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歴史街道を歩く会 6月例会  一乗谷朝倉氏遺跡、北の庄城跡、丸岡城

2015年06月27日 22時33分48秒 | 歴史街道を歩く会

「歴史街道を歩く会」の6月例会に参加しました。
歴史街道を歩くと言いましても、今回は一乗谷朝倉氏遺跡、北の庄城跡、名勝養浩館庭園、丸岡城を訪ねるものでして、線では無く、点を巡る旅となりました。
生憎の雨の中でしたが、地元のガイドボランティアが説明に当たってくれ、とても参考になりました。

一乗谷朝倉氏遺跡

一乗谷朝倉氏遺跡は国指定特別史跡。国指定特別名勝。国指定重要文化財と三重の指定を受けています。日本最大の戦国時代の城下町になるのではないかと云われています。天正元年の信長との戦により、すべてが戦火で消失しています。
土に埋もれてしまった一乗谷ですが、昭和42年から発掘調査が行われ、多くの遺品が出土しています。そして発掘調査された遺構が復原町並として甦っています。



一乗谷朝倉氏遺跡を歩くのに、ボランティアガイドをお願いして有りました。
生憎の雨です。
ガイドの田中さんにスタートする前にバスの中で説明を始めました。



こちらが復原町並の入口です。
これから、ボランティアガイドに先導されて入場します。



復原町並を歩く前に、一乗谷朝倉氏遺跡の配置図を使って全体の概要説明です。




復原町並の中を歩きます。
戦国時代の家並みが復原してあり、歩いていると、戦国時代にタイムスリップしたような気分にさせてくれます。




こちらは復元された家屋の中です。




こちらは染物屋が復原して有ります。




復原町並の中を歩きます。
当時を思わせる姿の人たち。
私たちを見送ってくれました。
ここは、何か商いをしている店でした。
商家の中までは入りませんでして、買い物はしなかったので、申し訳ない気分です。




ここは瀬戸物屋か磁器の店か。茶碗の店です。
商家の内部を再現しています。




こちらは、広い武家屋敷跡です。






これから唐門へ入ります。




義景館庭園跡です。
雨の中。
ガイドは傘を差さずに説明してくれました。




義景館跡を見下ろします。
凄く広い館跡です。

大きな屋敷が火事で燃えてしまっても、礎石からその屋敷の大きさを想像できます。




諏訪館庭園跡。
ここも土に埋もれていたのが発掘されました。
巨岩に一つ一つ意味が有ります。




入口の場所へ戻ってきました。
ここで、おろしそばを食べました。




左側。店の中ですが、中央に有るステンレスの容器に出し汁が入っていて、既に大根おろしも入っていました。食べる時に大根おろしを乗せ、出し汁を掛けるものと思っていましたが、既に出し汁に大根おろしが混ぜてあり、期待ハズレでした。




一乗谷の城下町想像図です。
当時は栄華を誇ったことでしょう。


信長の軍勢の攻撃を受け壊滅的な状態となった一乗谷の城下町ですが、昭和42年かか発掘調査が進められ、出土物から想像して染物屋や茶碗屋が復原されていました。
何もかもが焼けてしまつた訳ですが、焼け残った物から当時の状況が想像できたのでしょう。

朝倉氏遺跡の案内ボランティア。田中さんに説明を受けながら、雨の中、広い遺跡を歩きました。すべてが灰燼と帰した朝倉氏遺跡ですが、遺物から当時を再現してあり、歴史のテーマパークだと言えます。この遺跡から出土したものが、近くの福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館に展示して有りますが、年に1度の薫蒸の日と言う事で休館日となっていました。
訪ねたのが土曜日です。出土資料を薫蒸するにしても、平日や休館日に行えばと思いました。
ここ、朝倉氏遺跡でアノ、白い犬のCMが撮影されたと説明していました。


北の庄城跡

北の庄城跡・柴田公園の配置図です。





北の庄城跡では、先ほどの田中さんが、雨の中、待っていてくれました。
田中さんは朝倉氏遺跡のボランティアガイドと福井市のボランティアガイド。二つの肩書きを持っています。
朝倉氏遺跡で説明した後に、自宅に戻り着替えをして、出直して来てくれました。




北の庄城の想像図です。
巨大な城でしたが、福井城を築城する際、石垣に北の庄城の石が使われたそうです。
それでも遺構は残っていました。




北の庄城跡の石碑。
平山郁夫が揮毫したと書かれています。




こちらは柴田勝家のブロンズ像です。




北の庄城跡には、お市の方と三姉妹のブロンズ像が有ります。




福井駅前の地図です。
上には「ふくい歴史街道」なっています。
福井駅前をウオーキングするコースを捉えているのでしょう。
今回は点と点を結ぶコースでしたが、ここに来て「歴史街道」の文字を目にする事が出来て良かったです。




福井市の中心部の地図です。




先ほどの田中さんがバスに乗り込んで説明してくれます。
北の庄城跡を出たバスは次の目的地、名勝養浩館庭園に向かいます。
車中、車窓からの風景の説明が有りました。



ガラスが雨滴で見難くなっていますが、こちらは福井駅の西口です。
北陸新幹線の延伸に合わせて工事が進んでいます。



福井県庁は福井城址の中にあります。
雨で見難いですが石垣と濠は確認できます。
このように城址の中に県庁が設置されたのは福井県と佐賀県だけなのだそうです。静岡はどうだろう。
金沢城の中に金沢大学の一部が入っています。
城址に兵舎が設けられたようなケースも有ったと思います。

名勝 養浩館庭園

名勝養浩館庭園のパンフレットです。




ガイドの田中さんに案内されて、名勝養浩館庭園へ入ります。




園内の数奇屋造りの屋敷。




御湯殿。
お風呂です。




御風呂の内部です。湯気に寄る蒸し風呂です。
ガイドに質問しましたら、下に有る大釜で湯を沸かして、湯気を立ち上らせるのだと言う説明でした。
板の隙間から湯気が上がってくるのでしょう。




御風呂の前の御上り場です。
板の間で床に傾斜が付けてあります。

蒸し風呂でフィンランドのサウナみたいなものでしょう。
殿様はここで手を広げ、立っているだけで洗って貰えます。




御上り場の中央には木が横になっています。
風呂を使う時は木を取り外すのだと教えてくれました。

今の私たちの感覚で言うと、風呂は湯船が付いているものだと思ってしまいます。この時代は蒸気の蒸し風呂です。このような風呂は何処の家にもあると云う物でなく、極、限られた人が入れたのでしよう。
このような風呂に入る。
当時は風呂に入る事が贅沢だったのでしょう。
このような風呂で使ったのが浴衣だと云う説明も有りました。




御座ノ間です。
ここから見える庭が良い景色です。
ここから見える庭園。
気分は殿様です。
隣の部屋は御月見ノ間です。
月見で直接、月を愛でたりしますが、池の水面に写る月を愛でたりも、したのだそうです。




外の庭園に出て説明してくれる田中さん。




名勝養浩館庭園は江戸時代に「御泉水屋敷」と称されたと有ります。
導水してこられた水が湧き出ています。




雨の中の名勝養浩館。


この後、ボランティアガイドの田中さんとは、名勝養浩館庭園の駐車場で、お礼を述べて分かれました。
園内の説明する音声ガイドを受付で借りれるようですが、田中さんから詳しい説明が聞けました。
雨の中を引率して貰え、有り難かったです。



丸岡城へ

最後は丸岡城に寄りました。



ここで入場券を買い求めます。




丸岡城。




一筆啓上の書簡碑。
丸岡城に二度来ていますが、この場所に碑が有ったことに気が着きませんでした。




城から見える城下。




一筆啓上賞の入選作品が展示してあります。
第22回のテーマは「花」となっています。




一筆啓上賞の趣旨説明です。33,236通の応募が有ったと書かれています。
大賞の日本郵便株式会社 社長賞の作品です。日本郵便が後ろ盾になっています。当然、作品の応募は郵便に限られることでしょう。
このような状況。メールは便利でありますが、味気無いと言えます。




一筆啓上茶店で食べた「越前おろしそば」です。
おろしそばですから、大根おろしが付いているのかと思いましたが、付いていませんでした。出し汁の中に大根おろしが入っていたのだろうか。大根おろしが入っているようには感じなかったのです。
思っていたのとは、違っていて期待ハズレに感じました。

朝倉遺跡のおろしそばと言い、この越前おろしそばと言い。期待ハズレでした。越前おろしそばの名を用いる店には、店頭にステッカーを貼るとかして、「越前おろしそば」のレベルの維持が必要なのではないかと思います。





今回は雨の振る中を一乗谷朝倉氏遺跡、北の庄城跡、名勝養浩館庭園、丸岡城を訪ねました。何年か前に朝倉氏遺跡を訪ねた事が有ります。その時は、現在ほど整備がされていませんでした。復原町並が並び、戦国時代の城下町でテーマパーク的な雰囲気が有りました。
新幹線の延伸で駅舎の改修工事の進む福井駅。
田中さんは新幹線が早く来ることを待っていました。

今回、ボランティアガイドに一乗谷朝倉氏遺跡、北の庄城跡と名勝養浩館庭園をガイドしてもらいました。
しっかりガイドして貰え、良く判りました。
今日のような悪天候の中でのガイド。有り難い事です。

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2 コメント

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一乗谷朝倉氏遺跡、北の庄城跡、名勝養浩館、丸岡城 (ミスターさわ)
2015-06-30 10:15:16
ブログ開設5周年おめでとうございます、
時の経つのは早いものですね。
ここは行った事が有りません、秋に紅葉でも
楽しみながら行って見たいと思います、
情報有難うございました。
返信する
一乗谷朝倉氏遺跡、北の庄城跡、名勝養浩館 (Kオジサン)
2015-06-30 20:01:08
ミスターさわさん。

もう、アレから5年が経つのですね。
コメント。有難うございます。

一乗谷朝倉氏遺跡は規模が大きく、こんなに大きな城下町が有ったのかと驚かされます。

ず~と前に訪ねた事が有りますが、発掘中で余り印象がありません。
是非、お出かけください。
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