報国寺入り口
山門すぐの庭
入り口横の通路
本堂前の枯山水
瑞泉寺から向かったのは、家人たちと落ち合うべく示し合わせた、報国寺。ここは女性が好むお寺だと義兄が言うので、どんなところかと言ってみれば、山門をくぐるとすぐ左手は行き届いた手入れの庭。
このお寺は足利尊氏の祖父足利家時が開いたと言われ、足利一族のお墓があるそうである。
拝観料を払って通路を通ると、孟宗竹の竹林が広がる。着物姿の若い女性が前後して入場するが、この庭にとても良く似合っている。林の中は枯れた竹の葉を縫ってあちこちに竹の子が顔を出している。
竹林の奥に茶店があり、水音がする中でお抹茶をいただける。このシチュエーションは正に和の極地だ。しばし茶店に腰を据えお茶を頂いた。言葉はいらない。ただ肌で感じるだけで良い。
なるほど女性に人気のあるお寺だと納得するが、もちろん男性にも文句のあろうはずがない。心洗われる場所であった。
竹の庭
茶席 休耕庵
休耕庵前の竹の子
茶席から庭を見る
お茶をいただく
庭先に滴る水