in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

報告書完成

2010年02月10日 | Weblog
昨年5月開始の日本政府支援の救援支援物資事業の最終報告書がようやく完成した。配布自体は昨年のうちに終了したのだが、報告書の原稿準備、リポート・オフィサーの添削、さらにジュネーブ本部の駄目だしと手が加えられ、元の文章は跡形もなく、流れるような文章でまとめられた。やはりプロはすごい。

今回の報告書は英語だけでなく、日本語での提出も求められた。あれだけ親しみ慣れていたはずの日本語なのに、きちんとした表現が出てこないことに苦しむ。くだけた表現ばかりで、嫌になる。なんとか格闘しつつ、東京事務所の方々にも助けられながら、ようやく完成。来週には、うちの本部社長が来日するということで、社長より日本政府にこの報告書が手渡しされることとなった。間に合ってよかったー。

今だから書くが、この授与式の時は、実は交通事故にあった直後で肋骨にひびが入ってた。Vavuniyaの病院で見てもらったんやけど、そのときはわからんかったみたい。国内外の広報および報告書用に日本人職員の写真が欲しいと言われたら、やはり断りきれない(当時は、自分ひとりしかいなかった)。えらい難儀して、コロンボに戻った後、1ヶ月ほど痛みと戦った。仕事が立込んでたので休みが思うように取れんかったんやけど、よう耐えたなあと、今だからいえる。やはり体が資本。

本事業の途中では、噂の「事業仕分け」の影響か、ものすごく詳細な配布状況の要求が日本政府から届いたこともあった。物資は寄贈して頂いたが、実際に配布するのに結構なお金と労力が他の予算からひねり出す必要があったことなど、いろいろ勉強になった。