遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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山岳写真家 岩橋崇至

2013-08-14 12:24:50 | 雑感


岩橋さんの写真展が松本であるというので見に行った。この方の奥様が家内の同級生であることからのご縁である。
6,7年前名古屋で個展を開かれた時も、見にゆきずいぶんシャイな人だなあと言う印象をもっていた。

文化勲章受賞の日本画家岩橋英遠の実子で、芸術家の血統ではある。縦2m×横3mくらいの巨大な作品が見るものを圧倒する。厳しい父親で、没年の2年ほど前にやっと「まずまず見られるものになってきた」と言われたという。

作品は大きいだけでなく、映像が素晴らしい。アメリカンロッキーのロックガーデンの地表に現れた地層の造形は圧巻である。北朝鮮の白頭山、北アルプス・ジャンダルムのの朝、夕景、黒部渓谷の水、燕岳の岩峰、ナナカマド、コマクサの映像いずれもプロとしか云い様のないものである。

この日はギャラリートークという事で、本人が紹介されたが、紹介者の説明通り、シャイだけでなく、売り込みも下手で、商売氣も全くない。迫力ある作品とは落差がありすぎる。作品の説明も言葉を探しながら、とつとつとなぞってゆく。
ビジネス的にはマイナスでも、山男然としたこんな姿にとても好感が持てる。

お盆休みに涼しい松本で、迫力ある写真を鑑賞するのもいいのではないでしょうか。
「大地の貌(かお)」26日まで松本市美術館で開催。 入場無料


友遠方より来る

2013-08-13 07:07:22 | 雑感
帰ってしまった後、早速噛み締めた。

山仲間と歓談中の午前、電話がかかってきて、今豊平に居る、と懐かしい声。
高校3年間同じクラス、大学4年間同じ下宿で暮らした、私にとっては無二の親友ともいうべき男からだ。
春先、高校のクラス会が東京であったおり、お前の顔が見えなかったとわざわざ電話をかけてきてくれた友人である。

最近私が蓼科に居ることが多いと知って、家族連れでこちらに遊びに来る機会に声をかけてみようとしてくれたらしい。山仲間と入れ替わりに、奥さんと二人連れで訪ねてくれた。
この友人Kは、凝り性といえば凝り性、なんでも徹底的に追求するという性格で、高校の歴史教師を早期退職後悠々自適の生活を送っている。晴れた日は山歩きを一年170日も楽しみ、地元岐阜の山、国内百名山は勿論、遠くキリマンジェロまで遠征するという徹底ぶり。雨の日は近くの碁会所に通い、そこの7段格というから、ほぼ師範代に近いのだろう。

ちょっとしたロマンチストで、教育にも情熱を持っていたが、日教組系の所属で、管理教育とは合わず、定年前に退職した。彼とは専攻科は違ったが、学生時代下宿のお寺の大きな部屋で夜中までよく議論をした。青春時代のいい思い出である。

教え子と結婚するときには大阪の私のアパートまで話をしに来たこともある。信州の山にも一緒によく登り、徳本峠で冷たい雨に打たれ、遭難しかけたこともある。二人共良いお爺さんになったものだが、わざわざこの場所を覚えて居てくれ、岐阜真正の梨をお土産に持ってきてくれた。二人だけなら予約してある食事は断ってこちらでゆっくりして行ったらと誘いたかったが、息子、娘家族一緒で総勢11人が楽しむ予定という事で、残念だが諦めた。

ほんのひと時だったが真夏の昼の夢だったのか。楽しいひと時だった。
帰った後の部屋が一瞬静まり返ったように感ぜられた。

結局、花を愛でに

2013-08-12 08:17:17 | 行ってきました
鳳凰三山登山口 青木鉱泉
ドンドコ沢コース案内標識
数少ない案内板

お盆休み突入の10,11日山仲間(温泉登山部と称しているのですが)と、南アルプス・鳳凰三山へと向かった。
朝、6:45分には家を出て8:30にはスタート地点の青木鉱泉に着いていた。途中かなり細い山道のアプローチだったがなんとかすれ違う車もなく辿りつけた。久しぶりの山行である。

迷惑をかけないようにと、少なからず軽いトレーニングをしてきたが首尾やいかに。仲間は名古屋から来るので11時ころから登り始めるという。
体力を考え、我々二人は早めにスタートし、鳳凰小屋で合流と言う計画である。登り6時間という今日の工程で南アルプスの懐の深さを感じた。
青木鉱泉の駐車場は、ほぼ満車。2日分の料金を払い出発。ドンドコ沢のとっつきは堰堤工事中で迂回路がトラ柵で誘導されている。こんな山奥まで、アベノミクスの影響が出ている。

名も知らない滝2つ

登り始めてすぐ傾斜はきつくなり、沢を幾つか横切る。若い人たちのパーテイに幾組か追い抜かれる。年配の大きな荷物であえいでいた人を追い抜いた外は、沢筋で食事休憩をしていた若い3人組を通り過ぎただけで、ゆっくりしたペースで登る。背中の1Lの水とおにぎりもそんなに気にはならない。道は明瞭であるがさすが南アルプス。切れ切れで、整備はされていない。1時間半くらいの所で滝が見えてきた。ガイドブックにはないし、標識もない。2つ目の小さな滝も過ぎ、2時間弱の所で南精進の滝の標識、遭難碑があった。ロープを頼りによじ登ると、堂々とした水量豊富な滝が落ちている。滝の横で休憩。凍らせて持ってきたペットボトルの水が、ちょうど溶けてきて冷たく美味い。

南精進の滝

そこから更に1時間、木々の間に咲く名も知らぬ高山植物を愛でながら登る。11時45分、同行の家人が太股の痛み(足痙り)を訴える。中休止して足を伸ばす。おにぎりを一つだけ食す。12時出発、鳳凰の滝の標識現れる。下ってくる人に聞くと、この上はなかなか厳しい上りが続く、特に五色の滝付近はけわしいとおっしゃる。15分歩いた時、2度めの足痙りに見舞われる。相当痛そう。ここで登りを断念して下ることにする。

こんな山道が続く

仲間に連絡しようとするが、携帯に出ない。少し慎重に下るがそのうち慣れてきて、又登ろうかと言わんばかりだが、再々発しては大変と、そのまま降り続ける。件も案外厄介である。南精進の滝脇にある、この山道唯一のベンチ(遭難碑脇)に腰掛け、そろそろ後続組が来ても良いがと、待っていたら、向こうから三人組が来た。久しぶりの再会を喜びながら、事情を説明し、リーダーに「我々は下る、山小屋には断りを入れた」と報告をし、「健闘を祈る。万一撤退するようならば、連絡ください。折角だから我が家に寄ってください」
と言葉をかけ別れた。いくつか沢を渡る所で、休憩している人や、降りてくる人に出会ったが、皆相当に消耗していて足元がふらついている人もいた。
我々は時間がたっぷりあるので、高山植物を楽しみながら下った。

高山植物の可憐な花

下りも意外に滑ったりして足に来たが、堰堤の傍で電話が入り、「我々も足に故障が発生したので下りる」と連絡が入る。
青木鉱泉2時半到着。缶ビールとコーラで乾杯しようと準備していたら、もう到着して顔が見えた。「では山小屋でやる予定だった、宴会を我が家でやろう」と一路我が家へ。その晩は楽しい宴となった。何処へ行くかより、誰と行くか、が楽しさを決めるというのは本当だ。

一応記念写真を写す

前回の本沢温泉といい今回といい、アクシデントが発生するのは、やはり年齢のせいだろう。これからはより慎重にならねば。

日曜大工

2013-08-07 01:40:54 | 雑感


先住者が作成した手作りのテーブルに歪みがきた。丸太を半分に切って繋ぎあわせた天板の部分が不揃いになってきて凸凹してきたのだ。繋ぎ目にグラスを乗せると傾いて転んでしまう。サンドペーパーで削ってもいいんだろうが、高さが4mm近くあるのでちょっと骨だ。

ホームセンターの人に相談したら、電気カンナが最適です、レンタルもあるので一度試してみては、とアドバイスを受けた。この道具は危険も無さそうなので早速借りてきて、掛けてみた。手動のカンナでは熟練の技がいるが、これはそうでもない。キーンバリバリ、という音とともに削りカスが右横に飛ぶ。削り口はは思ったより深い。新しい木の面が出てきて香る。

電動工具は、草刈機にしろ、チェンソーにしろ、なにか武器を手にしたようで気が大きくなる。気分よく作業を開始した。ただデッキに音が共鳴してとても大きく響く。それが気になり、そこそこで作業を中断した。

この続きは明日にしよう。0

緑陰のコンサート

2013-08-06 08:10:24 | 雑感


住んでいる山小屋の近くの古民家で恒例のコンサートが開かれた。たしか福井だったか能登だったかの大きな民家を移築した立派な建物である。柱も梁も1尺以上あり黒光りをするほど磨きこまれている。玄関は本格的な三和土で磨きこまれた板の間に窓からの緑が映えて美しい。数寄屋風とは違うが、日本建築の力強さを存分に生かしている。その大広間に椅子を並べ弦楽四重奏を楽しんだ。



クァルテット・エクセルシオは桐朋学園在学中に結成された、バイオリン2ビオラ1チェロ1の4重奏で構成され、比較的難しい曲に挑戦しているように思える。この日のプログラムもハイドン弦楽四重奏曲 第38番 変ホ長調「ジョーク」、ボロディン 弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調、クライスラー 弦楽四重奏曲 イ短調、アンコール曲ドボルザーク、というものであった。
ハイドン、ドボルザークはもちろん違うが、ボロディン、クライスラーは現代的で何か挑まれているような感じがした。私にはやっぱり伝統的なモノのほうが親しみやすい。

窓の外からはかすかに蝉の声が聞こえていたが、演奏中は全く気にならない。涼しい空気が少し動き、演奏会の熱気をほどよく冷ましてくれていた。60名ほどの聴衆に混じって、音楽を楽しみ、ずいぶんリラックスできた。
演奏会後は隣の食堂で軽くシャンパンとカナッペで余韻を楽しむパーティ。演奏者も参加
>して程が良かった。なんとなく豊かな気持ちに浸りながら帰途についた。


蝉の声

2013-08-05 10:45:10 | 雑感



窓の外で蝉がなく。あれはなんという蝉だろう。刈谷では圧倒的にアブラゼミが鳴く。ガジガジと声高に音を上げる。クマゼミはシャアシャアと伴奏風だ、太陽が照りつけると一層音が大きい・。

ここ蓼科では気温も低めだが・心なしかセミの音も優しく響く。夏の日には欠かせない風物詩だが、病院のベッドに居る人などには耳障りだろうなあ。それとも生命力を感じさせる励ましの声と聞こえるのだろうか。


涼を求めて

2013-08-04 07:05:50 | 雑感
観光バスで出発
バスの中では早速宴会
今回は17名の出席
マイクロバスに乗り換え

街道は結構人が多い


同年会の今年の行事第二弾は京都日帰り旅行。もうリタイアーした者がほとんどなので、ウイークデイの催行である。
暑い刈谷を逃れて、名阪から新名神経由で京都へ。
夏休みとあって市内は勿論、鞍馬へ入っても人波は続く。貴船の駐車場で、昼食料理屋さんさしまわしのマイクロバスに乗り換えて、目的の川床料理店左源太へ。

左源太入口
店内
桟敷
川床の席

渓流の上に桟敷が設けてあり、桟敷の切れ目からせせらぎの音が聞こえる。名古屋も京都も猛暑日になっているというのに、さすがにここは涼しい。緑の木陰と渓流の水音で暑さを忘れる。昔の人は良く工夫したものだと感心しつつ、料理をいただく。先付け、刺身、天麩羅など、内容はごく平凡なもので、小ぶりの鮎の塩焼きが季節感を感じさせた程度。京都だけあって一寸高めではあった。街道筋には川床料理の看板が林立し、鱧しゃぶ、鱧鍋の案内がある。この涼しさならば鍋も悪くはない。この川の上の桟敷は地代を払っているのだろうか、というのが酒の肴の話題になったが、100年以上も前から続いている慣習なので、おそらく払ってはいないだろう、と下衆の勘繰りをした。食事時間もあちこちで話しの花が咲き、尽きることをを知らない。

貴船神社参道
境内

帰途、貴船神社にお参り。貴船は気生根とも書くらしい。夏休みとあって若者も多い。台湾(中国?)のグループ旅行者が、そこここに見られた。円安の恩恵だろうか。京都市内に下るとさすがに暑い。四条河原町で市内見物の自由時間。南座の奥を、祇園の方へ行くが暑いので喫茶店へ飛び込みここでもまたダベリング。同年の気安さか話は色々のところに飛ぶ。こういう屈託のないお喋りが命の洗濯になるのだろう。一時暑さを忘れた一日だった。


お茶屋さんの店先

夏はスイカ!

2013-08-02 08:10:35 | 雑感


暑中お見舞い申し上げます。
暑い夏が続いています。夏といえば海水浴、セミ、と並んでスイカは欠かせない。

先日義兄の家から、スイカを頂いた。4分の1ほどであるが、一人で留守居をしている身には十分すぎる量である。
冷静に振り返ってみると、この夏スイカをかぶりついた記憶がまだない。何かデザートで小さく切ったものを食べた記憶はあるが、ザクザクと切ったものに塩を振ってかぶりつくといった夏の典型の食べ方は経験していない。

スイカは熊本あたりのものから始まって、愛知産、長野産へと北上する。このスイカも松本(多分、島々辺り)近辺の産直で購入したものらしい。早速かぶりついてみると細胞がしっかりしていてみずみずしい。夏はやっぱりこれです。ざ・夏という感じです。
久しぶりです、この感じ。ごちそうさまでした。