権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「招かれざる客」

2023-02-20 10:25:45 | 映画

その昔にリバイバル上映(多分渋谷パレス座)で見たことがある映画。
ビデオなぞが復旧するかなり以前の昔はリバイバル上映しか見る機会がなかった、そしてこの「招かれざる客」はその時点(多分1970年代後半)ではすでに古典的な扱いだった。
当時この映画を見た動機はずばり「スタンリー・クレイマー」に惹かれて、「渚にて」「ニュールンベルグ裁判」「ケイン号の叛乱」「おかしなおかしなおかしな世界」とかのファンだったので。
さてこの映画は約2時間の間たいした盛り上がりも無しに舞台劇の様に淡々と話しが進むが、退屈しないどころか映画にすっかり引き込まれてしまう不思議な魅力の作品。(実は役者陣の力と監督の力量がなせる業だろうと思うが)
キャサリン・ヘップバーンとスペンサー・トレイシーがとても渋くて、トレイシーの最後の演説?はこの映画をすごく良くまとめている。

〔内容〕
世界的にその名を知られる黒人医師ジョン(ポワチエ)はハワイで知り合った白人女性ジョーイ(C・ホートン)と人種の壁を越えて結婚を誓い合い、互いの両親の許しを得るためサンフランシスコのドレイトン家を訪れる。最初戸惑っていた母も、娘の喜ぶ様子を見て次第に祝福する気になるが、だが父マットはそうはいかない。彼は人種差別反対を自ら経営する新聞の論調としてきたが、いざ自分の娘が黒人と結ばれるとなると心境は複雑だ。やがて、ジョンの両親プレンティス夫妻もかけつけるが、彼らも息子の相手が白人とは知らされていず愕然とする。けれども、彼の母も何より子供の愛を信じた。
そしてマットは自らの決断を語り始めた、、、

(出典:全洋画オンライン)

なお「招かれざる客」という単語はある時期のわが国で一種の流行語になった様な記憶もある。
因みにこの映画の原題は「GUESS WHO'S COMING TO DINNER:誰が夕食に来るか考えてみろ!」、うまい邦題!


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