2011年6月号
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●まちこう! (浦地コナツ 先生)
2ヶ月連続ゲストの2回目ー!
「男の職場」鉄工所に勤めることになった金森草太くん。
はじめ乗り気でなかった彼がやる気出せたのは、
小っこくて可愛らしいひな子さんの存在があったため!
そんなところから始まった本作品。
草太くんにとってひな子さんは、班長を務める大先輩にあたるけど、
彼は彼女の可愛らしさに、萌えたり和んだりしています・・・うん、読者もね!
でも、ひな子さんの「ステンレス」を語る姿は、まさに熟練工そのもの。
10年勤務でしたっけ? 何歳くらいなんでしょうね(^^;
そしてもう1人、銅本先輩。
チョイ悪な風貌だけど、実はけっこうイイ人な彼の存在は、
「鉄工所で働く人間を描く」という点では、かなり重要なんじゃないかと思われます。
仕事っぷりはマジメでしっかりしているため、後輩・草太くんを指導する立場として適格だし、
ちゃんと後輩のことを見てるし、単に面白おかしいだけではない空気を作りだしています。
ちょっと面白いとこもあるキャラクターですけど(^∇^;
草太くんは草太くんで、がんばっているのかどうなのか、
まだまだ「仕事に本気」という感じではないんですけども、
そのあたりは“新人っぽさ”をウマく表現できている気がしますね。
彼のそうしたところが、この作品の面白味につながっていますし。
そんな人たちの個性がそれぞれに機能し絡み合いながら、
鉄工所での風景が描かれる作品になっていて、もっと読んでみたい作品であります!
一部情報では、連載になるとかならないとか、ささやかれていますけど・・・
『ももこんティーチャー』以来、浦地先生作品には注目しておりますもので、
本作品の連載化、めいっぱい期待しております!
●のぶながちゃん公記 (くりきまる 先生)
信長の正体は、女の子ォー!?
まあ替え玉なんですけど・・・な本作品。
今まで信長ちゃんが替え玉であることを知っているのは、
大殿様(織田信秀)と、教育係のじい(平手政秀)くらいのもので、
正室にあたる帰蝶さまですら、信長ちゃんを男だと信じていたのですが・・・
ついにもう1人、その秘密を知ってしまった者が今回登場ー!!
気に入られたくて、お背中流そうと入ったお風呂場で、信長の正体見たり竹千代くん。
・・・お胸を隠す信長ちゃんが可愛いね!(ォィ
竹千代くんを切腹させようとする信長ちゃんに、乙女心の純心をかいま見る・・・うむ。
戦国時代を知っていれば、竹千代=後の徳川家康であることは自明。
さっそく竹千代くん、秘密を知ったことで織田家の弱みを握ったと、
喜んでいる姿の面白さも倍増するというもの(^◇^;)
でも、そんな力関係を覆したのが、帰蝶さまというのは、これまた面白い!
信長にはツンデレなのに、竹千代相手だと「マムシの娘モード」全開とか・・・
いや、いいですね~( ´∀`) 帰蝶さま、いいよ~。
菓子を信長ちゃんと分け合う姿も、絶品に可愛いし!
竹千代くんの登場も楽しかったけど、彼の存在によって
帰蝶さまのキャラクターにも深みが増したような、そんなお話でありました。
最後は、信長ちゃんの恐ろしさも見れたし(((( ;゜Д゜)))
今後も楽しみです!
●ハルカな深宇宙 (たなべひろき 先生)
フレッシュゲストー!!
宇宙工学に夢見すぎな石川隼くんが、教授に叱られています。
そして特別追試ということで、教授の娘ハルカさん(こちらも教授!)の助手をすることに。
宇宙工学の権威と紹介されているハルカ教授。
ビーカーやシリンダー使ってお茶飲むのは、やってる人多いからいいけれど(ぇ、
部屋がちらかっているのを「エントロピー増大の法則」に例える人も、けっこういるけど(ぇ、
パンツ姿見せて平然としているのは、ちょっとどーゆーことなのと、きっちり問い詰めたい!
そんなヒロイン、そんなヒロイン・・・・・・・・・悪くないですね(ォィ
あ、本誌の「姉様」がそんなタイプでしたか。
コホン・・・それはともかく、さぞや優秀でしっかりした方なのだろうと思っていたら、
そうした抜けた感じの楽しい人でもあって、そのあたりの「ボケ」に面白味があります。
でも、隼くんが宇宙工学を専攻した理由を、笑わずに受けとめる度量はさすがです。
そう「きっかけなんてそんなもの・・・」でよいのですよね。
有名サッカー選手が、サッカー・マンガを読んでその道を目指して大成したように、
きっかけがどうあろうとも、その後の道は自分の歩みしだいなのですから・・・・・・
その「きっかけ」が、どれだけ自分にとって大切なものであるかを
自分が覚えていればよいだと、そんな風に感じます。
ハルカ教授自身の「きっかけ」も、なかなかステキでよろしいですし、
そのことを恥ずかしがる姿も可愛らしい(o^∇^o)
ちょっと変人ぽいけど、笑顔や人となりは可愛らしいハルカ教授。
その助手となった隼くん。
2人が「宇宙」という題材を、どのようにこねくり回して
面白おかしい話に仕上げてくれるのか見てみたいもので、つづき期待しております!