遅いことは猫でもやる

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癒しの国へナマステ(ネパール紀行) 1日目編

2007-01-14 22:45:39 | ネパール紀行
入国審査で、査証発給のために並ぶと
「日本人はこちら」と言う案内があった。

その窓口に並ぶと
「貴方たちはラッキーだ。
 日本・ネパール国交開始50周年記念で、
 今年は発給手数料(30ドル)は無料です」
とのアナウンス。

こいつは出だしから運が良いや、と嬉しい。


空港には、こちらでお世話になる
アースボンド社のラズンさんが出迎えてくれる。


スーツケースを運んでくれた男が
「チップ1000円でいいよ」と耳音でささやく。

ラズンさんに、両替したばかりのルピーを見せて、
「いくらが適当?」と聞くと
50ルピー(90円)を指してこれでOKだという。
10分の1だ。吹っかけるやつもいるものだ。

このあとも旅行中いろいろな店で買い物をしたが、
値段の駆け引きだけは、とても素朴とは縁遠いやり取りが続いた。


街はいかにも発展途上国の風情。

舗装が半ば壊れている道路を、車は埃を巻き上げて進む。
曲がりくねった道、傷んだ家々、3階建てが多い。
街角のあちこちにたむろする人々、道端に干してある布、服。
10年以上前の車が、先を争い狭いスペースに突っ込む。
事故にならないのが不思議だ。



2~3年前に行ったフィリピンを思い出す。(写真)

王宮のよこを通って、ホテルアンナプルナへ。

入り口で花輪を首にかけてもらう。

5つ星で、こぎれいな中くらいのリゾートホテルといった感じ。
ロータリークラブの例会場があり、カジノもある。

チェックインをして部屋へ。



ネパール到着記念のビールを冷蔵庫から出して乾杯。
なんとエベレストビールと言う銘柄。
これがなかなかうまい。(写真)

ロビーに行くと、ガイドが来ていた。
ミスターラム。21歳の感じのよさそうな若者。
運転手はなまりの強い英語を話すプレムさん。

早速市内観光へ。(ここは次回紹介します。)


帰ってきて、夕食はホテル内のレストランへ。
ネパール料理。

・豆のスープ
・長粒米
・カレー
・ほうれん草の煮込んだカレー
・野菜カレー
・チキンを炒めたもの

を一皿に盛ったもの。これにナン。

皆おいしい。ワインで味わう。



レストランの正面で4人のバンドが民俗音楽を演奏し始めた。(写真)

・ボンゴ
・据え置きの箱型アコーディオン(ヴォーカル)
・ギタ-
・ヴォーカルの女性(タンバリン)

いかにもアジア音楽らしく、男性の声も良かった。
哀愁を帯びたメロディーを、切々と唄う。

思わず1000ルピーのチップを渡したら、
めちゃくちゃ喜んでくれ
こちらが体裁悪いほど意識してくれた。


ほろ酔いで部屋に帰り、寝不足気味だったのでそのまま眠る。

第一日目(12/30)は満足な1日でした。

癒しの国へナマステ(ネパール紀行) 往路編

2007-01-14 22:45:39 | ネパール紀行
我が伴侶はまるで旅行社の優秀な添乗員のごとく、
現地調査、航空便・ホテルの手配を抜かりなく、
ほぼ最上のコースを選んでくれる。

最高のお値打ち価格で手配してくれるので、
こういう時は大いに頼りになる。

ばたばたと準備をして出発の日を迎えた。


と言うわけで、12月29日、19:00名古屋発の近鉄で出発。
18:00まで最後の忘年会に出席していたので、滑り込みセーフ。



近鉄地下「ぶんぶく茶釜」で
おこわ弁当、売店でビ-ル、水割りなどを買い込み(写真)
「ふうーッと息をつく」おもいで特急に乗った。

いよいよ旅の始まりである。


車中、「団塊諸君 山もいいぞ」大野剛義著 を読む。

10:10頃 関西空港着 
12:55頃 搭乗開始。

夜はほとんどの店舗がしまっていて、
お陰で読みはじめた単行本が一冊読めてしまった。

25:15発 タイ航空でバンコクへ。

ほぼ満席。
乗ってすぐサンドイッチとおにぎりの軽食。
4時間ほど眠って朝食。
タイ式の飯はおいしくない!一口でパスした。
パンとコーヒー、フルーツ、ヨーグルトで十分。

降りるときに、女性には
タイの国花のラン(デンファレ)を
手渡してくれたのが心憎い。


「さぁ、東南アジアに来たぞ!」




バンコク(スワンナブーム)国際空港でトランジット。
5時間待って(この空港は新しく設備が良い)カトマンドゥへ(写真)。

300人乗りくらいの大型機で3時間ほどのフライト。

乗客の半分は日本人だ。
後30分くらいに近づいたとき、雲の彼方にヒマラヤが見えてきた!

大きく長く、雲の上に山々が連なる。
まさに神々の座にふさわしい。

白く輝く神々の座の中で黒っぽくそびえる山塊がある。



エベレストだ!(写真:クリックすると拡大)

堂々と、何か世界最高峰の威厳を感じさせる山容である。
一瞬、自分の中にも緊張感に似た気分がよぎるのがわかる。

そこから西の方角に、円空の彫刻のように、
荒削りな様相を見せて続くヒマラヤ山脈の山並みを飽かず眺めているうちに
飛行機は雲の中に突入。



カトマンドゥ空港へ着陸(写真)した。

こじんまりした田舎の空港である。

癒しの国へナマステ(ネパール紀行)

2007-01-14 22:45:39 | ネパール紀行
35年前、山岳部だった大学の友人(学士山岳会OB)が
アンナプルナIIへ挑戦し、その遠征記録の作成を手伝ったことがある。

それ以来、K2登攀記などの記録映画とはまた違った臨場感あふれる話に、
密かに「一度はヒマラヤへ行ってみたい」と思っていた。

体力はまさに老人の入り口だが、
一度この目で見てみたい!と言う思いは強かった。

暦の加減で今年は年末年始休暇が9連休になったので、
いよいよ決行となった。


地の果て、寒い国、神秘の国、山岳国家などのイメージがあったが、
行ってみると人懐こい、素朴な人々、
神々の座にふさわしいヒマラヤの山々、
敬虔な宗教心にあふれる国でした。

いろいろな面で癒されました。


その7日間の紀行を記します。良かったら読んでください。