遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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青春の信大へ(3)

2018-07-11 06:39:00 | 行ってきました

懐かしいヒマラヤ杉の木陰

昔のままの本館

由来を記す銘板

正面階段

校長(学部長)室

クラス会最後の立ち寄り地は我々が実際に学んだキャンパス。旧制松本高校、松本連隊が使用していた建物でもある。

思誠寮と22番23番大教室は取り壊されたが、講堂と本館は「あがたの森公園」として保存されている。小ぶりで質素な建物であるが我々の思い出を保存するものとしてはふさわしい。巨大なヒマラヤ杉の並木も健在で緑濃い木陰を作っていた。

この校舎は現在も公園建物として合唱グループや稽古事に使われているらしく、覗いた我々にも見てゆかないかと誘われた。ただ残すだけでなく、日常使われているのはなんだか嬉しい。青春を過ごした時代の空気がそこ・ここに残っているような気さえする。

クラス会幹事諸氏のプログラムの見事さはここを最後に持ってきたことではないか。皆満足し感慨を深め、昼食会場にむかった。


各部屋をつなぐ廊下

講堂内部

講堂シャンデリア

公園として使用されている内庭

青春の信大へ(2)

2018-07-09 06:00:52 | 行ってきました

堂々たる近代校舎群

校門の表示

学部校舎銘板

緑陰濃いキャンパス内

信大クラス会の次の目的地は現在の校舎。我々が卒業して間もなく、我が学部文理学部は改組され、場所も移転した。現在は法経学部と称し場所もお城に近い旭3-1にある。

幹事が予め連絡をしておいてくれたのか正門近くに職員な二人出迎えてくれている。本日の案内は文理の後継法経学部と図書館だそうだ。

校舎は高層で立派、キャンパスは緑豊富で広々としている。大教室では現役の介護管理士が講義をしていた。

続いて案内された図書館も軽食レストランに隣接したスペースはグループディスカッション用途のことでテーマを決めお茶を飲みながらディスカッションするという。静かに本を読み、調べ物をするといったイメージはない。(もちろんそういったスペースも上階にはある)知識の深め方もいろいろある。上級生が勉強の相談に乗ってくれる常設の窓口もあった。

小谷コレクションや、北杜夫文庫なども別コーナーで設けられておりその気さえあれば学生はかなりいい環境で勉強できる。外国人学生もかなりの数姿を見かけた。まさに隔世の感だ。

もう一つの変化は自家用車の駐車が多いこと。グランドはほぼ車で埋まり、もうスペースがないほどだ。地理的に言えば都会の学校に比べて擦れてない子が多いと思われるが、すれ違う顔を見ても何やら、スマートで素直そうな子が多かった。


講義中の大教室

図書館入り口

グループミーティングスペース

開架室閲覧スペース
小谷コレクション等の資料室

職員の説明を熱心に聞く級友たち

グランドは車に占領されてた

安曇野散策

2018-07-07 03:33:34 | 行ってきました

前常念岳もくっきり見える

北アルプス北部

盟主 鹿島槍ヶ岳

信大のクラス会の碌山美術館の次の訪問地は、安曇野の原風景と言える大王わさび農場だ。幸いにも好天に恵まれ爽やかな初夏の風に頬をなぶらせながら里山の典型的な風景の中を歩いた。

見上げれば北アルプス連峰北部が連なり、鹿島槍ヶ岳、杓子岳、白馬が岳などが、白雪を頂きに残して続く。今年は例年に比べて雪形も早く痩せて、間近の蝶ヶ岳のものも、消えかかっていた。

ガイドの資格もあるマイクロバスの運転手の話では、いつもの年より一ヶ月近く雪形が消えるのが早いとおっしゃる。3年前苦労して上り下りした常念岳は目の前だ。




水車小屋

安曇野のシンボルとなっている水車小屋は、清流に水車を浸しゆっくりと回っている。黒澤明監督の「夢」に使われたことで有名だが、円形の山々、なだらかな水田、湧き水で流れる清流と、よくぞこの地を発見した、と言いたくなる。




大王わさび農場

わさび農場は相変わらず黒の寒冷紗でワサビ田を覆い、直射日光を避けていたが、ここはもともとから河原や畑ではなく、豊富な湧き水を受けるように石ころだらけの原野をワサビ田として切り開いたのだという。

確か深澤一族が20年かかって開梱したとガイドさんが説明してくれたが、土木工事の機械化が進んでない時代の20年の根気とか執念には頭が下がる。

ワサビ田、水田、水車、北アルプスの峰々で成り立つ安曇野はまさに私にとっての故郷にほかならない。

早逝の芸術家

2018-07-05 05:08:38 | 行ってきました

安曇野の一角に建つ

美術館前景

庭の作品

大学同期のクラス会の翌日はまずは碌山美術館へ。ここは20年ほど前か、穂高でクラス会をやった折にも来たことがある。その時初めて萩原碌山(守衛)の彫像に触れ、力強いタッチに魅了された。

その後家族で訪れたことがあるが、自分が思うほど家族は感激してくれず、少し拍子抜けの体だったが、今回久しぶりに見る碌山の彫刻、デッサンはやはりなにか訴えるものがあった。

碌山はパリに学びロダンのアトリエにも足を運んだり、美術学校アカデミー・ジュリアンで彫刻の勉強に専念したが、帰国後わずか2年で30才5ヶ月の生涯を閉じた。まさに夭折の天才芸術家と言うにふさわしい生き方である。

ここはしのごと言わず、何よりまず彼の残した彫刻、絵画デッサンと対峙することをおすすめする。肥沃な安曇野に眠る天才の息吹と対話するのが一番だ。




おじさんの本音

2018-07-03 00:00:59 | 


久住昌之「こんどは山かい!?」山と渓谷社

ふらっと寄った図書館でパラパラめくって読んだ本。著者はグルメの分野で売れている漫画家だという。

内容は低山登山を楽しみ、温泉に浸かり、居酒屋で酒を喰らうという、まさにおじさん族の本音というか、やりたいことを体現した本である。

好奇心旺盛な著者が見つけた新しい楽しみはなんと「山登り」。関東近郊の楽しいハイキングコースで、つらくない山登りを満喫したら、山麓の温泉にまっしぐら、
そして地元色100パーセントの居酒屋や食堂で一杯やりながら地元グルメを満喫。まさにこれは、大人の遊園地登山ともいうべきもの。

メニューを並べれば、奥多摩・むかし道&ヤマメの刺身とキノコ汁、真鶴半島・魚つき保安林&おさしみ定食、房総・鋸山&驚きアジフライといった塩梅。

庶民的なところがなんとも共感できる。私も体力がればこんな山旅をしてみたい。

青春の信大へ

2018-07-01 00:08:27 | 友人・知人

特急スーパーあずさ

スーパーあずさの車内

2年ぶりに大学のクラス会が開かれることになった。前回は名古屋の我々が企画・運営を担当した。今回は長野勢のクラスメートがが担当で、とりあえず松本駅集合である。

東京に用事もあったので、新宿から特急スーパーあずさ11号に乗り松本を目指す。久しぶりに乗る中央線の特急車両はモダンである。新宿発10時松本着12時31分に乗り込む。集合時間は2時なので、少々余裕がある。松本の街を久しぶりに散策したいと行程を組んだのだ。


松本駅お城口正面

松本駅アルプス口

松本到着。駅前は学生時代とは面影が全く変わり、コンクリートの建物が取り巻いている。美味しい蕎麦屋さんを駅の案内所で紹介してもらう。2軒ほど教えてもらい、本町の丸周という店に向かう。学生時代にはなかった店だ。店主に聞いたらここはその頃は同じ名前の印刷屋だったとのことだった。

頼んだのは10割蕎麦。きちんと打ってあり、たれもいい味である。店の作りも昔の印刷会社の古民家を生かして風情があった。店主の客あしらいもほどがよく「松本に帰ってきた」という感を深くした。

近代的にリニューアルした街を味わいながら再び駅に向かい、友が待つアルプス口で2年ぶりに再開。指し回しのマイクロバスで、熊井啓記念館を見学の後本日の宿泊施設ほりでー湯に向かった。

久しぶりの旧友との会はすぐに昔のコンパの雰囲気に戻り、皆50年前と同じになった。昔の仲間と一緒になるというのはなぜこんなに癒やされるのだろうか。

ほりでー湯

緑に囲まれた宿泊施設

いい湯でした

雲たなびく朝

朝食会場