遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

さすが国立公園(3)

2012-10-20 08:22:32 | 行ってきました

朝のキンと引き締まった空気の河原

朝の右岸道路

前の夜は9時消灯(自家発電のため)。星空が綺麗だった。朝、明神橋に行ってみたら霜がびっしりついていた。空気はキンと澄み、空は青く冴え渡っていた。

朝飯はかまど炊きの美味しい米飯をいただき、8時頃出発。橋を渡らず、右岸の車が通るような良い道を新村橋へ向けて歩き始める。林の中へ入ると、霜が溶けて雨だれのように落ちてくる。太陽が上がると、気温が上昇してくる。

42年前に来たのは5月連休の翌週、或いは翌々週だったかもしれない。翌日は残雪の中、徳本峠に登り、前穂高の峰々を眺めた。降りてきて橋の下の河原で、梓川の水を汲んで沸かし、チョコレートを溶かして温かい飲み物にして飲んだ。おいしかったが家内は驚いていたなあ。はやり言葉で言えば「ワイルドだぜえ」

ふと見ると河原の向こうの木の葉が朝日に輝いていた。私の頭の中では、10/6~10日頃の明神池の神事辺りが、上高地の五段染めといわれる、紅葉の最盛期だという、平常時のカレンダーが生きている。だが目の前の季節はまだそこまで秋は進んでいない。少し早いようだ。


河原に生える木の葉の先が光っていた

新村橋の手前で「徳沢方面」と言う案内板があり、河原脇を通る。左岸の一般登山道に合流する地点で、「この河原の道は一般の方は通行禁止ですのでUターンしてください」と表示があった。徳沢の案内地図では、我々が通ってきたのは、工事専用道路で通行禁止だそうだ。ひだやの女将は親切に案内してくれたのに、駄目だったようだ。

1時間ほどで徳沢に着く。テントをたたんで撤収している人がチラホラ。コーヒーを頼んで一服。
今度は左岸の一般の道を歩く。大きな樹木の中を歩く。木漏れ陽の中をのんびり歩くのは気持ちが良い。年配者だけでなく若い男女の二人連れが結構いるのがなにかこころ強い。明神池までは朝が早いせいもありツアー客は殆どいず、静かだった。このところノルディック・ウオーキングというやつか、2本スティックの人が多い。


徳沢のテント場

1時間弱で明神池へ。少しずつツアー客と出くわす。今まで装備を整えた登山者がほとんどだったのだが、普通の服装をした観光客が増えてきた。上高地から一時間弱で、ちょっと足を伸ばすのに調度良い距離だからだろう。
そこからちょっとした登り降りを繰り返しながら、河童橋のたもとについた。相変わらずの賑わいである。
今回は好天に恵まれ、上高地の良さを満喫できた旅であった。


明神池の案内表示


明神館前のナナカマドの大木になる実


穂高神社奥宮の表示石碑 ご神体は山々全体という


河童橋のたもとに戻ってきた

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