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朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

インドネシア8 (ケチャ)

2014-07-04 | 外国の風物
Day3夜

ウブドのレストランで夕食を食べた後、午後7時よりウブド村パダンテガル・カジャ集会場で「ケチャ」を鑑賞しました。トレナ・ジェンガラ舞踊団、週に3回しか開催されません。

今回、最前列正面で鑑賞することができました。



邪鬼の侵入を防ぐ割れ門が建てられています。



この伝統ダンスでは、楽器を一切使わずに、人の声と手拍子だけで演じられます。男性が花を耳の上に飾っているのも微笑ましい。

特に、そのリズムを取る「ケチャ、ケチャ」という男性の強い掛け声が低く、高く、夜空に響いて圧倒されました。

現代の音楽での「ア・カペラ(イタリア語 : a cappella)」でしょうか。



舞踊は三部構成になっていました。最初は神話「ラーマヤナ」。



善「ダルマ」と悪「アダルマ」の戦い、アヨディア王国のラーマ王子(善)とアランカ王国のラワナ軍団(悪)の対決です。



男性だけで60人を越える多くの歌声が、ケチャ、ケチャと、地響きを立てているようでした。



第二部は「サンヒシャン ドゥダリ ダンス」、村に疫病や災害が起こったとき、災いを祓い清める踊りです。

女性の合唱団も加わりました。



神聖な少女二人がトランス状態(神がかり)になって踊った直後に気絶してしまいます。踊りの最初から祈り続けていた僧が、少女たちに聖水をふりかけると正気にもどるというストーリーです。

第三部は「サンヒン ジャラン ダンス」、馬(ジャラン)に跨ったトランス状態の男の踊りでした。



ヤシガラを盛り上げて火を付けたので、大きな炎が立ち上りました。



男性たちの歌声と掛け声にあわせて、何度も火の周りをまわります。

ついには、素足でその火の塊を蹴って広げて、その上を駆け抜けていきました。



男性ア・カペラのど迫力があって、とても楽しいダンスの宵でした。

このダンスを紹介する動画が、ここにありました。

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南太平洋フィジー「ロビンソンクルーソ・アイランド」のファイアーダンスは、ここ

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