in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

Day6 被災者第一

2010年02月26日 | Haiti
朝は、仮設住宅の動向を知るために他機関との調整会議に参加する。約50団体80名ほどの参加者で、デザインについて、需要について、土地のアセスメントについて、既存住宅の構造点検について、報告や話し合いがなされる。予想通りの内容で、土地と材料の確保が今後の一番の課題と確信できた。

それにしても政府代表の人には、個人的な意向ではなく、国の姿勢として発言してほしいものだ。上の方針が決まらないので意図的に避けているのか(だったらすごい)、単に復興支援や会議の本質がわかってないのか。また、会議では各機関の思い入れやプライド、資金提供団体(ドナー)の意向が渦巻いていた。被災者第一のはずが。

ハイチ復興の仮設住宅に関する資料は、議事録などの情報はWebsiteで管理されている。入手しやすいが、情報がありすぎて、調べたいことや本質に届くまで時間がかかる。
http://groups.google.com/group/shelterhaiti2010

サンプルの仮設住宅は、ようやく全材料が揃った。嬉しいことに昨日つてのつてを頼って声をかけハイチで工学を専攻する学生(最終年度)が2人手伝いにきてくれた。早速、通訳、現場の見張り、積算・部材表や図面の修正をお願いする。メモを取ったり資料に目を通す姿はとても真剣(写真左の2人)。自国の復興に携われることを誇りに感じてやってきたそうだ。彼らを通して私も学ぶことがある。英語が通じるのでとてもありがたい。日本人に初めて会ったというが、私でよかったのか。