不安定な天気が続いていた夏の初めもようやく高気圧が張り出しGPV気象予報をみると、しばらくは天気よさそう。ということで8/2~3鏡平に行こうと決めた後、山小屋に予約を入れ、早めの夕食を済ませて就寝し目が覚めたのは午前0時半。
支度をして1時過ぎに高速に乗り東海北陸道経由で一路新穂高温泉へ。高山を過ぎて平湯から新穂高の登山者用無料駐車場に着いたのが3時半。入口には満車の掲示。これを恐れて早く着いたのに・・・。
それでも駐車場の中に入っていくと入口のガードマンが車を見て、奥のほうに案内され仕切りのない場所になんとか停めることができました。小さな車であったことが幸いでした。後からも次々と入ってくるけれどもう入れません。第一ロープウエイ終点の鍋平駐車場に案内されています。ここへ行くと1時間余計に歩かなければいけないらしいので幸いでした。帰りにガードマンの人に聞いたらもうずーっと満車状態とのこと。
まだ明けやらぬ暗い中、沢山の人が歩いています。こっちは鏡平までなのでゆっくりしようと車の中で休憩。明るくなってから支度を終えて登山計画書を提出し新穂高を出発したのが8時。林道入り口のゲートからワサビ平までは単調な林道歩きを1時間ちょっと。

途中で笠ヶ岳への笠新道を脇に見て少し歩くとワサビ平小屋。ここでおにぎりを食べてから小池新道へ。よく整備された道を登っていくと小雨が降り出してきました。小雨とはいえ雨の中を歩くのは辛いものがあります。秩父沢で大休止。休憩していると雨も止んで陽も差してきます。
秩父沢について大休止、そしてまた登っていくのですが辛い。したたる汗を拭いながらイタドリが原、シシウドが原と登るにつれ、その頃には20分歩くと10分休憩する始末。すっかりバテテしまって目的地の鏡平山荘に着いたのは1時半過ぎ。出発してから6時間近くもかかってしまいました。標準コースタイムは5時間だったかな?
鏡平山荘に着くと部屋の混雑具合が気になりながらも入口近くの場所にしてもらい暫くゴロゴロ。

夕食後鏡池に行くと人がいっぱい。丁度ガスも切れて夕日に赤く染まる槍ヶ岳や穂高連峰が目の前一杯に拡がっています。正に絶景!これを見るためにみんな苦しい思いをしながらも登ってくるんですねぇ。

穂高ジャンダルム方向↓ こちらは翌朝撮った写真

暫くするとまたガスがかかってしまい、今回の目標「満天の星空を撮る」ことが危うくなってきました。山では深夜になると雲も切れて晴れる場合も多いので部屋の中で横になって時間をつぶし21時頃外に出てみると、やったー! 空が星だらけです。めちゃくちゃ綺麗な星空。夏の天の川もはっきり見えます。
さっそくカメラ一式をもって鏡池にいってみるともう一人星をとっている人がいます。聞いてみると沖縄から来られているとのことで一緒に撮り方なんかを話しながら星空を眺めて構図を変えて写真を撮っているとあっという間に0時を廻ってしまいました。明日の下山のことを考えると、少しは眠らないと危ないのでタイムラプス用の写真を撮るのは諦め、小屋に帰り少し寝ることにしました。
うとうとする間もなく4時ごろには皆起きだして準備の物音が聞こえてくる目も覚めたけれどそのまま横になって休息タイムです。双六や水晶、野口黒部五郎岳方面に多くの人が出発していくのですが2泊位は欲しいので今回はパス。地図を見ると弓折岳経由で笠ヶ岳を登り帰りは笠新道を下る手もあるので迷ったけれど・・・。なにせ3大急登といわれるこのルートを下る のは、右膝に爆弾を抱えているのでリスクが大きすぎるということで今回は同じルートで新穂高に向かいました。途中で豆が破れて痛いし、肩にザックのショルダーベルトが食い込んで痛い し・・・。さらに林道歩きの1時間の長いことといったら、新穂高に着くころにはヘロヘロ状態。


今回は登って降りるだけの山登りでしたが満足できる2日間でした。13~14はペルセウス流星群を撮りに木曾御嶽に行く予定。
動画も撮ったので編集できたらyoutubeにアップする予定だが、その前に星の写真を整理しなければ。