堂々たる威容を誇るアンベル城
太陽の門
太陽の門のある広場
場内には象のタクシーが発着している
広場全景
太陽の門を潜る象タクシー
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。インド紀行の続きから始めます。
インドはデリー、アグラ、ジャイプール、と旅程は進み、アンベール城にやってきた。ここはインドのラージャスターン州、ジャイプルの郊外の北東11kmの城郭都市アンベールにある宮殿である。
アンベールは、ラージプートのカチワーハー家の王国・アンベール王国の首都であった。ムガル帝国の第3代君主アクバル1世は、1562年にアンベール王の娘と結婚してアンベール王国と同盟したのを皮切りに、アンベールをはじめとするラージプートの王侯を次々に連合して傘下に加えていった。
と言った説明よりも、目の前に聳える城砦は山上に連なり見るからに険しそうである。オートリキシャに乗り換え、険しい坂道を先を争って登る。城直下で車を乗り捨て城内に入る。そこは太陽の門のある広大な広場。象が何頭も人を乗せて行き来している。
月の門から見る上部城砦(地下道で繋がっているという)
ガネーシャ門
ガネーシャ門上部の装飾
一般謁見の間
内部庭園
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城砦内部からの眺め
太陽の門の広場から一段上に一般謁見の間とガネーシャ門がある。その精緻な彫刻と装飾はこの王様達の権力の強さを現しているかのようだ。ガネーシャ門を潜ると緑の庭園や愛妃たちの部屋や櫓を備えた建物が現れる。
窓から外を覗いてみると、遥か下に城壁が連なり、象が列をなして歩いている。ガイドのアンバルさんに言わせると、昔はタクシーに乗るように勧めていたが、今は危険なので勧めないという。
イスラム風櫓のある建物
鏡の間
貴賓謁見殿
内部見学はまだまだ続いたが、いずれも細かい彫刻や装飾が施されており、そのスケールの大きさは、スペインのアルハンブラ宮殿をも凌ぐと思われる。謁見状も一般用と内部貴賓者用と二箇所あるのはアグラ城と同じだ。
内部装飾で見事なのは、冬の宮殿(鏡の間)の装飾である。天井に鏡の破片が散りばめており、暗い冬の日に少しでも明るく過ごそうとの配慮である。
麓からのアンベール城遠望
水の宮殿
観光を終えて再びオートリキシャで山を下り、麓の池の前で見返すとやはり堂々と空にそびえていた。その後途中の湖のほとりで水中に立つ宮殿(水の宮殿)を見物。水の中に立つ宮殿は地下室も備えているそうだ。土木工事が進んでいるのだろう。
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