遅いことは猫でもやる

まずは昔メールした内容をひっぱってきて練習...
更新は猫以下の頻度です。

業績建て直し名人

2006-10-19 16:01:42 | 友人・知人
古くからの知人で、大手事務機械メーカーの販売会社を
3つも立て直した人がいる。
細面で、どちらかと言うとはにかみ屋の人です。

その人を講師に招いて、昨晩勉強飲み会をした。
聞いてみるとやっぱりすごい。


まずスピードと実行力。
「今度、いつか、次の機会に」はご法度。
「いま、すぐ、明日までに」でないとダメ。
事態は刻々と変わるので、時間がたつほど複雑になる。

わかりやすさ。方針説明は30分以内で済ませる。
図解や例えでわかってもらう。

 例えば...
 二つのことを追いかける=武蔵の二刀流
 三つのことを推進=桃太郎の猿、犬、雉

出来るだけシンプルに、短く、少なく、わかりやすく、重点化、行動で示す。
幹部がまず率先して行動する。
信賞必罰も理由、結果をオープンにする。

明るさ(楽しさ)仕事をゲーム化する。
トップと最下位の人間をペアリングしたチームを作り
他のチームと営業成績のチーム戦を行う。
チーム意識により双方のレベルアップを狙うのだ。
親父ギャグを社内でウケなくても恐れず連発、座を楽しませる。


とまあ、いろいろ実行されている。
何か特殊なことをやったのかと言えば、
「そうではなくて、当たり前のことを当たり前に実行しただけだ」
とおっしゃる。

しかしこれらの会社を、早いところで一年、
遅いところでも二年で回復させるには、
相当今までの社員に受け入れられる努力をしたに違いない。

そうでなければ沈滞していた会社に、
単身乗り込んでいって短期間で回復できないだろうと思う。

そのことをたずねたら、

 「自分をさらけ出すことです」

とおっしゃった。

目標達成に対する使命感と、
自分をさらけ出す勇気によって、
部下との距離を縮めたのだ。

社長も普通の人、ミスもする。そこをオープンにした。



しかしなんといっても、
3つの会社(ひとつは営業本部長として赴任)を
各々2年以内に立て直した実績はすごい。



尊敬する知人である。

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2 コメント

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やはり、 恥かしい ()
2006-10-24 10:54:20


おはようございます。

恥ずかしい限りです。



決して再建屋ではありません。少々厳しい業績の中、やはり、遅い猫さんのお話の、現場力とチームワークと指揮ですかね。



少し変わった人が就任してきて、《少しおかしいな》と思うことの整備、

《もう少し社員にも、目を向けて》、《あれもこれもできないよ》などの

困りごとを、少し聞いてあげて、仕事をしただけです。

一年や二年で、そう簡単に組織風土や文化は、変わりませんね。

ちょうど上向いた時に、就任しただけで、ラッキーだったんですよ。

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よき人には、よき人が居る (荒木 賢三)
2006-10-24 16:26:03
この道は、自分自ら体験してみないとわからない個所があるので、頑張ってできるだけ社員の邪魔をしないようにと、自分だけでブログを立ち上げております。http://wise.blogdehp.ne.jp/



印刷業界はとかく後継ぎがいません。年齢からして、私の年代より上の人たちで創業社長として業績が立派であればあるほど、後継ぎがだめです。必要ない人に、こんな友人が居る.不平等です。

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