mukan's blog

つれづれなるままに ひぐらしPCにむかいて

もう山を歩いている感じ

2024-07-14 09:26:04 | 日記
 土曜日は牛乳が安くなる。いつもなら一緒のカミサンは高尾へ植物観察に出かけた。昨日(7/13)、図書館へ行って本を返し、さらにその向こうの生協へ買い物に行く。ちょっとした動機があれば、散歩に出るって感じ。身体を動かす機会になるのが、何となくうれしい。
 曇り空の切れ目から、強い陽射しが入る。汗を搔きながら歩くとき、ほとんど気分は山に入っている心持ち。一歩一歩を踏みしめる。呼吸が調っているかを気に留める。そう考えて踏み出すと、暑さがどこかへ行ってしまう。
 図書館で本を読む人の数も、土曜日なので少し多いかな。でもいつもの静けさはある。暑くなった身体が少し冷えるまで、書架を観て歩く。予約した本が2冊来ている。だが、今日は借り出さない。取り置き期限は21日。山から帰ってきてからも2日ある。
 裏通りを通って生協へ向かう。気づくと、街路樹や建物の陰を辿るように歩いている。持主に何か異変があったのだろう、畑地が売り出され、住宅が何軒か新築されていた。そこに新しい居住者が入ったようだ。テラスから庭に出て来て、隣の敷地へと歩く家人がいる。表側にはがっしりしたボディのJeepも止まっている。そうだ、今日は土曜日だったと改めて思い起こす。
 生協は、人が多い。牛乳の他に山での行動食になるものを探す。ビスケットも悪くないが、豆の方がいいかなと、つい目移りがして、カシューナッツやアーモンドなど、いろんな豆のはいった袋詰めを買う。買った後で、これもっていくかなあと心裡で反省をしている。入れ歯の間に小さな粒が広がって、口中がもさもさするんじゃないか。だいたいいつも、歩きながら食べることをしない。お昼代わりにするにしても、山の途中で歯を磨けるわけでもない。口をすすぐのもムツカシイ。バカだなあ、買わなきゃいいのに。でもまあ、カミサンは豆好きだから、食べてもらうのには困らない。ま、いっか。
 こうして1時間半ほど、炎暑を歩いて帰ってきた。気持ちがいい。もうすっかり山を歩いているような気分がして、明日月曜日からのお出かけを悦んでいる。歩きながら、山での口のケア、雨に濡れたときのビニール袋など、入り用だがまだ用意していないものを思い浮かべ、家へ帰ってから、忘れないうちに準備シートの上にポンポンと置いてゆく。衣類も仕分けして袋に入れる。タオル、服薬類もティッシュペーパーや歯ブラシなども、並ぶ。
 おっ、いつもの調子が戻ってきたような気持ちだ。そうだ、「登山届」をプリントしてもっていかなくちゃあならない。書式は無視して、登山月日、登山者名、生年と年齢。電話番号、緊急時連絡先の氏名、続柄と電話番号、「行程」を書き込み、宿泊山荘の電話番号も入れる。
 さて、あとはリュックに詰め込むまでにして、並べている。明日パッキングして、過不足をチェックすればいいだろう。こんな気持ちは何年ぶりだろう。子どもに返ったみたいな気分だ。

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