朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

七夕祭 小町をどり

2014-07-12 | 京都の文化(夏)
白峯神社で7月7日に、地元の少女たちによる「小町をどり」の奉納がありました。



この神社は、今出川通り堀川東にあり、西陣にも近い場所です。境内社の一つ、地主社がありそこに祭られている「精大明神」は、球技・スポーツ芸能上達にご利益があるとされています。



踊りをする少女たちは、まず神主のお祓いを受けます。

 ”この踊りは、元来、奈良時代、宮中の行事として始まった陰暦七月七日夜の乞功奠(きこうでん 芸能が巧みになることを乞祈る祭り)の際、供え物として公卿等が詠んだ「和 歌」を届ける時に、文使い(ふみづかい)のお供をしていた娘たちが、その道中で歌い舞った踊りが起源とされています”
(引用:http://www10.ocn.ne.jp/~siramine/page011.html

 ”元禄の頃になりますと西陣界隈の乙女たちを熱狂させまして、あでやかな西陣織の着物を着飾って町々を歌をうたい、踊り歩いたのが始まりであるとされています”



 一旦は途絶えていた伝統でしたが、時代風俗考証を吉川観方、作曲・振り付けを茂山千五郎氏の協力を得て、昭和37年に復活されました。



市内に住む小学生の女の子を踊り子として募集しています。お父さんが白人の女の子も家族で記念写真を撮っていました。



織女と牽牛の役割は年の大きい女の子で、舞殿の中で踊ります。





境内の七夕の笹の周りを、織女と牽牛も踊ります。



最後に、色紙を切って作った星をまきました。



この踊りに参加した子どもたちとその家族には一生の思い出になるでしょう。



京都で多分一番有名な写真家さんも懸命に撮影していました。

この神社では、中世のスポーツ、蹴鞠の保護と奉納があります。



サムライ・ブルーの祈願も虚しく成果が出せませんでしたが、4年後に期待しましょう。

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