権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

映画「日本のいちばん長い日」

2015-08-18 19:02:55 | 映画

勘違いされないように言うと、本日みた映画は1967年公開の「日本いちばん長い日」。
これまでTV放送やらDVD等で何回か見たが、映画館での鑑賞は初めてで、見ていて体がしびれる位感動した。
戦争映画として邦画最大の傑作では無いだろうか。
おおきなスクリーンの映し出される終戦をめぐるドラマが、重厚な役者陣の演技、確かな演出 、そして見事な脚本で描かれている。
さまざまな登場人物とそれを演じる役者さんがいるが、一番のお気に入りは笠智衆さん演じる”鈴木貫太郎”首相、その次が存在感たっぷりの三船敏郎さん演じる”阿南陸軍大臣”。
2時間40分もの長尺作品だが全然時間が気にならない、敗戦国:日本が世界に誇る名作だと思う。

日本のいちばん長い日 俳優名鑑

時間があれば新作「日本のいちばん長い日」 も見てみたいが、映画製作の円熟期(1960年代後半)につくられたこの映画と衰退した現代に製作された映画 、比較するのも可哀そうな気がする。

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2 コメント

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Unknown (OMG)
2015-08-18 22:21:56
1945年の終戦から逆に70年遡ると1875年、明治8年ですから西南戦争の2年前になります。伊藤博文が初代内閣総理大臣になったのが10年後の1885年、日清戦争はさらに10年後、日露戦争はさらにもう10年後です。
思えば遠くへ来たもんです。それと同時に「今まで何やってたんだろう」とも。
なお、1875年はビゼーのオペラ「カルメン」が初演されてます。結構古いんですね。
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Unknown (権助)
2015-08-19 09:28:33
つまりは大日本帝国は70年の間に成立と崩壊を経験した訳ですね。
今は戦後約70年、いまだに大日本帝国を総括できないでいるし、そんなのに憧れる復古的な動きもちらちらと。
1960年代という時代に製作されたこの映画は、戦争経験者が数多く存在したこともあって、軍隊の風刺はかなり陰にこもって辛辣です。いまじゃそんな作風は望むべきも無いです。
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