まんがタイムジャンボ 2011年5月号
まんがくらぶ 2011年5月号
それぞれ、最終回作品について書いてます。
「パドハイ」の終了は、個人的にとても残念至極・・・
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
【まんがタイムジャンボ 2011年5月号】
●パドラーズハイ (水屋杏里 先生)
最終回ー!!!
コミックス1巻の感想も書いて、とても期待していた作品だけに、終了が悲しい(T_T)
良い作品だと思うんですけどね・・・売上がよくなかったんでしょうかね。
それはともかく最終回は、山下りでウトウトしちゃったゆーゆ達。
まどろんで見る夢は、今までのラフティング部の思い出・・・・・・
という感じで、前半はこれまでの回想シーンで埋まっていました。
みー先生と始めたラフティング部が、あい&しおっちを加えて動き始め、
練習や試合の中でチームとしての一体感を高めてゆき、そして大会に参加して・・・
そんな懐かしい情景に、これまでのラフティングの全てがこめられていて、
ああ終わっちゃうんだなあ、物足りないなあ、と寂しく思ったりしましたよ。
最後は、それぞれの未来を思い描き、それぞれの道へ進んでゆくという感じでシメでした。
ゆーゆは「らしい」し、しおっちはさすがだし、みー先生もがんばってるし・・・
あいの夢は笑ったけれど、似合っていると言えば似合っていますからね(^◇^;)
皆ステキでしたよ!!
1巻だけでも、通して読むと面白いと思うんですけども・・・
メットに全身水着スタイルがウケなかったのかな~、
でも大事なのはそこじゃないんだけどな~、なんて考えたりも。
やや拙速だった展開が、やっぱり寂しい気もしますけど、私にとっては大好き作品。
彼女たちの先行きに幸多きことを・・・と祈りたい。
コミックス2巻は出なさそうですけども、水屋先生の今後の活躍に期待したいと思います。
本当に、楽しませていただきました!
【まんがくらぶ 2011年5月号】
●ちこりん日記 (山野りんりん 先生)
最終回!
なんと、ちこりさんが高校生に!?・・・と思ったら(^∇^;
兄は兄で相変わらず、ちこりラブなんですねえ。
そんな彼の目標は、教師になること!
間違いなく、ロリコン教師として名をはせることでしょう。(はせなくていい)
でも、「先生」と呼ばれて喜ぶ様子は、その目標に対して純粋であることを示していて、
ちょっとだけ見なおしたぞ!と思っていたら、いつもどーり(以上?)のオチついとるし!
しかも、ちこりさん・・・日記にさらっと何書いてるのん?
何事もなかったかのような、このあっさり感。
【ちこりん日記】3コマ目 ⇒ 4コマ目の流れがじわじわくるんですけど(^^;
そんな感じで、最終回も楽しかった本作品。
ちこりさんの可愛らしさもよいけれど、兄の暴走っぷりが面白かったですね。
などなど、楽しませていただきました! 山野先生の次回作にも期待です。
●やさしくしないで! (山田花子 先生)
こちらも最終回!
「優しくしたい」と思いつつ、その「優しさ」が空回りする男・優一くん。
彼の優しさライフも終了ですか・・・
「犬と猫どっちが好き?」と聞かれて「どっちも好きだよ」と答える彼も、
「本心で」と迫られたため、意に沿って本心で答えたら、それがズレた答えだったという・・・
優一くんがある種の天然ボケなため、彼の優しさが優しさとして機能しきれないという点に、
本作品の面白味はありましたね。 そのズレを楽しむという感じでしょうか。
本作品の「善意が必ずしも相手のためになるとは限らない」というテーマ性は
興味深いものでしたし、そこに笑いを持ってくる所がウマいと感じるのですが、
現在の4コマ誌読者は、こうした“尖った”作風を敬遠する傾向があるように思います。
ゆえに、こうした作風の作品は、少なくなってきているのかな~・・・なんて考えたり。
私は嫌いじゃないんですけどね。
それはともかく、コミックス最終巻『やさしくしないで!Forever』は、4月7日発売とのこと。
考えてみれば、私が4コマ誌を毎月読み始めたころから続いていた作品だけに、
その終了にはちょっとした寂寥感を覚えたりもしています。
でも、楽しませていただきました!