本当に予約の電話が繫がらない レストラン
白金台の「カンテサンス」さんに 行ってきました!
看板も出ていないので 通り過ぎてしまうような ひっそりとした
たたずまい・・ミシュラン 2年連続の☆☆☆の実力店です!
中に入ると ドーンと天井までのセラーがありました。
600本の ワインが 待っています・・・
(といっても ボトルを開けるほど 勇気とお財布がありませんが・・・)
シックな 落ち着いた店内 居心地の良い空間です。
メニューは1コースのみ!その日の素材で 岸田シェフの おまかせです。
黒革の 立派なメニューが サーヴィスされます!
これが 噂の「カルト・ブランシュ」とよばれるメニューです!!
左側にお店のコンセプトが書かれていて
右側は 真っ白なメニューでした!
何をいただけるのか 期待でドキドキです。
まずは 右奥のピクニックコーン(生食トウモロコシ)の冷たいスープと
左手前 トウモロコシの皮を粽のようにして巻き軽く焦げ目をつけ
中に もっちりした ポレンタとコーンを包んだ 前菜です。
暑い季節には 冷たいスープが 身体を冷やしてくれます。
スープも ポレンタも その 優しい甘さに びっくりです。
そして 二品目!
岸田シェフの 大好きなお塩「フリュードセル(Fleur de Sel)」と
頑固な作り手の小父さんから 特別にわけていただいている
という 飛びっきり美味しいオリーブオイル「ミル・エ・エヌ・ウイユ」を
楽しむための 一品「山羊のお乳のヴァヴァロア」です。
上に茹でた百合根とヘーゼルナッツのローストが乗っていました。
今朝 絞ったばかりの 山羊のお乳は 臭みが全くなく
滑らかなお豆腐とチーズの食感のヴァヴァロアでした・・・
大粒のお塩と オリーブオイルが 際立っています。
こちらの お店は お写真は ご遠慮ください!
ということだったので これからは 写真がありません。
(いままでの 写真は他人様のを使わせていただきました。)
そして 次の前菜が アボガドの粗く潰したうえに
ポロ葱のソテーがのせられ その上に
フォンで柔らかく煮たエイの鰭が重ねられたものでした。
下から グリーン・黄色・白 となるわけです!
エイの軟骨が丁寧に取除かれているので 食べやすく
するっと はいります。
お魚は 甘鯛でした。
鱗がきれいに パリッツパリッツに松傘のように 開いていて
カリカリで香ばしいのです。
それでいて 火の通しかたが 絶妙なので 身はしっとり
弾力があって 旨い!のです。
どうしたら こんなに 上手に鱗を パリット仕上げられるのか
伺ってみたところ、、、
フライパンで 皮めを 焼き そこに熱いバターをかけながら 鱗を立たせ
そのままだと 油分で鱗がしなってしまうので
サラマンダー(焼き色をつけるための機器)で 焼くのだそうです!
想像を超えた 調理方で 素材の旨味が 最高の状態で提供されます。
本当に 感動してしまう 美味しさ!
そして あまりの美味しさに 凄いスピードで 食べ進む私です!
お肉は 鴨です!とっても 大きな鴨でした。
火の通し方が 凄い手間をかけているのが わかります。
高温のオーブンに 入れては出し 余熱で加熱を少しずつ進ませ
皮めのまわりは かりっと・・そしてお肉はレアだけど
ちゃんと 火が通っている というように焼かれているのです。
繊細な神経で こんなに気をつけて 焼かれたお肉を
はじめて いただきました。
島らっきょうのカップチーノ仕立ての おソースがまた 美味しいこと!!
付け合せの お野菜一つ一つが しっかり主役を引き立てています。
本当に写真が撮れなくて 残念!鴨のお肉の赤い色の 美しい事!!
艶やかなこと!!
そして デザートの一品目
ココナッツのやわやわのヴァヴァロアに エスプレッソが真ん中に注がれ
ピスタチオオイルが かけられています。
お互いの比重が違うので 混ざり合わないそうです。
そして 産まれて初めていただいた ピスタチオの抹茶色したオイルは
先ほどの オリーヴオイルの がんこ小父さん「ミル・エ・エヌ・ウイユ」さんの物。
温度管理が たいそうやかましくって
10℃~16℃の範囲以外での保存・移動は不可!
その条件を守れないなら 売ってもくれないそうな・・・
大変な思いをして このオイルをここまで 運んでくださっているのです。
本当に美味しい 美しいオイルでした!
ラストのデザートは メレンゲのアイスクリームです。
メレンゲを焼いたものを 砕き粉末にしてアイスにしたものです。
器に霧で噴かれた 水滴は能登半島海水だそうです。
まさに 塩キャラメル!!甘味と塩味のバランスが素晴らしいです。
そして また 我が儘を言って ラストは マッキアートにしていただきました。
お腹が 程よくいっぱいになりました。
最後に ほんの一口 乾きものの デゼールがあったら
最高だったかも・・・
12:30~の予約だったのに・・・
先にいる お客様を 抜いてしまうような スピードで食べて
しまった 私達・・・
最後に ご挨拶と 快く記念撮影に応じてくださった
岸田シェフに 「早食いで すみませんでした・・・」と
もうしあげたところ・・・
「出来立てのお料理を 最高のタイミングで
召上っていただけて 嬉しいです!」との お答え!
さすが プロフェショナル!!
シャンパンも ワインも飛びっきり 美味しかったです。
幸せな お昼を ありがとうございました。
予約がとれてから 2ヶ月間 楽しみに待っていて
本当に良かったです。
寒い季節になったら また 伺いたい ☆☆☆レストランです。