朝顔

日々の見聞からトンガったことを探して、できるだけ丸く書いてみたいと思います。

祇園祭山鉾巡行

2014-07-18 | 京都の文化(夏)
7月17日は祇園祭前祭の山鉾巡行が猛暑の太陽を受けながら執り行われました。今年から後祭(24日)が復活し、巡行は二つに分かれます。


(出典:京都テレビ画面)

長刀鉾に乗るお稚児さんの注連縄(しめなわ)切りから始まりました。今年の稚児は9歳の平井くん。



四条河原町交差点での辻回し。割った青竹多数の上に車輪をのせ、水をかけて動きやすくしてから力任せに横方向に引っ張ります。3回で90度方向を変えます。



御池通を行く長刀鉾。



今年の山一番、占出山。



御池には有料観覧席もたくさん作ってあるので、長刀鉾の生稚児さんも(サービスで)時々、鉾から半身を乗り出してお祓いを披露します。すると観客から大きな拍手と歓声がまき起こりました。



新町通の左折点で、お稚児さんと禿(かむろ、少し年上の男子2名)は役割終了で鉾から降りますが、お稚児さんだけは大人の肩車に乗って降りていきました。神聖な存在なので土を踏まない決まりのためです。



大きなタブレットPCで写真をとる人も珍しくなくなりました。この日の場合、後ろで見ていた背の低い若い女子大生たちが「おお最強のiPad!」と喜んでいました(ズームで拡大して対象物が後ろからも見えるので)。



いよいよ、狭い新町通に突入する「辻回し」が始まりました。



成功して新町に入って行くと、大きな拍手と歓声が起こりました。



孟宗山、平山郁夫筆の胴懸「砂漠らくだ行(日)」、反対側には「砂漠らくだ行(月)」があります。



次の函谷鉾も無事に、辻回し成功。



綾傘鉾の「棒振り囃子」。新町では道が狭いので、身近な距離で観覧できました。

山鉾がとおる道路は予め電力ケーブルや電話線などは道路上空から排除してありますが、四条通など広い道路の信号機はそうも行かないので、折りたたみ式になっています。



その鉾町に戻る鉾が通過したら、すぐにクレーン作業車が到着して信号機を戻す作業をしていました。



元の山鉾町に帰着すると、さっそく解体が始まりました。残しておくと悪霊がつくと言われているためです。



次は、1週間後の後祭です。

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