遅いことは猫でもやる

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母校跡

2015-01-14 13:30:43 | 行ってきました
県の森に建つ石碑

連休最終日、松本にある母校跡を訪ねた。あいにく月曜日は休館日で中には入ることができなかったが、外側を息子と歩き、学生時代の思い出話などを語った。

ここは現在記念館と公園になっていて、きちんと保存されている。私が学んだ文理学部は改組、移転して今はなく、松高時代、旧連隊跡の木造2階建て教室、事務棟、講堂は以前の建物がそのまま、残されている。入学の時くぐったヒマラヤ杉並木も相変わらず鬱蒼とした枝ぶりを見せていた。

ドイツ語の望月教授が、卒業式の日に、後の作家:北杜夫たち学生に雪の上に放り投げられたと話してくれた、中庭は植木が整備され、彫像が立っていた。ここら辺りはまだ旧制高校の佇まいが残っている。

ただ奥に行ってみて驚いた。22番・23番大教室はなく、芝生広場や大きな池ができていた。県の森(あがたのもり)といわれる大きな欅の木が十数本植わっていたところは低い石垣で区分され、その向こうにあった思誠寮は跡形もなく、グランドは公園へと様変わりしていた。木造で老朽化していたので撤去はやむを得ないのだろう。

県の森から山岳部やワンゲルは出発し、寮生が屯していた賑わいはもちろん今は無く、木々の中心に記念碑が建っていた。「我らの青春ここにあり」単純だが今の自分の心境にピッタリときた。未来は輝いていた青春時代、心の疼きを覚え、この地を後にした。

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