刈谷市のクリーンセンター
東京に引っ越しすることに決め、家の整理に取り掛かってみて驚いた。出るは出るは際限なく出てくるのは数々の不用品。東京のマンション暮らし、都会の生活を予測し不要なものを整理し始めると、身の回りの数々の物品は不要品だらけである。
例えば卒業証書、トロフィー、カップの類、趣味の品(例えば釣具、古い山道具)、絵画、写真、本、現役を退いて着なくなった背広、ワイシャツなど、まさに身の回りの95%は不用品=ゴミである。色々な思い出がまとわりついているが、残り少ないこれからの行く末を考えて、再登場するかと問えばほとんど、Noである。
こういう品物の処分をしていて感じるのは、刈谷市がゆたかでめぐまれている街であることだ。ほとんどのゴミが、手続き簡単で、無料で処理できる。市のクリーンセンターでは職員が親切に案内してくれ、ほとんどのゴミが処理できる。
引っ越しが決まってから、ここへ何回通っただろう。クリーンセンターには10回以上、野田の埋め立て地へも5,6回通った。思い出が残る品物の処分には若干感傷が残るが、冷静に考えてみれば、現在の生活の延長上には、おそらく絶対に登場の機会はないものばかりである。
毎日の生活は、こうした貯蔵品とはほとんど無縁にすごしている。現にこうして処分しても毎日の生活に殆んど影響はない。いかに我々は不要なものに取り囲まれているかを認識することになった。期せずしてこの引越は終活の一端となったような気もする。
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