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華やかな祭礼日、あないびとと有松旧東海道を歩く

2013年10月06日 23時06分25秒 | 見学 ゆうゆうなごや

ウエブサイトの某コミュニティで有松の祭りを訪ねると言うイベントがあり、参加しました。
「有松あないびと」による、説明を聞きながら有松を散策して、その後に、「有松の祭り」を観覧する。
その後に会食して、最後に絞会館で「有松絞り」の実演を見学するというものでした。

有松は鳴海宿と池鯉鮒宿との間の所で何も無く、耕作も出来ないような土地でした。
名古屋城が築城の時に九州から来ていた武士が着用していた衣装は豊後絞りでした。それで、豊後絞が有松絞りの元となったのだそうです。豊後絞を手本にした有松絞は東海道を歩く人に好まれ、発展してきました。
有松は、もともとは人家の無いところで、知多郡阿久比の荘から移住した竹田庄九郎たちによって開かれ、絞りの名産地として栄え、発展してきました。
有松絞りには株仲間の結束が有り、製品の質を落とすことなく、品質を維持してきました。
有松が東海道の中央部で通行する人が多く、良い製品であって、街道を往来する人々に愛用されて来たのでしょう。恐らく尾張藩の保護も有ったのでしよう。


あないびとによる有松の案内

旧東海道です。
軒々に提灯が下げられ祭りの雰囲気を盛り立てます。




道路が曲がり、旧街道らしい道になっています。
1本の松が風情を感じさせます。




有松あないびとの人が解説してくれます。
大きな傘から緋色の布が垂れ下がっています。
ここは東町の山車蔵です。




説明しながら私たちを案内してくれた、「有松あないびとの会」のAさん。



天狗と猩々が展示して有りました。



東海道を闊歩する天狗と猩々。
すぐ近くに来られて泣き出してしまう子供がいました。
子供の眼からは、怪物に見えるのでしょうね。



天狗をアップで。



絞りの店の前に、たたずむ侍姿の人と町娘スタイルの女の子。
女の子がいたのは駄菓子屋の前で、子供はメンコで遊んでいました。



あないびとの案内で東海道を歩きます。
無電柱化がなされて、すっきりした道になっています。
この日は歩行者用となり、車は締め出されていました。
今は、一方通行となり、すっきりしたそうです。

普通、商家は税の関係で間口が狭く、奥行きが深いです。
税が免除され、税を気にかけることなく店構えが出来た。
とても、参考になる話でした。



こちらはディサービスセンターです。
一見、古い家屋に見えますが、古い家屋に見えるように新築されたものです。
東海道の雰囲気を壊さないようにと、配慮して建てられたものでしょう。



この日の参加者は22名でした。
人数を半分に分け、もう一方の班が説明を受けています。



左は祇園寺で幼稚園をやっていました。
右は本堂の裏側に有った仏足石です。
良く見えるように水を掛けてくれました。




ひさだと言う絞りの店。
門から中を窺うと素敵な庭が有り、映画の撮影で使えそうな雰囲気でした。


有松のまつり

有松の街中を歩き、絞会館の前に戻ってきました。

有松の豪華な山車。
尾張藩の手厚い保護が有ったから、街が発展したのであり、祭りの山車は商家からの寄付であのような山車が出来たのでしょう。





若い衆が力を合わせて、山車の方向転換です
向かう方向側には何人も軸に乗り、もう一方は力を合わせ軸を担ぎ上げます。
掛け声が勇ましく、無事に終了すると周囲から拍手が上がりました。



力を合わせ、勇ましく軸を担ぎ上げます。
全員の力の結集です。



方向転換を離れた場所から。
山車の中からはお囃子が聞こえてきます。
迫力ある方向転換でした。
みんなが力を合わせての方向転換。
この「祭り」ハイライトでしょう。



3台の山車の勢ぞろいです。



3台の山車に少し、近寄って。



字書き人形をアップで。



左側は、小さくで判り難いですが、字書き人形が「宝」の字を書きしたためたところです。
右側はその「宝」の紙を貰って来たから写させて貰いました。


寿限無茶屋で昼食

この後、遅めの昼食です。
寿限無茶屋と言う店に入りました。



饂飩の定食で、てんぷらとサラダが付いていました。
多い人数で順々に出てきたのですが、饂飩が最後になってしまいました。


鳴海・有松絞会館へ

この後は鳴海・有松絞会館の見学で館内に入りました。



1階は有松絞りの製品が売られています。



みやげに絞りのハンカチを買いました。



この後、2階に上がり有松絞りの紹介DVDを見せてもらいました。

2階では絞りの実演が披露されていました。
お二人の名が表示して有りました。



左のおばあさんは92歳なのだそうです。
耳が遠く、メモを使ってのやり取りでしたが、頭も手先もしっかりしていました。
「アンタら、どっから来た」?と言葉のやり取り。



お二人の手先を、みんなが眺めています。





最後に
「有松あないびとの会」による案内で、有松の街の知識を深める事が出来ました。
有松天満社の秋季大祭では、豪華な山車を見る事が出来ました。
それに、鳴海・有松絞会館の見学では、絞り作業の実演を見せて貰いました。
初めての有松でしたが、色々と見る事が出来て良かったです。




コメント
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