玄関の天井ー葭簀張り
玄関の飾り間仕切り
座敷への廊下
欄間飾り
我が家で棟梁がここぞと腕をふるってくれたのが座敷二間だ。床柱も欄間もなげしもしっかりしたものを使い、贅沢ではないが、落ち着いた雰囲気を出している。天井も玄関と居間は葭簀張りでちょっと雰囲気を変え、玄関にも飾りをあしらった小仕切をつけ、二階への階段下にも白石を敷いて坪庭を設けている。
床の間も畳敷きで、前は欅の一枚板を使い、違い棚の上下には金箔と紫の扉をつけた物入れを設けた。下の棚は床下まで抜いて、エアコンを入れ込み、お客が泊まる際の温度調整に使った。廊下との境は雪見障子で、坪庭の様子が廊下越しい見える工夫がしてあり、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。
この座敷に何人のお客を迎えたのだろうか。結婚の相談、ビジネス、交友、年始客など、数えきれないお客を迎えた。家人もよくサポートに奮闘してくれた。また子どもたちも活躍してくれた。
ゆっくり庭を眺める余裕はなかったけれど、落ち着いた気分にさせてくれる部屋であった。思い出は数々巡る。(続く)
座敷
床の間
書院
雪見障子
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