遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

社友会

2011-10-17 12:36:23 | 雑感

菅の台で駐車するバス ロープウエイ行きのバスを待つ人々 

会社のOBの会を社友会と呼ぶ。年二回の集まりで、総会と日帰り旅行を催す。
顔を出すメンバーは大体固定化してきたが、全般に穏やかになってきた。

今年の日帰り旅行は、木曽駒ヶ岳のロープウエイで雲上の千畳敷カールへ、という企画である。
生憎、前日からの雨で天候に恵まれない。サロンバスの中は和気藹々、久しぶりの顔合わせで、近況報告に話の花が咲く。

雨模様なので、近所の温泉で一杯という案も浮上したが、早めの昼飯をしたためたら、お腹も膨れ、やっぱり天気が悪くても、ロープウエイに乗ろうと、既定方針通りの行動と相成った。



しらび平のロープウエイ乗り場

雨の菅の台で、連絡バスを待ち、ロープウエイの起点しらび平まで約20分。上の方はさすがに紅葉が始まっていた。ガスの中を右に左に揺れながら、つづら折りにバスは上る。この悪天候の中でも、バスはほぼ満員。観光バスを乗り捨てて、乗り込んでくる客が多かった。雨の中でも我々と同じで、予定をこなそうという団体の面々だ。しらび平でゴンドラを待つ。60人乗り(正確には61人乗)の箱は、すぐには乗れず、一台待ってからの乗車。標高差950mを秒速7mで登る。途中降りとすれ違ったが、かなりのスピードである。

ガスに煙る山肌と滝 千畳敷カールへの案内板 

カナダウイスラーでの、世界一ピーク・トゥー・ピークのロープウエーには較ぶべくもないが、山肌すれすれ、眼前の滝を縫って登ってゆくのはなかなかの圧巻である。天候に恵まれていたら、かなりのものだろうと思った。

光前寺参道

2611mの終点はガスで視界はない。それでも天候の回復を信じて、登山をするパーティは出発してゆく。寒い。記念撮影だけしてすぐ下るが、人が多くてなかなか乗れない。売店の甘酒で温まる。千畳敷での散策時間がいらなかったので、光前
寺に参拝。ヒカリゴケと<ahref="www.genbu.gr.jp/genhp/files/kasou/topic/kouzenji/kouzenji">早太郎伝説の古寺だ。1300年前の建立、早太郎は700年前の話だ、と参道売店のおばさんがにこりともせず教えてくれる。30年ほど前にきた時、皇太子が学習院のご学友と遊びに来ている現場に来合せたことを、思い出す。
警備のSPにじゃまくさそうにされたっけ。早太郎は忠犬で、駿河の国からこちらまで駆けてきたのだろうか?それにしても、律儀な犬だ。怪物退治をしたかどうかは、伝説なので定かではないが、ここまできたことは事実だろう。

同じ世代の人達が多いせいか、天候には恵まれなかったが、なんだかほっとした旅であった。

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