遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

遺跡の国トルコへ

2011-08-25 18:47:56 | 行ってきました
今回の地球一周の旅の最初の訪問地はトルコであった。

トルコは親日国、ベリーダンス、トルコ風呂、絨毯の国などとして知られるが、実は遺跡の豊富な国でもある。ギリシャ、イタリアも顔負けである。

6/14 イスタンブール→イズミール→パムッカレ
イスタンブール空港は雑然としていた。ビルの中も、外の空港内も。アラブ系の
人が多い。やはりイスラム圏内だ。ストールを巻いた女性が多い。さすが時間に
ルーズで、ごくふつうに7;00発の飛行機が7:25分発となる。

機内朝食はパス。紅茶のみ頂く。飛行機は満席、座席は一番前の席。関空ーイス
タンブールも一番前の席であったが、ガラガラなので、席の移動は自由だったが
今回はそうは行かない。食器の片付けは早い。関空からの便でもそうだった、トルコ航空の伝
統だろうか?


ガイドのセナムさん なかなかの美人
ドライバーのユノスさん 愛妻家でもある

イズミールの空港で現地ツアーガイドと落ち合う。セナムさん、ドライバーはユノスさ
ん。眉の濃いトルコ人らしい顔立ちだ。セナムさんはアンカラ、ユノスさんはカッ
パドキアに住むという。


エフェスの遺跡入口

小集会所


エフェスに入るとき、街の中でコウノトリが営巣しているのを見た。大きな鳥で
ある。遺跡みたいな柱のてっぺんに巣を作っている。
エフェスはBC10世紀頃イオニア人により作られた港町。イエスの母マリアが生まれ、暮
らした町。聖ヨハネ巡礼の地。1500人収容の小劇場へ、前がアゴラ(市場)
になっていた。遺跡の中に大きな道キュレッタ通りが走り、傍らにアドリアヌス
の泉跡がある。反対側にモザイクに彩られた道が残る。金持ちの家が並ぶ町並み
の前だ。絨毯の代わりらしい。



ニケのレリーフ


図書館前のヘラクレスの門


キュレッタ通りの突き当たりが図書館跡、かなり復元された前景がそびえる。羊
皮紙、パピルスなどの本が一万冊所蔵されていたという。当時の本の価値から言
えば、ものすごい量の財産だ。当時エジプト、トルコの図書館に続き世界第三位
の蔵書数を誇っていたという。ドイツが復旧工事に力を化していた。


トラヤヌスの泉

公娼館跡

公衆トイレ

大理石通り

図書館の前が公娼館、ここはお金のある人が通い、お金んのない人は図書館に来
たという。「家貧しくして孝士出ず」である。細かい部屋が沢山あったので公娼
館だったらしい。横手のアゴラ後を通り抜けると、大劇場。25000人収容。
エフェスの総人口15万人だそうだから、満員の場合は6人に一人が集まった勘
定だ。この劇場のすぐ下まで海が来ていたらしい。


有名な図書館跡

図書館跡横の門

大劇場


エフェス見学が終わって、時間が少し余ったので、近くのアルテミス神殿跡へ。
何か撮影をしていた。古代衣装の人が柱の遺跡の根元で赤白青黄色の旗を振り回
している。カメラを構えた人がその十人ほどの人に何か指示を与えている。観光
ポスター用の撮影であろうか。


アルテミス神殿後のシンボルの柱 コウノトリの巣がてっぺんにある

撮影用の群舞

セナムさん、ユノスさんから聞いた簡単なトルコ語

マルハバーこんにちは
ユレギュレーさようなら
テシュキュレル(tesekkurler)ーありがとう
レッゼッフル(lezzefli)ーおいしい

昼ごはんはサラダのバッフェ、薄焼き野菜パリっとしたチヂミ、シシケバブ(牛
串)サフランライス、デザート(すももとケーキ)チャイ。それにビール(8T
L)

そこから200キロ走りヒエロポリス、パムッカレへ。車中うとうととする。
ひえろポリスが中心。山の斜面に展開する5キロ四方ほどの宏大な遺跡。ヒエロ
ポリスとは「神聖な街」の意。紀元前3世紀、ローマ時代に栄えた。エフェスと
同時代に栄えた。大劇場はエフェスより小さいが、いまも使われている。



大劇場 直接民主制の名残か

草原の中に走る温泉を引いた石の道

昔から温泉地で山からお湯を引いていた。導水路あとが残る。エジプトのアフロ
デイテが皮膚病の治療にこの地の温泉を訪ね、治したという。アフロデイテの湯
跡が残る。今も温泉(35度程度)のプール(池といったほうが良いか)が観光
客で賑わい、近くに足湯もある。プールの入場料は25TL程。


温泉プール


ネグロポリス ローマ門

遠くの糸杉の林が、ネグロポリス。そこにはローマ門や公衆トイレ跡が残るがな
んといってもお墓の跡が壮大だ。盗掘にあって石棺、石室は傷つけられているが、
その量は膨大である。

プールからネグロポリスまで片道2キロ、シャトルバス2TLだが客がいないの
で4人揃うまで待て、でなければ8TLだと運転手が言う。さすが商売人だ。
OKして乗り込む。この運転手が色々説明してくれる。バスを一度も降りずに説
明を聞いてネグロポリス見学は済んだ。



その後、博物館横を通り、ガイドブックで紹介されている、石灰棚の奇景へ。靴
を脱いで棚の中へ。真っ白な棚と青色の温泉が逆光に輝く。足下は思ったよりヌ
ルヌルしていない。陽光燦々の中で暫し解放される。時刻は5時半を回ったが、
気温は全く下がらない。微風のなか気持ちよく歩く。ここは石灰棚よりヒエロポ
リス遺跡跡が主で、政府の発掘復旧作業が進んでいる。

ヒエロポリスに別れを告げホテルへ

今日のホテルは遺跡のすぐ下のTRIPOLIS。温泉も、プールもあるが、残
念ながら水着を置いてきたので、一日の汗はシャワーで流した。タオル、バスタ
ブは行き届いてはいない。
このホテルのロケーションは最高だ。屋外のプールサイドから見上げると、山の中腹の石灰棚が氷河のように真っ白に見える。



レストラン。夕食はバッフェ。やはり取り過ぎ。セノムさんユノスさんと一緒だ。
プールサイドの屋外のテーブル。中国人、日本人の団体客。エレクトーンの弾き
語りの歌手の歌声が気持ちよく響く。ワインを一本取り、皆で飲む。

セナムさんは一児の母。6歳の男の子。写真を見たが可愛い。ユノスさんは子供
はないが妻帯者だ。


少々時差ぼけもあり、早々にダウン。明日は700キロの行程だそうな。





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