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in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

工事再開!

2005年04月29日 | Weblog
 すったもんだあったものの、今日から工事再開ということで、他の現場とともに様子を見に行った。例のグランドでは、50人近くが作業していた。図面の雨水溝の位置が、実際と少し違ったらしく、S先輩に指摘を受けて直した。

これから3週間で竣工の予定で、テント生活の住民に完成した仮設住居へ移ってもらう作業と、テントを片付けた後の敷地に仮設住居を建てる作業を平行して行う。入居予定の家族の一覧表があり、現場担当のD君が中心となって避難所リーダーと相談しながら、どの家族からどの家に入居してもらうか決めるらしい。

今日は始終、Rさん(これからR親方と呼ぶことにする)と行動を共にする。施工精度が悪いものや資材の管理が悪い業者には、R親方が現地語で容赦なく喝を入れる。業者側は、なんだかんだと言い訳をしてくる。下請けのそのまた下請けの労働者になると、今まで工具を持ったことがあるのかと疑うくらい出来が良くない。自分も指摘するが、慣れない英語に元からの性格もあり、あまり効果がない。ため息が出る。

その後、Kaluturaの役所に行き地図をもらった後、新しい現場となる寺院の境内を測りに行き、事務所に帰ると夜8時前になった。これから作業しようと机に向かうと、既に帰ったはずのPさん(これからP師匠と呼ぶことにする)から、「今どこにおるねん。予定がないなら、その辺の連中誘って、一緒に飯でも食わへんか」と近くの店で一杯始めている様子。まあ、金曜の夜やしなあと、すぐに片付けてP師匠と合流。

工期が予定通り進んでいないこと、その理由が被災者とはまったく関係のないところにあることに、お互いに心を痛めていたので、ジョッキを片手に始終その話題になる。「2週間ちょっとたち、君もうすうすわかってきていると思うけど・・・・・(以下、略)」と切り出すP師匠。閉店まで居座って、帰宅した。二人とも、かなり飲んだ。