いや、暑い。気温が35℃を超えると聞くと、余計暑い。でもこれでへこたれていたら、山などには行けないと思うから、用があればできるだけ出歩くようにする。
昨日は浦和まで本を買いにいった。往復1時間半。そこまで行かないと、本屋がない。でも注文すると、5日くらいで取り寄せてもらえる。
水を500mlもち、鍔の付いた帽子を被って外へ出る。建物や樹木の日陰を辿って歩く。でも半分以上は、日射しを避けられない。ほぼ道半ばで、スーパーのなかを通り抜ける。東の入口はエスカレータで上る。店のなかを通り抜けると道路とおなじ平地に出る。つまり、高低差のある地形を利用して建てられたお店だから、都合が良い。その店のなかで、身体を冷やしながら持参のお茶を飲む。おや、人が多いなあ。そうか、今日は日曜日だった。この暑さでも、これだけの人が出歩いているんだ。まだまだ町は元気だ。
また日射しの中へ出る。産業道路を渡り、競馬場裏の静かな道へ入り込む。人影はそう多くない。おや、道路工事をしている。道を煉瓦色に塗り替えているようだ。片側を歩道にして他方の側を塗り替え、出来上がったらその逆をやるというふうに区切りながら進めている。むろん車は通行禁止。3人もの通行補助員がいる。
「こちらへどうぞ」
「ごくろうさん」
住宅街の裏通りってところで、建物の日陰が飛び飛びにたどれる。そうか、3階建てのうちと2階建てのうちがあるんだと、初めて気づく。いつもの八百屋は閉まっている。改装工事をしているのか、入口の半分を開けて職人が出入りしている。
45分ほどで本屋のある大きな建物に着いた。エスカレータで5階まで上がる。結構人が多く、エスカレータも一段ずつ開けて上まで人が並んでいる。脇を歩いて上がる人はいない。上の階に着いて、前の中年の女性は道を塞いだままで、どちらへ行こうかと迷う素振り。追い越すこともできず、こちらも止まる。後の人が追いついて止まる。渋滞だ。でもそれに気づくことなく、その人は上の階へのエスカレータへ踏み込む。ふんふん、日曜日だもん、こんな人もいるわなと、以前に比べ鷹揚になった自分を発見する。
本屋に着いた。書架を探して回る気分にならない。カウンターへいくが、二つの席には先客がいる。その後ろに並ぶ。私の後にも並ぶ人がいる。へえ、本屋にも、こんなに人が来るんだと珍しい風景を見たように感じる。と、向こうからやってきた店員が「何をお探し?」と口にしたかどうか。ご用件はと訊ねてきた。図書館の本を見せ、これと同じ本があるかと聞く。それを持ってカウンターのなかへいき、本のバ―コードを読み取って戻ってくる。
「持ってきましょうか。それともそこへご案内しましょうか」
「行きます」と応えて後へつく。理科学専門家の書いた本。「医学部門」なのか「理学」部門ならどこなのかとおもっていたら、なんと「サイエンス」という棚もあるのだ。なるほど、なるほど。5冊くらい積み上げていた。今年の3月に出版されたもの、それなりに売れているものとみえ、なんとなくうれしくなる。
買い求め、おなじ道を逆に辿って家へ戻ってきた。お昼に近くなったせいで陽が高くなり日陰が小さくなって、日射しにあぶられながらの帰還となった。やはり手持ちのお茶を3回のみ、ぶらりぶらりと時速5キロほどで歩く。うちに帰り着いてもしばらくは、何もする気にならない。ソファに座ってTVをぼんやりと観るともなく眺め、そうだ冷房を入れようとカミサンに言う。そうね、とリモコンを押す。身体が冷えてから、お昼に取りかかった。
今日は「避暑」にゆく。赤城自然園にいって、師匠は植物、私は緑陰。そうだ、本でも持っていって、ベンチで読んでいようかな。
昨日は浦和まで本を買いにいった。往復1時間半。そこまで行かないと、本屋がない。でも注文すると、5日くらいで取り寄せてもらえる。
水を500mlもち、鍔の付いた帽子を被って外へ出る。建物や樹木の日陰を辿って歩く。でも半分以上は、日射しを避けられない。ほぼ道半ばで、スーパーのなかを通り抜ける。東の入口はエスカレータで上る。店のなかを通り抜けると道路とおなじ平地に出る。つまり、高低差のある地形を利用して建てられたお店だから、都合が良い。その店のなかで、身体を冷やしながら持参のお茶を飲む。おや、人が多いなあ。そうか、今日は日曜日だった。この暑さでも、これだけの人が出歩いているんだ。まだまだ町は元気だ。
また日射しの中へ出る。産業道路を渡り、競馬場裏の静かな道へ入り込む。人影はそう多くない。おや、道路工事をしている。道を煉瓦色に塗り替えているようだ。片側を歩道にして他方の側を塗り替え、出来上がったらその逆をやるというふうに区切りながら進めている。むろん車は通行禁止。3人もの通行補助員がいる。
「こちらへどうぞ」
「ごくろうさん」
住宅街の裏通りってところで、建物の日陰が飛び飛びにたどれる。そうか、3階建てのうちと2階建てのうちがあるんだと、初めて気づく。いつもの八百屋は閉まっている。改装工事をしているのか、入口の半分を開けて職人が出入りしている。
45分ほどで本屋のある大きな建物に着いた。エスカレータで5階まで上がる。結構人が多く、エスカレータも一段ずつ開けて上まで人が並んでいる。脇を歩いて上がる人はいない。上の階に着いて、前の中年の女性は道を塞いだままで、どちらへ行こうかと迷う素振り。追い越すこともできず、こちらも止まる。後の人が追いついて止まる。渋滞だ。でもそれに気づくことなく、その人は上の階へのエスカレータへ踏み込む。ふんふん、日曜日だもん、こんな人もいるわなと、以前に比べ鷹揚になった自分を発見する。
本屋に着いた。書架を探して回る気分にならない。カウンターへいくが、二つの席には先客がいる。その後ろに並ぶ。私の後にも並ぶ人がいる。へえ、本屋にも、こんなに人が来るんだと珍しい風景を見たように感じる。と、向こうからやってきた店員が「何をお探し?」と口にしたかどうか。ご用件はと訊ねてきた。図書館の本を見せ、これと同じ本があるかと聞く。それを持ってカウンターのなかへいき、本のバ―コードを読み取って戻ってくる。
「持ってきましょうか。それともそこへご案内しましょうか」
「行きます」と応えて後へつく。理科学専門家の書いた本。「医学部門」なのか「理学」部門ならどこなのかとおもっていたら、なんと「サイエンス」という棚もあるのだ。なるほど、なるほど。5冊くらい積み上げていた。今年の3月に出版されたもの、それなりに売れているものとみえ、なんとなくうれしくなる。
買い求め、おなじ道を逆に辿って家へ戻ってきた。お昼に近くなったせいで陽が高くなり日陰が小さくなって、日射しにあぶられながらの帰還となった。やはり手持ちのお茶を3回のみ、ぶらりぶらりと時速5キロほどで歩く。うちに帰り着いてもしばらくは、何もする気にならない。ソファに座ってTVをぼんやりと観るともなく眺め、そうだ冷房を入れようとカミサンに言う。そうね、とリモコンを押す。身体が冷えてから、お昼に取りかかった。
今日は「避暑」にゆく。赤城自然園にいって、師匠は植物、私は緑陰。そうだ、本でも持っていって、ベンチで読んでいようかな。
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