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団塊Gの気ままな野菜作りと写真日誌

のほほんとした田舎暮らしの毎日。家庭菜園よりは少し規模の大きな野菜栽培やデジカメphoto等々・・・。

海上の森を歩く

2012-06-10 | 山歩き

朝起きると梅雨の中休みのような好天気。日中は30℃まで昇るという予報もあったけれど爽やかな風も吹いていたので「おっ家内」を山歩きに誘ってみた所、「暑いから嫌だ」と愛想のない一言。仕方なく考えていた場所から今住んでいるところからなら15分程度で着く「海上(かいしょ)の森」に行き先を変更。

駐車場についてみると車で一杯。それでも何とか1台分の空きスペースを見つけて置いたあとは歩いていると四方から小鳥の鳴き声が聞こえてきます。鳥のさえずりが凄い。美しい鳴き声を聞いても判るのはウグイスだけというのが淋しい。

この海上の森は広大な自然が残された里山で2005年に開かれた愛知万博の候補地だった。途中でオオタカの営巣が見つかり場所が変更になったいわくつきの所だけれど結果はこれで良かったのではないだろうか。これだけの大規模な里山と小鳥の声を聞ける場所は非常に貴重。

歩いて行くとTシャツの背中は汗でビッショリになるけれど森を渡る風は爽やか。途中で近道を見つけてショートカット。山道を少し歩くと瀬戸大正池。

ここでおにぎりを食べていたら探鳥会のグループが来たり結構な賑わい。

本当はここから更に奥にある池まで歩きたかったけれど今回は諦めて帰ることにして散策しながら歩いているとササユリ(多分)

が咲いていたり、

黒アゲハが飛んでいたり(アゲハチョウの仲間はせわしなく動くので写真に撮るのは難しい)

若葉が美しい

海上の森でした。

 

 


厳冬の木曾御嶽を望んで

2012-01-13 | 山歩き

岐阜県土岐市にある潮見公園(標高500m位)頂上まで車で登ったあと展望台周辺を山歩き。風の強い一日であったけれど雲一つない好天気で加賀の白山、木曾の御嶽、更には中央アルプルの山々まではっきりと見えた。

35mm換算で約600mmの望遠で撮ってみると近づくことはできるけれどもやのかかった青っぽい写真になってしまう。フィルターを使うべきだったけれど持ち合わせが無くソフトで加工。

故郷に戻ってから毎年のように登っているけれど、今年の夏も登る予定。


海上(かいしょ)の森を歩く

2011-10-17 | 山歩き

本当に久し振りに海上の森を歩いてきました。

ここに来るのは2年ぶりくらいか。前に来た時は確か山の上の温度計が零下だったという記憶があるので真冬だったかも知れない。

里山の自然がよく残されている海上の森。車を駐車場において歩いていくと大勢の人たちが稲刈り前の作業の打ち合

せでしょうか?ここには他にも猪よけの柵をした小さな田んぼが並んでいます。

        

更に奥へ歩いて行くと道路際にツリガネニンジンが咲いていました。

里山ですが途中に樹齢25年から40年ぐらいの檜の人工林もあります。枝打ちされてしっかり管理されているようです

更に山道を歩いて行くと今日の目的「瀬戸大正池」に到着。前に来た時は水が全くなかったので大正池というイメージが湧かなかったのですが今回は確かに雰囲気は大正池に近いものがあると云ってもいいかもしれない。

池の周りではハッチョウトンボやイトトンボなどが一杯飛んでいます。

雨上がりの朝早く、霧が立ち込めた池の写真を撮ることができれば雰囲気はもっと大正池に近づくことが出来るかも知れません。

これは篠田池といって駐車場からはかなり歩かなければならない所に有る灌漑用の池です。この時期なので全く紅葉はしていませんが後1ケ月位後に来たら少しは紅葉を確認出来るかも知れません

この

篠田池からの帰り道に出会ったこの昆虫。初めて見たけれどハチの仲間かな?

イヌタデの花の回りを沢山の個体が飛びまわっていました。よく見るとすべて交尾しているものばかり。

 

 


西穂山荘~独標へ

2011-07-27 | 山歩き

去年の12月に新穂高温泉からロープウエイを使い西穂山荘に1泊、そして翌日は積雪の中西穂に向けて山登りをしたのですが独標手前で雪に阻まれルートを間違えてしまい危険を感じ引き返したのですがそのリベンジということで今回も同じメンバーで山登り。

朝4時に起きて中津川で合流、3名で出発し9時前には新穂高温泉へ到着。登山者用の無料駐車場があるのでそこに車を止めて支度をしてロープウエイを利用して標高2000mを超える高さまで一気に運んでもらいます。これがなければ一日がかりで西穂山荘まで歩かねばならず、お気楽登山グループとっては本当に有り難いことです。というか今は登山道が荒れているので歩いて登るのは危険の表示がありました。

新穂高ロープウエイ 2階建120人乗り

ロープウエイの山頂駅から西穂山荘までは我々のような日頃鍛えていない人間でも1時間余りで着くことができます。なので昼前には難なく小屋到着することができました。当初の計画では昼ご飯を食べてから独標までの往復をする予定でしたが急に激しい雨が降ってきてしまったので雨宿り。暫く軒下で待つも止みそうもなかったので明日の朝登ろうということにし小屋に入ったのですが約1名は行ってくるといって一人で丸山方面へ登り始めます。夕方帰ってどこまで行ったのかと聞いたら「ピラミッドピークまで行ってきた」とのこと。しかしその代償は買ったばかりのレインウエアがカギ裂きになってしまい泣きべそをかく羽目に。だからいわんこっちゃないと居残り組で冷やかしていたのですがあの雨のなかよくピラミッドまで行ったものだと本音では感心。

その夜は夜半過ぎから激しい雨で本当の目的である筈の天の川の写真撮りができずにがっかり。何のために重い三脚やカメラ2台もザックに入れ持ってきたのか。本当なら梅雨明けの今頃は一番天候の安定している時期なのだけれど。う~ん残念無念!

 

朝起きてみると周囲はガスで真っ白ですが雨は止んでいたので朝食のあと独標方面に向かいます。前回のときは我々だけで貸切状態の小屋も夏山シーズンということで相部屋で結構ツアーで来ているおばさん団体客が多くそれらの人がみな独標方面に登っていきます。山ガールを期待していたのに全くの期待外れ。

丸山に登る頃にはガスも時々晴れるようになってきたので気分よく登ることができます。これが夏山の醍醐味です。左下には梓川と上高地が見えます

途中のハイマツ帯を越えてガレ場を過ぎ、独標手前までは危険個所はないのですが最後の登りで鎖場があります。しかしゆっくり登れば危険と言うほどでもなく誰でも登ることができます

独標にむけて歩く登山者の列々・・・

独標手前で

 

独標直下より

ルートは独標までは大丈夫ですがここから先は峻嶮な岩稜地帯で痩せ尾根・鎖場など登山道も危険個所の連続。特に西穂から奥穂へのジャンダルムを超えていくルートは日本でも屈指の難易度の高い危険地帯で、限られた人々しか立ち入ることはできません。無論、我々ははなから無理と判っているので西穂に向けていける所までと考えていました。実際独標まで来て殆どの人が引き返していきます。独標から先の下りを見ると垂直の壁を降りる感じなので確かにビビリます。ここで恐いと感じたら先には行って行けないとありますがその通りですね。まあ実際は3点確保をしっかりして慎重に下れば大丈夫なのですがそれでも危ないことには変わりありません。

独標からピラミッド方面をみるとそびえ立つ岩肌が迫ります

こちらは独標を過ぎ下ってからピラミッド側9峰から独標方面を見た所 そんなに危険なようには見えないけれど・・・

独標を慎重に下り、そしてピラミッドピークを登り始めたらまたガスが掛かり始め眺望は一切きかなくなってしまったのでここで先に行くことを諦め引き返すことにしたのですが登ってくる老人チームが3人、聞くと78歳ということ、足取りはびくついている感じですが相当山慣れているんでしょう。ゆっくり、極めてゆっくりですが着実に登って行くのです。見事な物です。我々はあの年まで山登りすることができるだろうか?

そんな訳で西穂まではいくことが出来なかったのですが雨に降られることがなかったので良しとしないといけないのかな。

再び山荘まで下り名物の西穂ラーメンを食べて新穂高まで下ってきたのです。途中、平日でも登ってくる人が沢山いましたが、このコースは手軽に3000メートル級の山に登れるので人気があるのでしょう。

 

 

 

 

 

 


八幡平散策

2011-07-01 | 山歩き

八幡平は名前の通りなだらかな山というより高原のよう。深田久弥の「日本百名山」でもあるけれど駐車場から30分も歩けば1613mの頂上に簡単に立つことができます。道も山登りというより散策路といった感じでそれこそハイヒールでも歩くことが出来る位。しかしアオモリトドマツの枝を見ると一方だけに枝が張っており厳冬期は人を寄せつけない厳しさということが判ります。7月にもなろうかという今頃でも日陰には残雪が多く残っており散策路にも所々雪があります。湿原も多くこれから8月にかけて沢山の高山植物が咲いて見頃になっていきます。

散策路のあたりにもショウジョウバカマやふきのとうなどが沢山咲いていました

頂上付近から八幡沼方面を見る

 

↑エンレイソウ

↑ハクサンチドリ

↑ミヤマキンポウゲ?かな

 


寧比曽岳~筈ケ岳

2011-04-20 | 山歩き

去年の晩秋、「キララの森」から東海自然歩道を歩き寧比曽岳に初めて登ったときは頂上で痺れる程の寒さに閉口、3月頃暖かくなったらもう一度来ようと思っていたけどなんだかんだと行きそびれてしまっていた。農作業も少し一段落したので又忙しくなる前に行っておこうと、起きる前の布団の中で決めてそそくさと準備をして8時出発。現地までは40km程なので1時間弱で到着します。

今回は同じ東海自然歩道のルートだけれどキララの森とは逆側に位置する大多賀峠経由で登ることにし9時前に峠の登り口に到着。ここから登れば約2km、1時間位で1120mの頂上に立つことができます。キララの森方面からは山を巻きながら7km歩かなければいけないので比較するとこのルートは登りが多いけれど短時間で頂上に着くことができます。

大多賀集落を眼下に望む峠の登り口がすでに標高800m位なので頂上まではおよそ300mの標高差。山の尾根筋に沿って杉や檜の植林帯を登っていきます。見晴らしは良くはないけれど手入れの行き届いた林の中を黙々と歩くのは今の季節なら悪くは無い。ただ木の階段は結構歩きづらいです

1RAW→5Jpeg→Photomatix→Topaz Adjust

出発から1時間後の10時前には寧比曽岳の頂上へ。

見渡しはいいけれどこの日は春霞がかかってしまい景色は今一歩。本当なら鈴鹿山地、尾張平野や御嶽、恵那山などが見渡せるはずですが・・・

又、10分位段戸裏谷方面に戻ると富士見峠があるのですが樹が大きくなる前はここから富士山を見ることが出来たのかもしれない。

 

今回はここから更に1時間程歩いて筈ケ岳まで歩き、再び同じ道を戻って寧比曽岳の頂上でおにぎりとノンアルコールbeerで昼食。

昼ご飯を済ませた後はポカポカ陽気の春の日差しを浴びてゴロンと草の上で一休み。至福のひと時といったところ。

愛知県には高い山がなく奥三河方面に1000m級の高さの山があるくらいですが朝思いたって向かっても家からだと短時間で着く事ができるので気軽に山歩きを楽しむには中々のロケーション。今年もあちらこちらとふらふらし山歩きを楽しもうと思っています。さあ次は何処の山にするかなあ。

 

 

 


寧比曽岳(東海自然歩道)

2010-12-25 | 山歩き

茶臼山についで愛知県で二番目に高い山が寧比曽(ねびそ)岳。といっても標高は1120mですからそんなに高い山という訳ではありません。

22日朝方、突然外付けのHDDをPCが認識しなくなりメーカーサポート(どうしてメーカーサポートってどこも電話が全く繋がらないんだろう)に連絡したり考えられるあらゆる方法を試してみたけれど、結局どうもオシャカになってしまったよう。な訳で結局一日中部屋に籠もっていたのですっかり体がなまってしまった。そんな訳でちょっと歩こうということで23日に行ってきました。

車を飛ばせば1時間くらいで標高920mの段戸湖着。ここはニジマスやブラウントラウト等が放流されています。流れ込みには50cmクラスのネイティブ化したレインボーの姿を見つけてうっとり。あんなサイズをドライフライで釣ることができれば最高なんて思いながら・・・。

この周辺は段戸裏谷という県下で一番の原生林が広がっており「キララの森」という名前が付けられています。駐車場から山頂までは標高差約200mを東海自然歩道の道を7.5km歩いて登ります。アップダウンはそんなにないので楽に歩くことができます、標準コースタイムで2.5h位。さすがにこの季節、駐車場は1台釣り人の車があるのみ。支度をして歩きだします。気温2℃ですが歩いてしまえば直ぐ温かくなりモンベルのウインドブレイーカーで充分。パタゴニアのフリースは車に置いていって正解でした。

山道では誰も会わずに昼前に山頂に到着。

開けた山頂からは遠く名古屋市内まで見渡すことができ早い雲の動きをインターバル設定をして撮影しながらおにぎりとお茶で昼ごはん。山頂での気温はSUUNTOが0℃を示していたけれど体温を拾っているので本当はもう少し低いでしょう。暫くすると手袋を取っていた手が痛くなってきました。ご飯を食べていたら4グループ程登ってきましたがいずれも逆方向の大多賀方面から登ってきた人たちです。そちらからだと歩く距離が短いのです。山頂には1時間近くいたでしょうか。カメラを仕舞ってまた同じ静かな山道を戻って車の所に戻りました。

この地域は大正時代から保全されており伐採がおこなわれなかったので今もブナ、ツガ、ミズナラなどの大木が残っています。


弥勒山~道樹山への低山ハイク

2010-12-05 | 山歩き

サラリーマン時代同じセクションで働いたことのあるOさんが名古屋に来ているとメールがあり夕方から名古屋駅で待ち合わせ。名古屋ドームで「嵐」のコンサートがあり9時過ぎの新幹線は混雑するだろうからそれまでに駅に帰ることにして、名古屋B級グルメ定番の手羽先屋にいったのですが久し振りなのでついつい飲みすぎ。Oさんは去年乳がんの手術をしたということを初めて聞きビックリ。転移もないということなので良かったです。

目が覚めると案の定二日酔い気味。すっきりしないので軽く山登りで汗をかこうと決め布団の中で情報収集。余り遠くない山でまだ行ったことのない山をいろいろ探した所、東海自然歩道のコースになっている弥勒山~道樹山への往復ハイキングに決めて向かいました。内津峠の入口に車を止めて歩きますが既に標高250mここから400m強の弥勒山まで1時間半の道程。誰もいない山道を登って頂上に着くと結構な人が展望台周辺にいます。登るときは誰にも遭わなかったので多分反対側から登って来た人達でしょう。

雲ひとつない好天でしたが春霞のかかったようなすっきりしない眺め。黄砂でも飛んできているのかな?

展望台から春日井市東部丘陵方面

 

ここで驚いた光景に出合ったのです。

なんとヤマガラが人間の手からエサをついばんでいるのです。何人かがやっていたのでここのヤマガラは慣れているのかもしれません。それにしても野生の小鳥が直接人間の手の餌を食べる姿を見るのは初めて。ヤマガラは学習能力が高いようですから徐々に慣れていったのかも知れません。

1m位の距離でも人間の周りを恐れず飛んでいます。

小学生の女の子の手からピーナッツを食べていました。ピンボケですが。

なんか感動。

 

ここでおにぎりを食べてから小休止し、その後道樹山まで足を伸ばした後は同じ道を引き返し下っていったのですがどうも途中の景色が違うような気がする。更に道もはっきりしなくなってしまったのですがかまわずそのまま尾根筋を下っていくと又山道にぶつかり更に下り続けていると3人組に追いついたので「この道は内津峠にくだる道ですか?」と尋ねると「いやあ違うよ。相当下りてきちゃってますよ」と言われ引き返し30分ほど戻ると確かに分岐がありここで間違えてしまったようです。分岐に案内がなかったので間違えてしまったけれど夕暮れまでに車の所まで辿り着けたのでホッと一息。

ヘッドランプも持ってきていなかったのでもう少し遅ければ暗くなってしまい危ない所でした。こうゆうこともあるのでやはり装備はきちっとしてから向かわないといけない。反省しきり。

 

こちらから見ると東海自然歩道の看板がすこし見ずらい

ここの分岐を間違えて左へおりてしまった。


西穂山荘~独標へ

2010-11-10 | 山歩き

 

今年最後になるかも知れない山登り、義弟に誘われ西穂方面に7,8日と行ってきました。転勤で岐阜中津川に住んでいる義弟の家に朝5時集合。車で登山口の新穂高温泉に向かいます。ロープウエイを使って手軽に登れる西穂山荘へ行こうという訳です。

丁度今頃は空の青・山の白・紅葉と3段の色合いが楽しめる季節ですが、実は着いてみると3段どころではなく青・白・黄・赤・緑と5段の色の取り合わせで、特に紅葉は錦秋の言葉そのものです。丁度いいときに来たようです

ロープウエイ駅の駐車場は有料だったので数百m下流側に有る無料駐車場に車を止め、足慣らしにロープウエイ駅まで歩き第1、第2ロープウエイと乗り継ぐと一気に標高2156mの山頂駅まで運んでくれます。

ロープウエイも普段は30分毎運行ですがオンシーズンの今は休みなく動いており観光客で満員電車並みの混雑です。ところがロープウエイを下りて展望室に登れば360度の景色を見ることができるのに多くの人たちはお土産売り場に殺到し、我先にと色々なお土産を買い漁っています。何だかなあと言いながら我々は屋上へ

4F屋上からは西穂高、そして奥に槍の穂先や奥穂、北には笠ケ岳、双六、西に乗鞍さらに遠く白山連山まで見渡すことができ素晴らしい眺望。特にまだ山を初めて間がないS氏は感嘆の声を上げ通し。そりゃあ無理もないわ。

ここから西穂山荘までは標準タイム1時間半ほど。駅を出るともう結構な雪。早速滑って転びながら「なめちゃいかんぞ」と言いながら登山道に向かいます。この雪は10月下旬の寒波で積った雪ですが結構踏み固められてアイスバーン状態になっているので慎重に歩いていかなければなりません。やっぱアイゼンは必要。

山荘に着く前に結構な坂がありますがしっかりトレースが残っておりなんなく昼前に到着。ここで宿泊手続きを終え独標までピストンすることにし余計な荷物を部屋に置いて出発します。往復で3時間あれば戻ってこられるのと翌日の天気予報が芳しくないのでそのまま向かいました。尾根に出ると雪も飛ばされておりそんなに沢山は残っておらずひと汗かけば丸山に到着。午後になっても雲ひとつない青空だけれども稜線は流石に風が冷たい。一気に冬です。山は夏から秋を通り越し冬になると言いますがその通りで荒れたら最後、夏山しか知らない我々レベルではとても太刀打ちは出来ないでしょう。

丸山から見る前穂の雄

途中で会った人は朝から登り独標、ピラミッドピークから西穂高まで往復したと言っていたけれどロープウエイを使っても標準タイムで往復約9時間。我々が戻っても山荘にいなかったので日帰りで登った訳で、独標までの最後の岩場にビビった我々には信じられない事でした。或いは前日西穂山荘に泊まり早朝出発したのかな?

日没後山荘前から常念方面を望む

 

日没

 


 

 

 

 


御嶽山(その2) Time Lapse

2010-09-09 | 山歩き

前回は到着したとたんに雨となり夜中から暴風雨。翌日死に物狂い,ほうほうのていで逃げ下りてきた御嶽登山のリベンジですが、今回は天気も良く絶好の撮影日和。それにもかかわらずすすめられるままお代わりした日本酒の飲みすぎで肝心のカメラの設定ミスを犯し見事に星のインターバルは失敗。

それでも山にかかる雲の動きやご来光はインターバル撮影がなんとかできたので出来映えはともかく編集しyoutubeにアップしてみました。

ちなみに自分で音楽も作ってBGMにしました。トランス風味を狙ったのですが,なかなかそううまくは行かないもんです。

10月15日まで小屋は営業中、この山の紅葉は見事らしいので行きたいけれど稲刈りアルバイトがあって無理だろうなあ。


この夏2回目の御嶽山登山(その1)

2010-09-08 | 山歩き
7月末に御嶽に登った時はその日夜から荒天に遭ってしまい全く星写真どころの騒ぎでなかった。このことは以前のエントリーで書いたのですが、何としてでも星空を見たくてこの夏2度目の御嶽登山です。本当は別の山に行く予定でしたがちょっと準備不足もあり慣れた御嶽にしました。

5日の朝、起きて天気予報を確認するとそこそこ安定しているようなので車を走らせ登山口には11時着。今回は岐阜県側の小坂口からの登りです。ここは登山口に濁河温泉があるので下山してからの愉しみが待っています。

標高1800メートルから約3時間ほどで飛騨頂上に位置する五の池小屋に着くことができます。標高差約1,000メートル。この小屋に泊まる為の最短ルート。小屋は増築中で沢山の職人の人たちも泊まっています。今の小屋自体もまだ出来てから10年程なので入ると木の香りがしていかにも山小屋といった感じで気に入っています。
丁度今日が新しい小屋の上棟式ということで棟梁から登山者にも飲み物をプレゼントしてもらい(勿論自分は
beerをいただきました)一緒に酒盛りで山小屋ではあり得ない居酒屋状態。今回初めて小屋番の市川氏と話をすることが出来ましたがものすごくフレンドリーな人でいっぺんにファンになりました。熱燗いっぱい呑ましてもらいアリガトウ。

自分は写真を撮るので途中で退席しカメラを持って外にでたのですが寒くない! 温度計を見た所12℃もあります。去年のほぼ同じ時期には4℃でしたからやっぱり異常気象は山の上でも同じです。

所で肝心の写真ですが星の全周運動をインターバルで撮って動画化したかったのですが・・・結果は見事失敗
酔いの精にはしたくないけれど完全に基本的な設定ミスでした。2時間近く外で頑張ったのに悲しい。

しかし多少雲があったものの満天の星を見ることができたので良しとしよう。


↓いわゆる「星屑」ってゆうやつです。数限りない星の数々、中央が天の川(Milky way)です
こんなへたっぴな写真では本当の美しさの百万分の1も表現できていませんが・・・

(NIKON D300S ISO3200+TAMRON f2.8 28-75mm 30sec)
真っ暗闇の中ピントを合わせるのに四苦八苦 
もっと明るい広角レンズが欲しくなってきた。  うーん レンズ沼にはまり込みそうで恐い。 

摩利支天山越しに
15秒の露出なので星の数が少なくなってしまった


翌朝のご来光(日の出5:20)


星のインターバル写真は失敗したけれどご来光はなんとか撮れたので編集できたらアップしようと思う。

手前が中央アルプスで奥には南アルプスが見えます

ハッチョウトンボ

2010-08-15 | 山歩き
昨日キノコを見つけた場所からもう少し奥まった所に行くと山肌から水が染みだし湿地帯になっている所があります。もう少しするとそこに食虫植物のモウセンゴケや希少植物シラタマホシグサが咲くのですが様子を見に行った所、それらはまだ咲いておらずサギ草の花が咲いていました。ここでサギ草を見つけたのは初めて。


その周りをハッチョウトンボの♂が何匹か飛んだり休んだりしていたので撮ってみました。わりと休憩することが多いので楽に取れますがなにせ世界で最も小さい部類のとんぼ、大きさは1円玉の直径しかないので相当近寄らなければならない。
小さな体に真っ赤な胴体が目立っています


その場所に同じく小さなトンボが飛びまわっておりハッチョウトンボの♀かなあと思って写真を撮ったのですが
胴体の模様が異なっているようで調べてみてもよく判らない。


きのこ

2010-08-14 | 山歩き
墓と神棚に供えるサカキを取りに里山に行って枝を切っていた所、足元にキノコが一個あり真っ白な色がすごく目立っていました。
写真に撮ってきて家で調べてみるとどうも「シロオニタケ」という種類のようです。
以前は有毒かどうかわからなかったようですが最近では毒キノコらしいという評価になっているとか。


御嶽山

2010-07-30 | 山歩き
毎年,梅雨が明けた今頃の時期、木曾の御嶽(3,067m)に登ることにしています。

この山には9つのコースがあり、去年に続いてポピュラーな王滝口から登ることにして早朝家をでて現地着が7時半。
このコースは標高2、180mの田の原まで車で一気に昇ることができるので膝に傷を抱えている身には便利なコースです。最も他のコースもロープウエイを使えば同じ位まで楽に登れるので日帰り登山も楽勝ですが当方は星と夕日、日の出の写真を撮ることが目的なので何時も小屋泊まりです。

天気予報を見ると余り芳しくない予報がでていたのですが、ままよとばかり行ったのです。結果これが後に泣きを見るはめになりました。

田の原に着いた時は頂上まで見通しがききいい感じ。
登り始めるとなまった体に直ぐ汗が吹き出しびっしょりになって喘ぎながら高度を稼いでいきます。

駐車場に車を置きこの鳥居をくぐって山に入っていきます

多分7合目あたりでしょうか。今年は残雪が沢山残っていました。見上げると遠くに頂上小屋が見えます。
このコースはずっと見晴らしがきいているので好きなコースです。


王滝頂上に登るまでは立山、白山、富士山と共に信仰登山のメッカだけあって沢山の人が登っています。

今日泊まる五の池小屋は飛騨頂上にあり王滝頂上まで登った後、更に4km程北に行った所に位置しています。 王滝頂上で剣が峰(3,067m)へのコースと分岐し山を巻きながら途中2,900mという日本最高所にある二の池の横を通って賽の河原、摩利支天乗越経由で小屋に向かいます。小屋までの道は時おり登山者に行き合うだけで静かな山歩きです。コースは大きなアップダウンもそんなに無く、途中昼ご飯を食べたりゆっくり高山植物などを見ながら歩いていくことができます。

二の池  
                                 

更に飛騨側にある三の池。下に見ながら斜めに下り登り返した所が小屋のある飛騨頂上。


途中には信仰の山らしく色んなモニュメントがあちらこちらにあります


賽の河原で  ちょっと不気味




ゆっくり歩いても2時前には小屋に着いてしまったので荷物を置いて継子岳までピストン。
この縦走路は晴れていれば本当に雲上の楽園、片道30分程でいくことが出来ます。生憎今日は雲で乗鞍越しに槍・穂高連峰を見ることはできませんでしたが天気が良ければ最高の眺めです。途中至るところにコマクサの群生が見られます。


コマクサ

小屋に戻る頃になって一面ガスに覆われホワイトアウト状態、時折雨粒も落ちてきて不安な気持ちになりながらも帰って一休み。
何と小屋にベルギービールなんかが置いてあるではありませんか。トラピストビールのシメイホワイトは品切れだったのでオーストリアビールの「エーデルワイス」を注文。あっという間に呑んでしまいました。お値段も山の上という事でそれなりなので1本だけで我慢、後は持参の角瓶をチビチビしながらゴロン。

夕飯のご飯の声で目を覚まし用意された鍋をいただきます。今日の宿泊は一人だけなので寂しく飲んでいたのですがスタッフの方の特別な計らいで砂肝焼きが出てくるわ、おまけにデザートも大サービス。一人で泊まるのも悪くはないなあとにんまり。五の池小屋のチャーミングな女の子ありがとう。



しばらくすると雨音が激しくなりなり、こりゃ星の写真は無理かと思って布団に入りこんでいる雨の音に混じって時折ゴオゴオという強い風の音が聞こえます。 一晩中音は止まず何度か目を覚まし、うとうとしながら朝を迎えたのですが台風のような状態でこれは写真どころの騒ぎではなく、天気予報ももっと悪くなるということで早々にカッパを着込んで小屋を出発。停滞も考えたのですが30日の午後一に用事があり止むをえず出発。

<恐怖の帰り道のこと>
ガスで見通しの効かない登山道を下山に向って歩きはじめたのですが、途中の風の強いことといったら・・・立って歩けないほどの風にあおられながら、まるで台風の真っただ中にいる感じです。山でこんな強い雨と風に合ったのははじめての経験です。途中一人の登山者に出会い「剣が峰のところは飛ばされそうになるので充分気をつけて下さい」と言われ、その道を避けるとなると昨日行くときに利用した巻き道を通るしかありません。この道は天気が良ければ注意して歩いていけば大丈夫なのですがこんな荒天ではどうだろうか。
不安に駆られながらも向かったのですが・・・

実はこの道、今年は途中に雪渓のトラバースがありここは本当に怖かった。滑って落ちれば雪の上、数百メートルの谷底まで一直線。この風の中アイゼンもなしにトラバースすることははっきりいって無謀としかいいようがありません。
一瞬引き返すことも考えたけれど王滝頂上まではもう後少しなので決心し一歩ずつ、本当に一歩ずつストックを雪に差し込んで踏みしめながら何とか50m程の距離を横切ったのです。この時ばかりは神頼み!突風が吹かないことを念じながら進んだのですが幸いなことに突風は吹かず何とか通過することができました。
あの時風にあおられて滑落死したら間違いなく非難されていたことでしょう。ホントヤバかった。
来年からは必ず軽アイゼンを持っていくことにしよう。

そんな訳でえらい目に遭ってしまい3千メーター級の山の恐ろしさを体験した帰路でした。

写真が撮れずがっかりなのでこの夏もう一度行きたいなあ。

キララの森を歩くこと

2010-05-08 | 山歩き
予定では今日ピーマンの定植をするつもりでしたが昨日の雨で畑に入れません。
朝起きて快晴だったので母親をデイサービスに送り出した後「送り出す時ひと悶着あったのですが」ドライブがてら山に向かいました。行先は段戸裏谷原生林です。今年の早春に行こうと向かったのですが途中通行止めで引き返してきた所です。


愛知高原国定公園の中にある「きららの森」は明治時代に学術参考林となったために伐採を逃れブナ、モミ、ツガ等の巨木が残された貴重な標高1,000前後の山です。

散策路入り口には段戸湖(湖というよりは池といったほうがいいかも)がありルアー&フライフィッシングの管理釣り場となっています。
その昔「悪魔の釣り」といわれるルアー&フライフィッシングに凝っていた頃はよく通ったものです。ここで50cmオーバーのレインボー(ニジマス)を釣ったことがあり(ま、養殖ですが)思い出深い場所です。


駐車場に車を止めここから歩き始めます。萌黄色した若葉の森を歩いて行くと小鳥のさえずりがうるさいくらい。カメラと大砲のような巨大望遠レンズを三脚と一緒に担いでいる人が目立ちます


きららというのは実は雲母のこと。あの絶縁材料に使われるマイカのことですが。このきららの森はこの雲母が多く道を歩いていると確かにキラキラと光ります。名前の由来はここからと本で読んだことがあります。



途中の渓谷の小滝。紅葉の季節にまた行こうと思っています