連休前半に訪れた茅野の山小屋はすっかり雪は溶け、落葉松の新芽が吹き出す新緑の季節を迎えていた。足元の草はまだ伸び切らず、土筆と蕗の薹以外は山菜はまだ早かった。コゴミ、蕨生、タラの芽などはまだ時期が早く、芽も生えていない。先日の鎌倉、竹の寺(報国寺)の筍とは大違いである。
気候は7月上旬の暑さで標高1400mくらいのこのあたりでも、十分暖かい。仰ぎ見る阿弥陀岳を始めとする八ヶ岳連峰の頂上付近もめっきり雪の量が減り、岩肌がむき出しになっている。先月雪で滑落事故を起こした岩峰も今は殆ど雪がついていない。
私自身、太腿あたりに神経の張りを覚え、特に下り坂での痛みが厄介なのだけれど、何かそれだけで挑戦の意気込みを削がれる。ガッシリとした岩山が見下ろすこの里にも春が訪れ、自然へ誘っているのだが、なにか悔しい。
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