楽しい話でした。
彩花さんの目によれば、恋に恋するお年頃ということですが、はたして・・・?
と思っていたら、麻弓さんが余計なことしてこじれてますよ?
もしかして、妬いてる・・・? 大人げない麻弓さん面白い(^^;
うんうん、麻弓さんも可愛いよ。
シロさん不在のところで妙なことになっちゃいましたが、さてどーなりますか?
今後も楽しみです!
それにしても千夏ちゃんは可愛らしいので、今後も準レギュラーっぽく登場してほしいです。
あ、だからといって、違いますからね! 私は・・・違いますからね!! (だから何が?)
●シュラバ?ルンバ (林ふみの 先生)
ゲスト登場・・・とかですか?
私にとっては、リニューアル版『まんがタイムラブリー』でお見かけした作家先生。
あちらでの作品にも注目していましたが、こちらも面白かったです。
合宿カフェ「シュラバ?ルンバ」。
創作活動をする人たちのためのレンタルスペースということで、
イベント前などは大盛況なんだとか(^◇^;)
そこで働くバイトの鈴木くんと、彼が気にしている漫画描きの大学生・万葉さんを中心に、
そのシュラバな様子が描かれたコメディ4コマ作品。
なのですが、万葉さんはいわゆるBL好き。
腐女子だましいを燃やしながら奮闘する彼女と、そのお手伝いをする鈴木くん。
万葉さんは天然系だし、鈴木くんは彼女の嗜好を知っても優しいしで、
シュラバの中でも面白おかしい様子が、読者を楽しませてくれる印象。
はじめ、万葉さんをメルヘンな作品を描く人だと勘違いしていた鈴木くんなのに、
本性(?)を知っても献身的に接しているのは好感触ですね~。
そして万葉さんも、そんな彼に惹かれ始めたかな・・・?
と思いきや、あまりにひどいラスト・オチに、私は泣きましたよ( ;∀;) 鈴木くんファイトぉ~。
そんな感じに面白かったので、林先生の再登場などに期待したいところです!
●ナポレオン -覇道進撃- (長谷川哲也 先生)
イタリア戦線におけるフランス軍とオーストリア軍の戦いは苛烈さを増し・・・
ということで、アルプス越えにてオーストリア軍の背後をつき、
やがてミラノなどを占領することになるわけですが、
今回は包囲されているジェノバの動向が描かれます。
オーストリア軍の最高司令官であるミヒャエル・フォン・メラスは
背後をとられてもあわてずに、ジェノバを落とすことが急務と命令を下し、
一方、ジェノバに籠城するマッセナは、降伏など思いもよらないと豪語。
ジェノバは兵糧攻め状態で、マッセナたちフランス軍はもちろん、
ジェノバ市民も飢えに苦しむことに・・・という展開。
しかし、そんな中でもイギリス・オーストリア軍との交渉を、
キモの座った態度で続けるマッセナが凄すぎる! 今回の主役は彼でしたね。
そんな中、ミラノを占領し、ぜいたくな食事をとる第一執政どの。
「自粛で何か良くなるとでも」
と、ジェノバの窮状を考え食欲が減退しているベルティエに語りかける姿は、まさに“狂”。
ある意味、正論ではあるのですが、それ言っちゃうの?という感じで・・・
しかも、この“戦争の天才”の描くのが、さらに残酷な未来図であることに戦慄。
もうさすがというか、常人の及ばぬ所というか・・・とんでもないわ~。
私ゃ、ランヌさんの行動の方が好感を持てますよ。
ただし、無意味かつ弾薬の無駄使いという点は、いささかいただけませんが。
そんなだからこそ、ナポレオンの戦略思考の範疇で、
最大限に自分を活かす方向で道を切り開いたマッセナがすばらしかった!
彼は自分の仕事をこなしましたよ。
ただ、これでナポレオンの戦略は変更を余儀なくされてしまったわけで、
これがこの後の「マレンゴ」へとつながることを考えると・・・さてさて。
といった感じで、今後も楽しみです!
●ドリフターズ (平野耕太 先生)
島津豊久vsジャンヌ・ダルク。
その最中に助けられ、頭を下げて礼を述べる豊久の男っぷりが清々しい。
これぞ薩摩隼人、快男児! 照れるオルミーナ、可愛いぞっと。
しかし同時に、豊久の・・・いやさ「ニッポンのブシ」の怖さを見せつけられて、
ヒヤリとした表情をみせるオルミーナ。 ここの豊久は、“怪”男児・・・か。
それにしても、ジャンヌを「戦経験が薄い」と看破した豊久がさすがです。
というか、あの炎の能力に意識を奪われていましたが、
ジャンヌ・ダルク本来の力はそんなもんでしたね。
100年戦争の「英雄」として有名ではありますが、実戦的には素人同然。
そのあたりがつけ込むスキとなるのでしょうか・・・・
一方、与一さんはジルドレと激闘。
すさまじい勝負となっていますが、それを観戦するのが九郎判官と知ったなら、
与一さんはどのような感情を抱くのか・・・
というか、ジルドレ何事ぞ。
とんでもないけど、これが彼の「能力」なのか?
この勝負、どうなるか未知数ですな。
そして、第6天魔王様。
ああ、長篠・設楽ヶ原の戦い・・・ではなく、伊勢・志摩の方での経験を活かした戦法で、
敵の騎馬隊を一網打尽にしております。 さすがすぎる!!
そして彼が述べていた「鉄砲の大量生産」。
ワイルドバンチ強盗団と出会っていたら、ハンニバルと同じこと言いそうだな・・・
「ちょっと天下統一して、明とか占領してくる」みたいに(^◇^;)
弾薬は枯渇しやがて尽きるわけで、大量生産をこの世界で行えれば、
それは信長軍団・・・いやさ、豊久軍団の大きな力となるでしょうね。
ワイルドバンチも信長と組めば、戦力になりそうってことかな?
などなど架空戦記シミュレーションっぽく、いろいろ考えられて楽しすぎるぞ!
今後もますます、楽しみすぎます!!