HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

DVD製作

2005年06月20日 | 音楽・映画・本
私の夢は映画を作ることだと以前書いたような気がする。どんな映画を撮りたいかというとそれはさまざまで、いろんなイメージをあちこちに書き溜めている。しかしながら、実際に通しで書いたものは、それこそ今の時勢にマッチしているといえばそうだが、ゲリラや海外での誘拐が男女のあり方と絡んでいるような妙なものやなぜだか外国が舞台だったりして無理が多い。でも、それはたまたまであって、実際は小さな日常をそう岩井俊二監督のような映像を撮りたいと思っている。

しかし、最近はドキュメンタリーにすごく惹かれる。それは真実の姿だからか事実の事だからか感動をくれるからだ。だから、すごくそういう人間の姿を撮りたいと思っていた。そんな時、インディーズのバンドの方たちと出会って、彼らのライブの様子なんかを撮らせてもらった。まあ、撮ったものはまだまだ未熟だし、単なるビデオ撮影って思われているのだろうけど、自分の中ではここでパンしてここでアウトで、とかいろいろ曲のイメージでカメラを動かしている。やはりよく曲を聴いているバンドやよくライブを見るバンドだと、どこでどう撮るかを最初からイメージしていて、自然と指が動くのだけど、初めて見るライブだったり、曲だったりするとちょっととまどうこともある。あるいはライブ会場によってもすごく撮りやすい場所もあれば、撮りにくい場所もある。でも、できるかぎりいい雰囲気を取れるようにと願いながら、心をこめてカメラを回す。ふつうのビデオカメラではないので、見る液晶画面がすごく小さい。携帯の画面をやや大きくしたぐらいなので、その中でどこを切り取って写すかを考えるのは集中力がいる。きっと、もっと年をとると見えなくなるね(笑)

この前のVOXHALLでも実は少しづつではあったけど、それぞれのバンドの映像を撮らせてもらった。それを今日は編集していたのだけど、ライティングが激しかったところはライトに翻弄されてピンとはぼけっぱなしで、これはいけないな~って苦笑い。でも、まあ、他はよかったからいいことにしようと勝手に納得。それを渡せるかどうかは未定だけど、今回これを撮ったのには理由があった。前に書いたことが関係していたのだけど、万が一入院したりしたら、そこで見るために実は自分のために撮っていた。ゆえに勝手に撮ってごめんなさい(ってバンドの方が見てくれているかわからないけど)。でも、そういうことをしなくても済んだので、またいつか渡せることもできるだろうって思ってます。ただ、案外がちゃがちゃしていて、いつもよりはカメラをちゃんと動かせなくて、というより自分の状態が反映されていたね。不安定というか・・・また、いつか撮れるチャンスがあれば、もっとちゃんと撮りたいって思う。

ライブ映像は単に音楽をやっている姿を撮るというより、やはりそこににじみ出る人間性とか内なるものがどこかで表れるところ、動き方や癖だったり、をとらえたいというドキュメンタリー映画を撮る感覚で撮っている。リアルな何かを映像を通すことでそこに感動が生まれたらって・・・

でも家のパソコンは容量が少ないから、いつもパンクしそうになって、作っては消していかないといけないし、カメラ自体もバッテリーも一時間持たないし、メディアもいい映像を撮ると30分ぐらいしか持たない。お金があれば、もっとグレイドアップできるだろうけど、安月給でいろいろ生活にかかる人には今はこれが精一杯。

でも映像が完成するたびに幸せな気持ちになれる。御協力いただいた方たちありがとうございます。

といいつつ、もうすぐ今までで一番緊張する時がやってくる。どうしよう・・・どうか失敗しませんように・・・
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「YUKAGHIR(ユカギル)」by FLANGE

2005年06月18日 | インディーズ
『Good Morning RONIN』のカップリング曲がこの「YUKAGHIR」。この曲はCDを聴く前に11日のライブで聴いたのですが、その時、曲が心の奥底まで降りてきて、それによってぐいっと感情の源泉を新たに掘リ起こされた感じがしました。これもベースの阪田さんの作曲で、鼓動のようにベースは響き、ドラムの抑え気味ながら心を込めたビートがじわじわ押し寄せる何かを知らせるかのように迫ってきます。キーボードの音はシンセなのかな?それも音の静寂感を印象づけ、そこから展開していく曲に見事にコントラストをつけて、光と影がそこにはありました。

畳み掛けるような言葉が淡々と唄われ、そこからどんどん感情を高めて、一気に放たれるところはもう泣けてきます。感情を解き放つというのでしょうか。浄化されるというのか・・・そうカタルシスです。これは名曲ですよ。心底そう思います。

フランジというバンドをまったく知らずにどこかのラジオでこの曲を聴いたとしても、1発で好きになりますね。

歌詞はボーカルのムタグチさんが書かれているのですが、彼は月が似合う人だと以前から思っていたわけですが、それがあふれている歌詞ですね。月というのは夜に静かにひっそりと輝き、見るものに安らぎを与える存在であり、一方ではフランスではルナと呼ばれる月は人を狂わす存在と言われているように狂気を呼び起こす存在でもあるわけです。彼にはおそらくそういう二面性があるのではないでしょうか。それは歌詞の中から感じます。そして、どことなく村上春樹の作品と通じる何かがそこにありました。たぶん村上ファンなら好きになる世界観ではないかな~って思うわけです。

愛と道徳は成立するのか?っていう問いかけ(って別に歌詞にそう書いているわけではありませんよ、念のため)。私は愛はこれって言葉では言い切れないものだと思うわけです。そしてとらえ方も人それぞれなので、自分自身の感覚では「その人の存在を大切に思う心」が愛なんでしょうね。だから一人だけなんてあり得ないわけで、その人がこの世に存在してくれているというだけでいいと思える人は何人もいます。その人たちが私が存在しようがしまいが関係ないとしても、私がそう思う気持ちが愛だと思います。道徳は人に危害を加えないということだと感じる私は愛と道徳のバランスには気をつかいます。そしてやっぱり愛は見返りを求めてはいけないのでしょうね。まだこれから生きていける猶予をもらった私はだからこそ溢れる気持ちを大切な人たちに注いでいきたいと思います。

この歌詞での重要な言葉は「永久凍土」ですね。この言葉でこの歌の伝えたいことが溶け出してきます。感情が高鳴り、聴いた人はおそらく大切な誰かの事を思い浮かべて心を焦がすのでしょう。

また大切にしたい曲ができました。ありがとう・・・
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『Good Morning RONIN』by FLANGE

2005年06月18日 | インディーズ
先週の土曜日と違って私の心も無罪放免され、すがすがしい朝を迎えられました。でも先週に手に入れたこのフランジさんのCDは11日以来のヘビーローテーションとなっております。ゆえに職場でウォークマンを聴いているわけではないのにすでに脳内Podにメモリーされてしまったようで、いろんな場面で鳴っておりました。

聴いた事のない人にどんな曲かを説明するのはとっても難しいですね。今の日本の私の知っている音楽の中では「こんな感じ」ってサンプルを差し出すことができないそんな複合ミュージックだからです。メンバー4人の音楽性がきっと様々なんでしょうね。それぞれの好きな音楽のいい部分を念入りに抽出して、混ぜ合わせて、感性というエッセンスで味付けした結果の音楽なんでしょう。音にこだわったというのがすごく伝わる音質のいいディスクでした。インディーズでこのような音質のCDを500円で販売するというのはかなり勇気のいることであり、フランジの徹底的な音へのこだわりを強く感じました。店頭で1050円で売られているメジャーバンドのシングル盤と同レベルなので買った人はほんと「1コインでいいの?」(笑)って感じですよね。

この「Good Morning RONIN」というタイトルはどこから来たのかはまだ謎だけど、朝聴いて気持ちいいのは確か(笑)これはベースの阪田さんが作曲したというだけあって、ベースがすごく効いています。私は、ベースっていうのは絵でいうなら最初に白い紙やカンバスにその描きたいもののラインを描き、自分のイメージするものを浮き彫りにする4Bの鉛筆のような存在だと思うのです。それゆえ、そのデッサンがしっかりしていないと出来上がった絵もしっくりこない。だから、とても大切な存在だと常々語っているわけですが、今回そのベースラインは見事素敵な作品を完成させるデッサンを描きあげていたんだと感じてます。ほんとすごく気持ちいいベースなんだもの。

たとえを出してはいけないかもしれないけど、あえてこういうバンドの雰囲気があるといえば、私の大好きでライブにも行ったことがある英国が誇るロックバンド「LEVEL42」とアメリカのモータウンアーティスト「テンプテーションズ」の雰囲気。どちらもベースがよく効いているし、レベル42はボーカル・ベースのマーク・キングが曲を作っているから、ベースがかなりフューチャーされていて、それがすごくいいんですが、それと共通する何かがありました。っていってもレベル42って80年代に活躍したバンドだから皆知らないでしょうね。聴いた事ない方には是非一度聴いてほしいバンドの1つです。

ツインギターの2つのラインがまたすごくいい感じで溶けあっていて、一方が攻撃的なら、もう一方はなめらかに音を紡いで、あ~好きだな~って思うわけです。それとプログラミングやサンプリングも自然に導入されていて、いかにもって感じがなくて、バランス感がいいです。さらに導入部分にさりげなく入っている不協和音がすごく音を深めていて、すごいな~って思いました。いろいろ細部にまでこだわって作られたのが一音一音から伺えます。このバンドにはまだ正式なドラマーはいないのですが、サポートのタクヤさんのドラミングもすごくいいです。彼がこのままサポートとなるのか、他に探すのかわからないけど、ドラマーによってもまた変化していくだろうなって思いました。そして、ボーカルのムタグチさんのボーカル力もますます艶をましてました。この歌って結構唄うのは難しい気がするのですが、それをなめらかに伸びやかに広がりをもって唄っていて、聴く方がほんとに気持ちよくなります。もともといい声だけに、さらに人を惹き付ける雰囲気をパワーアップされた感じですね。

歌詞はメンバー全員で考えたそうですが、「この手は・・・この声は・・・」の部分はなんかムタグチさんっぽいな~って思いました。「グラストンベリー」を出してきたのはマッシュさん?とか勝手に想像してます(笑)

演奏力も皆さんかなりなもので、最初に見たライブの時とは全然印象が違いました。きっとバラバラだった部分が混じりあって、それぞれの本来の力が出て来るようになったのでしょうね。レベル高いな~って11日のライブとこのCD聴いて感じました。若い子たちにもすう~っと受け入れられる曲であると思うし、同時にマニア受け(笑)する曲でもあると思います。音楽やっている人に好かれる感じじゃないでしょうか。

だからこそ、多くの人にいっぱい聴いてほしいな~って正直思いました。でも、ライブに行かないと買えないのでしょうか?なんかの流通にのせられないのかな~。



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『紫陽花』by 椿屋四重奏

2005年06月17日 | 音楽・映画・本
最近は地上波の音楽番組はおもしろくないのであまり見ないのだけど、今日は椿屋四重奏が出ることが直前にわかったので見ることにした。といっても彼らが出るまではあまり真剣にはテレビを見てなかったけどね。彼らは日本詞にこだわるバンドらしい。前にも書いたけど彼らがイエローモンキーが好きというのが先に頭の中に残っていたので、どうしても怪しげな芝居小屋の楽屋裏的なイメージをもってしまってた。実際「艶ロック」なるなんともいえない呼び名を頂いているようだけどね。でもメンバーはいたってふつうの好青年達だ。中田くんはスカパーとかでなかなかおもしろい人だってわかってたから、なんか安心して見てた。前のブログと偶然一緒で驚いたのが彼らの新曲のタイトルが『紫陽花』だったこと。まだ、一度しか聴いてないから、歌詞を深く掘り下げることはできないけど、メロディの感じは私の好きなシロップ16gに似ていた。なんか体の闇の奥底から絞り出すような感じ・・・。でも3人なのになんで四重奏なんだろう。珍しく左側にギターボーカルが立っていた。

そういえば「夜の底」という言葉が歌の中に出てきた。これがすごく印象的に残っている。というのも川端康成の『雪国』という小説の冒頭の有名なフレーズ「トンネルを抜けるとそこは雪国だった。」の次にこの言葉が出て来るからだ。「夜の底が白くなった」というここが実は私は好きだった。実は『雪国』の有名な部分を英訳するとどうなるかという授業が高校か大学であって、その時にこの「夜の底」をどう訳すかというのが興味をそそった。というかこれはとても難しいだろうって思ったから。このニュアンスは日本語ならではのものだと感じたからだ。ゆえにこれを歌に取り込んだ彼らにちょっと興味を持った。機会があればCDを聴いてみようと思う。

ちなみに外国人向けに出版されている英文訳は”The earth lay white under the night sky.”である。これを読んでどう感じる?
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紫陽花

2005年06月17日 | 音楽・映画・本
会社のある場所であじさいが咲き誇っている。今日は雨だったので、あじさいはその美しさをさらに増していた。梅雨時に咲く花。そしてその色合いは微妙なグラデーションをなしている。実は昔はあまりあじさいが好きではなかった。なんか頭でっかちな花がうるさそうで(笑)。私が好きだったのは「すずらん」とか「月見草」とか「サクラそう」とか「ブルーベル」とか、なんか目立たなそうな花ばかりだね。もちろん今でもそういう花は好きだけど、大人になって、なぜかあじさいが好きになった。雨の時だからこそ、あの大きな花(実際は小さな花びらが集まっているんだけど)が人の心に潤いを与えるんだって気付いたから。奈良に長谷寺ってところがあるのだけど、そこはあじさい寺とも言われるぐらいあじさいがきれいに咲き誇る寺で、一度だけ行ったことがある。雨によってまた一層輝きを増す紫陽花のように、いろんな人生の雨をくぐり抜けるたびに少しづつ輝きを増す年のとり方をしたいな。
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とるに足らない話

2005年06月15日 | 音楽・映画・本
最初に言っておきますが、これは読み飛ばしてもらっても結構です。ただ、自分の中の整理のために書くだけですから。

ある日、私の中にある悪が存在する疑いありと言われた。それでいろいろ私のある場所を調べられた。痛い時もあった。でも、なにより自分にそういうものが急に迫ってきたことが衝撃だった。でもまだ断言されたわけではない。しかし、人間とは弱いもの悪い方に考える。私が消える?そう思いながら過ごす日々。仕事しながら、嫌味な人やらいい人やらと話しながら、「この人たちはなんて思うんだろう、私が消えたとしたら」と思う。満員電車に乗っていて景色を見ながら、ふつうは嫌なこの状況も懐かしく、それを体験する人をうらやましく思うのだろうか、とか。曇り空も青空もすべて新鮮に思える。

もし天国へのカウントダウンが急に始まった場合、皆は何をしたいと思うのだろう。お金があれば贅沢三昧ができるだろうが、そんなものもない。結局普通に時間は過ぎて行くのだろうな。大切な人の事を思う。それは辛い。自分のせいでふつうの平凡な幸せをあげれなくなる。

近所の人で今悪と戦っている人がいる。その人の変わっていく姿を目の当たりにして、私はこういう風になりたくないと思った。それぐらいなら、もうほったらかしでいいと思った。それに何がなんでも急がねばダメと言われてもサマーソニック行くまでは絶対に何もしないと誓った。バカだね。人としての責任というものがないのか!って言われそうだ。でも、構わない。だって、やっと自分が一番いっしょに行きたかった人といっしょに行けるんだもの。それが夢だったんだもの。私は夢を優先したいんだ。そんなことをうだうだ考えながら、天からの裁決を待った。

11日のライブでも「次ってあるのかな」ってほんと思った。まだ下ってなかったから。苦しかった。でも、音楽は束の間でもその苦しさを忘れさせてくれることもわかった。

この苦しかった日々。私をささえてくれた音楽とアーティストに感謝します。Chairの「残された花」、Paces「歪む窓辺にて」、Flange「Arch」、エアマスター「春をまつ」、vanillaman「soul progressinng」、フォギーメランコリック「Waver the Sun」、ジョニー・エース「バトルシリー」、ノスタルストーブ「エナジー」、そしてエルレガーデンとジェットケリーとAUDIO RULEZの曲たちにほんと助けてもらった。宙に浮いているような日々をなんとか過ごせたのは音楽と家族のお陰だ。

で、裁決が13日に下った。無罪・・・いや良だった。結果がでるまで、笑いながら「大丈夫だよ」と本当に心配してるのかっていうような人が結果を知った時、「よかったな」と言いながら涙を流した。びっくりしたけど、私は幸せものだと思った。こんな私でも大事に思ってくれる人がいて。

というような事でとるに足らない話なので、もし最後まで読まれた人がいたらごめんなさい。つまらない話で。なんだ~大丈夫だったんだ~ってがっかりした人もいるだろうし、大袈裟な~って思った人もいるだろうね。

でも、物の見方がちょっと変わった気がする。なんか生きるって気持ちいいことだね。
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6月11日☆VOL.4

2005年06月14日 | インディーズ
この日のトリはCD『Good Morning RONIN』をリリースしたFLANGE。私は今回で2回目となるステージだった。前に見たのは去年の11月。ちょうどまだ結成してそれほど日が経っていないライブだったように思う。同じVOXHALLでのライブだった。PACES時代のイメージがまだ私の中に随分と残っていた時だったので、ボーカルが同じ牟田口君だということでそれと近いものを想像していた。すると、見事それは裏切られた。初めて見たその時はメンバーがバラバラに見えた。そこが公園として、ある子は滑り台をし、ある子は砂遊びをし、ある子は走りまわっている感じの雰囲気。「どうなっちゃうんだろう?」っていうのが私の正直な感想だった。何を表現しようとしているのかもつかみようがなかった。感想が書けなかった。ステージが自分の中でズームインではなく、ズームアウトしていくのを感じた。また1から始めるんだ。どれだけ時間がかかるんだろう。ってすごく不安になった。牟田口くんが見つけたメンバーだから、きっと何かをもっている人なんだろうと思ったけど、その時はその良さがまだ渾沌としていた。ツインギターの必要性がわからなかったし、ギターをもっていないボーカルの牟田口君の動きもぎこちなくて、見ている方はなんかハラハラしてしまう感じだった。

でも私は、そこから何かが生まれることを信じようって思った。それには時期を選ばないといけないって何度か見に行きたい衝動を抑えた。時期を間違えると恐いって思った。本当は6月11日も早いかなって思ってはいたんだけど、私の方の事情があって、その日を逃してはもしかしてもう永遠に見れなくなるかも(今となっては大袈裟・笑・・・でもなぜにそう思ったかは次回に)って急遽行くことにした。だから、とにかくありのまま見たままを受け入れようって心を真っ白にして会場に行った。

そして、FLANGEのライブは始まった。ライティングがすごく凝っていてスモークもたかれ、シガーロスのようなあるいはレディオヘッドのような雰囲気をかもし出していた。少しづつ浮き彫りになっていくメンバーの姿。小規模なライブ会場と思えないほどステージ然としていた。あれから7ヶ月ほど経っているけど、その中でこれほど進化したのかって感動した。メンバー全員が堂々としていて、存在感を増していた。MASHさんと秀治さんのツインギターの意味が役割が明確になり、コントラストができていた。さらにベースがすごくよくて、ほんと自分でもびっくりするほど大好きな感じのベースだった。弾き方もかっこよくて絵になるのが阪田さんだ。ボーカルの牟田口君も彼らしさを残しながら確かに進化していた。ボイスチェンジャーというのかシンセを導入していて、それも彼のボーカルの幅を拡げていた。なんかおもわず泣けてきた。すごいのではない?あのバラバラ君たちが解け合ったわけではないけど、いい化学反応を起こしていいものを生み出したんだ。いろんな音楽の要素がミックスされ、でもこれっていうジャンルに属しない、ある意味自由な多面体バンドになっていた。もちろんまだ始まったばかりだろう。彼らがこれからまたどんな風に進化していくのかわからない。その未知な奥行きがすごく楽しみで、できればまた次なる彼らを見てみたいって思った。
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ELLEGARDEN☆

2005年06月14日 | ELLEGARDEN
一年たつとこんなにも違うんだって今日はものすごく感じた。去年の7月の対バンライブの時はもっとのんびりした雰囲気だったし、メンバーもふつうに歩いていた。まあ、時間的なものもあるのだろうけど。去年は行ったけど、今年は行けなかった私はバスを待つ間、会社帰りにちょっとライブ会場まで行ってみた。人が溢れていて、整理券番号を声をはりあげて言っているスタッフのお兄さん。去年はいたかな~?さすがに男の子が多い感じだったけど、もちろん女の子もいる。皆きらきら目を輝かせていた。私も行きたかったな~。今回は事情があって行くのを辞めたのだけど、やっぱり行けばよかった~ってやや後悔。用事があって、それを済ましてから会場前を再び通ると、すでにライブは始まっていたようで人はほとんどいなかった。でも、チケットをとれなかった子たちが少しだけ立って話をしていた。ある男の子たちは「握手できたからいいや。手を洗わないでおこう」って・・・なんともかわいいではないですか(笑)

私は追加公演の告知を見て、行こうかな~って思った(笑)まあ、その前にサマーソニックがあるんだけどね。
去年初めてエルレを見たのがここだった。すごくちっちゃい箱なので、会場はすぐに一体化する。ステージから降りて控え室にいくにも観客の間を通るからすぐ側を通る。たまたま知らずに立っていた場所(というか暴れん坊から自分の身を守るためにはじっこにいたわけだけど)のすぐそばを彼らが通ったから自然と握手をメンバーがしてくれた。うぶさんは特にぎゅ~っと握力があって今でも感覚がのこっている。(別に私は惚れているわけではないよ・笑)

でももうこんなに大物になったんだね。今日はそう感じた。きっと去年のようなライブ終了後にまた、やっちゃおうかって感じで皆がドリンク飲んで帰り仕度している時にステージにあがってくれて、演奏したりなんてしてくれないだろうね。いや、彼らならしてくれるのかもしれない。ほんといつもファンのことを愛してくれているバンドだから。
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6月11日☆VOL.3

2005年06月14日 | インディーズ
3番バッターは(って野球じゃないよね・笑)ジョニー・エース。もう一年以上ライブを観てませんでした。彼らとは去年の1月18日にインストアライブで出会ったわけで、そこで初めて聴いた曲「ANNY」はほんと惚れちゃう曲でした(笑)残念ながらこの曲は今回無かったけどね。その後、大阪のアムホールというところで一度ライブを観て以来の今回のライブ。なんかもっといっぱい観ているような錯角してましたが・・・(笑)

私はジョニー・エースのギターの影さんの指使いにいつも感動してました。すごく華麗に弦の上をすべるんですよ。そしていい音を弾き出す。ベースのゴッディさんはいつもにこやかにそれでいてしっかりと地に足のついた(笑)ベース弾きで安心感をあたえてくれます。ドラムのショーゴ君はいつも落ちつきがないのですが(笑)ドラミングは自分の体の倍ぐらいのエネルギーで激しいです。そこがアンバランスで魅力なのかもしれません。ボーカル・ギターのゆうすけさんは目力がすごい。目の光り方が(笑)・・・そして歌い方が男っぽい投げやりな(っていい意味で)かんじでそれがまた雰囲気があります。

11日にやってくれた「バトルシリー」という曲も私は好きでよく聴いてました。ゆえに生で久々に聴いてなんかじわ~ってきましたね。新曲の「レター」という曲もよかった。これはCD化されるそうですよ。1年経ったライブを観て感じたのは、彼らにもいろいろ葛藤があったんだろうな~っていう時の重み。単に音楽が好き~だけでは超えられない何か。ちょっと顔つきがシビアになったような大人になったようなそんな気がしました。そういうところが新曲とか演奏とかに厚みを加えるんでしょうね。「レター」のCDは是非手に入れたいなって思いました。

以前、あえていうならCUNEに似ているって書きましたが、以前の印象よりはジョニー・エースというバンドのカラーが強くなっていて、もう比べるのは失礼だと思いました。でも系統は・・・そういう系(笑)・・・知らない人のために・・・許してくださいね。

写真はその瞬間の雰囲気で・・・写っているのはベースのゴッディさん。

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6月11日☆VOL.2

2005年06月13日 | インディーズ
VOXHALLで2番バッターは「エアマスター」だった。彼らと出会ったのは去年の3月24日。同じVOXHALLだった。FLANGEのボーカルの牟田口君が在籍してたバンドPACESを観に来た時に出会った。不思議な出会いだった。昨日もそうだったけど、その最初の時、ギターのケイゴ君が裸足でギターをかきならしているのが、すごく目に焼き付いた。まるで修行僧のような雰囲気で(笑)ボーカルのケンジ君はメガネがトレードマークのかなり背の高い熱唱系(笑)ボーカリストだった。ドラムのりょーた君は若いのに迫力があるドラミングで腕前に驚いたが、一方で黄色い声が飛び交うイメージというか実際女の子に人気があると私は感じている(笑)。そしてリーダーはちょっと真面目に見えた(笑)しかし、後で知るとかなりおもしろい人であるとわかったし、リーダーだけあって包容力がある人に感じた。彼らとは音楽的嗜好が似ていたようで音楽の話から繋がっていった気がする。彼らのワンマンやビッグキャットでのライブにも行くチャンスも不思議と回ってきた。そしてライブ映像もいろいろ撮らせてもらった。かなり勉強させてもらった。

でも、私にはいろんな事情があり、なかなかライブに行けなくなってしまった。でも、11日はほんと久しぶりにライブを見に行けてほんとうれしかった。インドぐらいの遠さから伝言ゲームできるぐらいの近さに戻ってこれた気がした。でも、次がいつ来るのかはわからない。

だから、目に焼きつけた。ライブの瞬間瞬間を・・・。新曲も2曲聴けた。どちらもいい曲である意味今までとはちょっと違う雰囲気ももっていた。新たな展開を暗示しているのかもしれないね。

新曲もいいけど、やっぱり「SPEEDSTAR」と「春を待つ」は彼らとの出会いの曲だけに大事な曲だ。あと「ストーリー」という曲は心に滲みる。知らない人にどういうタイプのバンドかということを説明するのは難しいけど、あえていうなら、前向きに肩をたたいてくれるような曲が多くて、ライブがパワフルなロックバンドということになるかな~。じっと聴くのは難しいかんじ(笑)
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