2011年6月号
メインPC使用不可により、更新おくれ気味であります。
それにしても、長文感想って書きたいこと多すぎて抑えられない・・・
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●ひだまりスケッチ (蒼樹うめ 先生)
ヒロさん、進路に悩むの巻。
3年生コンビは進路の問題があるため、沙英さんも悩んではいるのですが、
ヒロさんの方が深刻に悩んでしまって・・・という感じに。
「ひだまり荘」の“母親ポジション”として、いつも穏やかに明るいヒロさんが
重く悩んでいる姿に、いっそう不安がつのる雰囲気となっています。
しかし、ヒロさんの食欲不振を気づかう宮子が、「重い」ネタでいじるのはともかく、
それを当然のように受け止めて2人を見送るゆのっち&沙英が、なにげにヒドイぞ(;´∀`)
そして、保健室での人生相談。
吉野屋先生が相手ということで、頼りないな~と思ってしまったのですが、
これがけっこうスゴかった!(ちと失礼)
ヒロさんの悩みは、単に進学の問題だけではなく、
人間関係も含めた「これから」に感じる不安を抱えたものでした。
それを的確に見抜き、射抜くようにヒロさんに突きつける吉野家先生。
ぽんやりした笑顔で、でもビシッと進路のアドバイス。
「ひだまり荘」では一番のしっかり者といっても差し支えのないヒロさんに、
教師の顔で接する吉野屋先生の存在が、大きなものに感じられましたね。
そうしたワンクッションがあるからこそ、最後の沙英さんとのやりとりで
不安が晴れる展開がひときわ微笑ましく、かつ感動的になっています。
【大丈夫】で感じられる2人の絆の強さを見れば、読者が抱いた不安も吹き飛びますよ!
ヒロさんのスッキリした表情と、最後のセリフが最高でした!!
やっぱりヒロさんには沙英さん・・・なんだな~。
奇しくも、今月号から『けいおん!』在校生編が始まっていますけど、
そちらの作品では、「4人の進学先が同じ」であることに賛否両論がありました。
今回の「ひだまり」における進学は、「別々になること」への不安が描かれていて、
そうした点で両作品の違いを感じられたのは興味深かったですね。
無論、どちらが正しいとかいう話ではなく、それぞれの作品の特徴と、
双方に意義を感じるという意味ではありますけども。
新入生が「ひだまり荘」にやって来たあたりから、3年生の卒業というのは
本作品の避けられない運命として覚悟はしていたのですけども、
今回の話でいっそう頭に焼き付くことなってしまいました。
読者としても、「ひだまり荘」が変わってしまうのではないか?という不安があるわけで、
そのあたりどのように描かれてゆくのか・・・・・・
寂しさ・楽しみ半分ずつくらいの思いではありますが、今後も楽しみです!
●けいおん! (かきふらい 先生)
在校生編、キター!
ということで始まりました、3年生になった梓さん達の『けいおん!』。
冒頭、イメチェンをはかるあずにゃん可愛い。
けれど、イメチェンのモデルを指摘されて、さっそく挫折するところも可愛い(ぇ
要するに、あずにゃん可愛いということを言いたいだけなのであった。
そんなわけで、在校生編は梓さんを中心とした3人(梓・憂・純)で展開すると思いきや、
なんと卒業したはずの唯さんが登場ォー!?Σ(゜Д゜;)
憂さんに変装してもぐりこんだとか言ってますけど、まさかねえ?と思わせて・・・
という二転三転ぶりが面白すぎでした! ここ上手いな~。
そして今回の重要ポイント、新キャラクター!
ネタばれしすぎても何なので、どのような姿かは本誌でご確認ください。
でも人気は出そうなタイプかもしれませんね~。
それは何でかといいますと、卒業生キャラクターとの対比で考えた場合、
梓さんはそのまま「梓ポジション」でいいのですが、
憂さんなんかは「穏やかな唯ポジション」で、純さんが「ちょっとズレた律ポジション」
と考えますと、新キャラクターは「澪&紬ポジション」を引き受けなければならないわけです。
まあテキトーな個人的妄想なんで、あまり本気にはしないでいただきたいのですが、
新キャラクターの人を見ていたら、そんな風に考えてしまいました(^◇^;)
そんなこんなで、「放課後ティータイム」の時間は再び訪れるのか?
大学編の方がどのようになるのか未知数な中、こちらは従来の雰囲気で進むのか?
いずれにせよ、新キャラクターの登場で盛り上がりそうなスタートを切りました在校生編。
今後が楽しみです!
●ねこのひたいであそぶ (なんにゃか 先生)
コミックス1巻、発売中! なんにゃか先生わ~るど全開ですッ!!
1巻オビ文「おんなの子が少女になる、ちょっと前のおはなし。」とあるように、
化学好きの苗、スポーツ元気娘の実紀、読書家の綾音、カメラ抱えた羊子という
女子中学生4人組が小さな田舎町で遊びまわる4コマ作品になっています。
そんな4人が、まだ小学生っぽさが抜けきらない元気さで、
とにかく健康的に楽しく過ごす様子が、とても和やかで心地よいのです。
ドカンと笑えたり、濃い目のキャラクターを愛でるような作品ではありませんけども、
その独特の穏やかで軽妙な空気感は、ひたるとハマる味わいがあります。
今回は、冬近く落ち葉の季節ということで、落ち葉を掃除する4人組!
花咲先生のご褒美目当てにがんばる4人・・・と先生。 種山先生も参加だー!
先生方も子供っぽいところがあって、生徒たちと息が合っているのが楽しい(^^;
それにしても、はじめは面倒と思っていたけど、やってみると結構楽しい・・・
なんて述べる実紀さんが何だかイイ感じですね~。 掃除って、そーゆー所ありますよね。
「皆の頑張りで気持ち良くできたね」という種山先生の言葉が、さらに好印象。
まあ、オチがついてましたけど(^∀^;)
“ご褒美”もオチがあるのかな~と思っていたら、これもかなりイイ感じで、ホッと一息。
誠意と好意が良い具合にブレンドされている雰囲気があって素晴らしい。
あ~、この空気感ですよ、本作品の魅力。
ちゃんと元気いっぱいなオチもついて笑いもあって、ホントよいですよ。
そんな感覚を味わいながら、まったりゆらゆら・・・今後も楽しみです!