金曜日、夜遅く帰宅したら、TVが騒がしい。
よく見たら、大震災発生とのこと。未曽有の規模だという。
我ながら能天気に呆れる。
送られてくる映像のすざましさに言葉もない。
100秒以上も続く長時間の揺れもさることながら、津波の猛威は想像をも絶する。
阪神大地震の時をはるかに越える。
根こそぎ破壊された木造家屋。
津波の後の瓦礫の山。
犠牲者は高齢者がほとんどだ。
何気なくコーヒーを入れ、お風呂に入る。
もし被災地であれば、当たり前のように使っている水が出ない、お湯が沸かせない、ガスがない。シャワーも使えないだろう。電車もない、ガソリンも不自由、電話も通じない。トイレはどうする?
振り返ってみれば、なんと脆弱な基盤の上で私たちは生活しているのだろう。
ライフラインと言われる、電気、水道、ガスが止まるとたちまち生活に支障が出る。
そのなかでも道路の復旧が第一だろう。ライフラインの整備も道路が開通して初めて進む。現場へ人間が入ってこその復興だ。情報の整備、交通網の整備二つのネットワークの整備こそ緊急の課題だろう。
もうひとつの問題点は、原発。
「想定を超えた」、「予想以上の」、という形容詞がつくが、我々はまだ原子力或いは核反応をコントロールはできていないのだと感じる。
暴走一歩手前でかろうじて、抑えているように見える。地震の予知がまだ十分出来ていない以上、このエネルギー利用はまだ危険がいっぱいのようだ。
腹を据えて代替エネルギーの開発に取り組むべきだろう。
科学の力の限界を提示した今回の震災だ。
ところで皆さんのところは大丈夫でしたか、ご無事ですか。
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