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印刷もいろいろあります

2006-12-08 17:06:57 | 雑感


昨日名古屋支店にいったら
新しく設置された棚に見慣れないものがおいてあった。

見ると、印刷および関連工程のバリエーションである。
業界にいながら良く知らないものもあった。


使いやすいものに絞って展示したとの事。

そのなかに「ミウラ折」というのがあるのだが、
この折りたたみ方、みなさんご存じだろうか?

宇宙衛星で最も大事なもののひとつである「太陽電池パネル」を
この折方でコンパクトにロケットに収納し、
軌道に乗ったらワンタッチで引き出して広げているそうだ。

なんと、ヨーロッパではミウラ折学会があるくらい有名だそうです。


他にも色々あることを改めて実感したが
これらのものの活用法を教えていただけるとありがたい。


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[参考] 特殊加工
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型抜き・窓あき
型を使ってさまざまな形に打ち抜く加工
●型抜きは、POP、グリーティングカードなど、窓あきは、パンフレットの表紙などに最適。
●窓あきは、窓にフィルムを貼ることも多い。

二ス引き
印刷面に二スを印刷する加工
●印刷面を保護したり、質感を調整するときに使用。
●PP加工に似ているが、別工程にならず、また用紙のリサイクルも可能。

PP貼り加工
印刷面の表面にポリプロピレンフィルムを貼る加工
●強い耐久性や防水性が求められるものに最適。(二ス引きより効果は高い)
●光沢のあるグロスや光沢のないマットの他、凹凸のあるエンボスタイプもある。

箔押し
加熱・強圧して、文字や図柄を型押しする加工
●箔押しできる素材は、紙をはじめ、布・プラスチックなどに可能。
●色は、金銀のほか、カラーなど各種ある。
●コストは、金銀がもっとも安い。

UV印刷
UVインキ(紫外線を当てると硬化・乾燥する)を使用する印刷
●強調したい部分や質感を出すときに使用。
●吸湿性の高い紙を使うと、本来の特徴が出ないため不向き。
●コストは、使用面積および盛り量に比例。

転写印刷(水転写)
転写紙を他の素材の上に置いて転写する印刷
●転写紙を水で濡らし、転写したい素材の上にのせ、転写紙を滑らせると、図柄が転写できる。
●立体への転写が容易。

浮き出し
素材に凹凸がつく加工
●パッケージや名刺に最適。また、限定販売の製品を示すマークに使用すると効果的。
●革やビニールにも加工可能。
●表面だけでなく、裏面にも凹凸ができる。

チェンジング印刷
見る角度によって図柄が変化する印刷
●ノベルティグッズに最適ですが、簡易な偽造防止にもなるので、チケット類にもよい。
●地色は明色より暗色のほうが、図柄変化がわかりやすく効果的。

スクラッチ印刷
爪やコインでこすり取ると隠れていた図柄が現れる印刷
●一般的な銀の他、金色や赤、青などもある。
●薄めの紙を使用すると裏から透けて見えるので、厚めの紙を使用する。
●コストは、印刷工程が多くなる分、高い。

レンチキュラーステレオ印刷
立体的に見える(図柄が変化する)印刷
●本来は平面のものが浮き上がって見えるもので、ポスターに使用すれば、歩きながら見ることで、図柄の変化を表現できる。
●製造時間がかかり、コストも高め。

感温印刷
温度差で絵柄が変化する印刷
●紙だけでなく、布やプラスチックにも印刷可能。ノベルティグッズに最適。
●対応する温度は、-20~+60℃。
●コストは、使用面積に比例する。

蓄光印刷
暗がりで光る印刷
●カレンダー、ステッカーなどに最適。発光部分の図柄を変えて、明るい場所と暗い場所で異なる図柄にすることもできる。
●コストは、比較的安価。

ホログラム
箔押しのひとつ
●メタリックカラーをベースにした箔で、他に、レインボーやマーブルもある。
●紙以外に布やプラスチックへの加工も可能。
●金や銀の箔より高価。

ミウラ折り
軽快に開閉できる折りかた
●地図や携帯パンフ、雑誌などの折込に最適。
●引く(押す)だけで開閉し、180度までの折り目の開きが可能で、折り目の返転による痛みや破れがない。

香料印刷
香りが立ち上る印刷
●グリーティングカードやノベルティグッズに最適。
●香料部分(印刷面)は、最低2cm角が必要。
●花や果物など、香料の種類は多い。