風月庵だより

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老老介護記 母のお泊り

2019-06-13 21:38:24 | Weblog

6月13日(木)晴れ、清々しい風の日【老老介護記 母のお泊り】

昨日と今日の午後、母は、お寺に戻っていました。ドクターが出してくれた試験的外泊です。お蔭様でおしめの取り換えも一人の時もできましたし、お手伝いしていただいたりしてできました。お小水もよく自力で出ています。どうして長い間バルーンをつけさせられたのか疑問です。このバルーンのせいで手術をした病院でのリハビリも思うようにできなかったのです。また高齢ということで、あまりに慎重に扱われすぎたと思います。

食事介護は、リクライニングベッドをすぐに借りられましたので、誤嚥に気を付けて、問題なく介助することができました。入院していても、3度の食事を届け、食べさせていますので、これは問題はありません。わずかの量を吸い飲みで毎食一時間ちかくかかりますので、家での方がかなり楽です。

おそらく高熱とそれを叩く抗生物質の副作用によって、母はほとんど言葉を失ってしまいました。言葉だけではなく、感情的な面も消えてしまいました。高熱の前は、母に会いに行くと、満面の喜びを見せてくれていたのですが、今は全く表情もありません。しかし、お寺で飼い猫のルナが母のベッドの足元に寝ているのをみてそれは分かったようです。

母用の介護車両に、病院に帰るときも乗ってもらえました。「またこれでドライブに行こうね」と私が言いましたら、「もう歩けない」と声を発しました。

病院に戻りましたら、看護婦さんたちが、「いい顔になっている、やっぱりお家がいいんですね」と、口々に言いました。

来週火曜日には、退院です。退院に向けて、それまでに受け入れ態勢を整えたいと思っています。床ずれ防止のベッド用マットレスや、今、応援を4人頼めましたので、もう一人くらい探したいと思っています。

在宅介護をなんとか頑張りたいと思います。ケアマネージャー―さんの応援は力強いです。多くの人の力添えがあるからできることです。一人の人間があの世に帰るにあたって、自然体でお帰り頂くことは、なかなか大変です。