遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
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垢落とし

2014-11-18 17:40:22 | 雑感

初めての経験だが、チェロのコンサートに行ってきた。
名古屋モーツアルト協会主催の公演。ゲバンドハウス管弦楽団の主席チェロリストのユルンヤーコブ・ティムと名古屋の水村さおりの共演である。

大きな弦楽器のチェロといえばヨーヨー・マが大好きだが、この人はどうだろうかと興味津々であった。最初の曲目ベートーベンの「魔笛」の主題による7つの変奏曲はややピアノとのコンビネーションが乗り切れないところがあったが、2曲目3曲目と調子が上がり、最後のブラームスのチェロソナタは圧巻の迫力で盛り上がった。最低音のジャリジャリという響きが少し気にはなったが、あとはすごい。ドイツ人らしい律儀な演奏で、チェロの魅力が伝わって来る。

ピアノとチェロは相性がとても良いようだ。電気文化会館のコンサートホールは4,500人の収容人員だが、音響もよく、ほぼ満席の聴衆も満足していたようだ。アンコールも2度にわたり、充実した演奏会であった。この協会の会長は知り合いの元印刷業者だが、リタイアー後はヨーロッパや東京、関西にと足を運んで音楽三昧の日々を送っている。

こういう演奏を聞くと、なにか胸の中に溜まっている垢のような不純物が洗い流されるようで、気持ちが良い。思わず帰りにBAR(スペイン風居酒屋)でワインを痛飲した。

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