久しぶりに刈谷に帰った目的の一つは、同年会の総会出席であった。
厄年同年会が30年会続いているのだが、リタイア-した人が増えて、少し会員が減ったのが寂しい。とはいえ小学校、中学校時代の仲間は屈託がない。
年に何回か飲み会や旅行をするのだが、他愛もない昔話や世間話に興じる。立場や身分からほとんどフリーになった者同士が忌憚なく話し合う。
しかしよく観察してみると、やはり生きがいや、やりがいについて話することが多い。その限りではやはり真面目なのである。我々も70歳を越え、昨日できていたことが、できなくなる寂しさを感じている。
ただ意識下では、常に右肩上がりの状況、つまり昨日より今日、今日より明日に向かってできることが多くあった中で過ごしてきた名残がある。恵まれた時代にいたものだ。
私達は五木寛之が述べている、「下り坂の時代(年代)」に差し掛かっているのだが、なかなかそれを認められない。ついつい負け惜しみや、強がりが出てしまう。同年会なのでそれは何の害もないのだがやはり習慣を変えるというのはかなり覚悟がいることだと思った。
かなり意識的に努力しないと変えることは難しいのではないだろうか。
しかしそんなことを全く気にすることなく過ごせる仲間との会合は心の洗濯になる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます