北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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新宿にほえろ!3~戦士の眠る場所~

2009-06-30 20:49:02 | ロケ地巡り
さてと、上半期最終日の今日は、昨日予鈴で書いたとおり、ロケ地巡りレポの更新といきます。
場所は新宿東口、過去2回行っているものの、事前研究が不備だったために納得のいく結果を出せずにいた場所です。


「太陽にほえろ!」第597話「戦士よさらば、ボギー最後の日」
           第598話「戦士よ眠れ、新たなる戦い」
                       

(あらすじ)
ある朝、情報リサーチ会社の社長・坂口が、マンションの自室で射殺死体で発見された。
捜査の中で、坂口は、所謂「ゆすり屋」であることが判明し、そのゆすりの線から、日本の大学に通うブルジラ(ブラジルをアレンジした国名と思われる)人三世、杉野麻衣と、その恋人・沢木高志が捜査線上に浮上。刑事達は、麻衣を助けるべく、高志が坂口を射殺したとの見方を強めるが、学生である高志が、何ゆえ拳銃を所持していたのかという疑問が残った。
やがて、同じゆすりの線から、ある大物政治家をバックに持つ、「早見貿易」という会社が浮上。その社長である早見周造なる人物が、同じように坂口にゆすられていた高志をうまく利用して、坂口を殺害させたとの線が強くなった。
トシさん(演:地井武男)とボギー(演:世良公則)が早見を尋問するが、早見は事件当日のアリバイを主張、二人は一旦退却するが、ボギーの態度が癪に障った早見は、手下のチンピラに、ボギーのマークを徹底するよう指示する。
ボギーは、麻衣と共にブルジラへ出国する寸前だった高志を追い詰め、自首を迫るが、高志の口から、坂口に執拗なゆすりを受けていた麻衣の話を聞いて二人を不憫に思い、何たることか、二人をそのまま出国させてしまった。
二人を見送ったボギーは、ボスに辞職の意思を伝え、単身早見の元へ向かった・・・。


そう、今回のレポは、そんなボギーがあえない最期を遂げてしまったシーンのロケ地です。





日本の一大繁華街、新宿の東口にある「花園神社」。江戸開府(1603年)以前から、新宿の総鎮守として重要な位置を占めていて、徳川氏が武蔵野国に入った1590年より前に、大和吉野山より勧請されたとされている、大変歴史のある神社である。
写真は、東京メトロ副都心線が下を走る「明治通」側から撮った神社の入口。
写真の大鳥居は鉄製で、平成8年に建てられた物。つまり、放送当時は存在していなかった。





拝殿へと向かう参道。
劇中、単身早見の元へ向かうボギーは、いつしか、ここで開かれていた祭りを見つけ、賑わう客の中に紛れていた。
だがそこに、ボギーをマークし続けていた早見の手下3人が現れ、ボギーを拘束。さらに前から現れた元暴力団のチンピラ・今泉(演:山西道広)が、人混みのドサクサに紛れてボギーをナイフで一刺しにした。
そんな衝撃のシーンが描かれているのが、ちょうど写真のこの辺りと思われる。





今泉達が人混みに紛れて姿を消した後、力を振り絞ってナイフを引き抜いたボギーは、悲鳴をあげて逃げ惑う人々を前に、力尽きてしまった。
ボギーが最後に倒れたのは、写真のこの辺り。





やがて通報を受けた山さん(演:露口茂)達が駆けつけるが、ボギーは既に息絶えていた。
ボギーの遺体を前に悲しみに暮れる山さん達のシーンも、この位置で描かれている。

赤い建物は「神楽殿」で、大晦日から元旦、2月の節分祭追儺式、5月の例大祭、11月の酉の市の際には、この場所でお神楽やお囃子が披露されている。





写真は、花園神社の拝殿。
私も、ここでお参りをしてきました。





ボギーの死後、懸命の捜査を続ける刑事達。
写真のこの位置では、第598話で、トシさんとラガー(演:渡辺徹)が落ち合うシーンが描かれている。

しかしながら、懸命の捜査もむなしく、早見と今泉を逮捕できる決め手には恵まれず、万策尽きた刑事達は、捜査一係の部屋で、言葉もなくうなだれていた。
そんな中、ボギーの遺体写真を見ていた山さんは、ボギーが引き抜いたナイフの刃先が、何かの位置を示していることに気がついた。
地図と見比べながら調べてみると、刃先の向こうにあったのは、下水の排水溝。
そう、ボギーは、今泉が人混みに紛れて立ち去る中、吸っていた煙草を排水溝に投げ捨てる現場を目撃し、それを仲間達に知らせようと、排水溝に刃先を向けつつ息絶えたのだった。





再び神楽殿の前。
放送当時から排水溝の位置が変わっていないとすると、今泉が煙草を投げ捨てたのは、写真中央下の排水溝と推定される。





これがその排水溝。
排水溝を調べたところ、そこから、流されずに残っていた煙草が発見され、それが決め手となって、刑事達はついに早見と今泉を逮捕。悲しくもボギーの無念を晴らすことができたのであった。


レポが長くなってしまいましたが、長年、ぜひとも探究してみたいと思い続けていた場所だったので、上半期最後の日のテーマをこれに決めました。
下半期も、ロケ地巡りは幾つか予定しているので、いいレポが書けるよう頑張ろうと思います。

※ 文中敬称略
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上半期総括 その2

2009-06-29 20:53:30 | 日々のもろもろ
まずは前回の続きから。

3月上旬にDSソフトが発売され、下旬には「鑑識・米沢守の事件簿」が公開されるなど、3月は「相棒」づいていた月だった。
DSは、クリアするまでに約1ヶ月かかったけど、秋田旅行にもしっかりと持って行って、夜、ホテルの部屋でプレイし続けたのがいい思い出。
ぜひ、第二弾の発売を期待したいものだと思う。

「米沢守~」の方は、函館では3月には公開されなかったので、札幌で友人と一緒に観に行ってきた。
原作を先に読んでいたので、どんな点が同じでどんな点が違うのかということに着目していたのだけど、真犯人が思いっきり違っていたというのは、やっぱり衝撃が強かった。
それでも、無理なく自然な感じで描かれていたあたりは、さすがに「相棒ワールド」の面目躍如といったところか。


(4月)

国家公務員という職業柄、毎年4月の人事異動はつきものなのだけど、昨年、帯広から函館へ転勤してきた私は、今年は、転勤はせずに、課内での異動と相成った。
異動先は、これまでの事務仕事オンリーのチームから、技術系職員と机を並べ、新たに測量業務を担当するチームへ。
正直、3ヶ月経ってもまだまだ慣れないのだけど、頑張っていこうと思います。

4月の大きな出来事は、何といっても、ゴルフを始めたこと。
これまでも何度か勧められたことはあったのだけど、ついに今回、初めてクラブを握りました。
初めて練習に行ったのは18日(土)。以降、週末はほぼ毎週行っているのだけど、3ヶ月経っても、まだまださっぱりなのが現状。
でも、せっかく一緒に楽しめる仲間がいるので、少しでも上達させて、早くコースに出てみたいと思います。


(5月)

5月の大きなニュースは、GWの関西旅行。
大阪~和歌山を4泊5日という行程だったけど、今回一番のメインだった、2日の高野山では、京都から友人が出てきてくれて、案内をしてくれた。
延々と歩き続けて、正直かなり疲れたけど、友人から色々と話を聞き、楽しく会話をしながらの道中だったため、疲れも苦になりませんでした。
この日は、高野山の後、夜の大阪へ出向いて、名物の「かすうどん」と「串カツ」を堪能。初めて本場で食べた味は、忘れられないものとなりました。

プライベートでの大きなニュースは、函館でも、「鑑識・米沢守の事件簿」が公開されたこと。
札幌でも友人と一緒だったけど、昨年の暮れ、函館でも、「相棒」について語り合える人と出会ったので、一緒に観に行って楽しんできました。
DVDのリリースが待たれますが、機会があれば、ロケ地巡りもしてみたいです。

他にはこれと言った出来事はなかったけど、職場関係では、特にトラブルというわけではないのだけど、同僚との人間関係で、少々考えさせられることが幾つかあったのが、今思い返せば印象的。
私の対応に問題があった部分もあるのだけど、そのうちの一つでは、思っていることをしっかり面と向かって話したことで、互いに分かり合えることができたのかなと思えたので良かったと、今では思っています。


(6月)

今月は、何と言っても上旬の東京での研修。
11泊12日という、旅行でも経験したことのない長丁場で、最初は不安でいっぱいだったのだけど、幸い、全国から集まった仲間達と楽しく過ごせたので、とても有意義な12日間を過ごせたのかなと思った。
4月から始めた測量業務に関する研修で、今度、研修成果をみんなの前で発表する場があるらしいのだけど、果たしてどうなることやら。
現在、覚えたてのパワーポイントと格闘しながら、準備中です。

後は・・・そうですね・・・、年末にまた振り返ることにしましょう。(すいません、自分から振っておきながら無責任で・・・)
現在進行形なことが多いので、今振り返るのもどうかって感じなんだけど、その中には、いずれいい報告ができればと思うこともある(ゴルフもそうだけど、他にも)ので、今後さらにいい方向へ進んでいけるよう、頑張らねばと思います。

さ、上半期も明日で終わり。
明日は、特に何もなければ、ロケ地巡りのレポを予定しています。
25年前に放送された回のロケ地で、ずっと自分の中で暖めていた場所です。
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信じ合う仲間

2009-06-28 19:42:13 | 特撮作品鑑賞
(今週の侍戦隊シンケンジャー)

茉子が流ノ介を評した表現、「侍の純粋培養」。
こういう場合、「根っからの侍」などということが多いと思うのだが、なるほど物は言いようだなと思った。
そういう点では、「相棒」の伊丹なんかも「刑事の純粋培養」と言えるのかもしれないが、流ノ介と伊丹の共通点としては、確かに純粋なのだろうけど、少々培養され過ぎている気が・・・(以下略)

さて、ゴールド=源太が登場して早三週目だけど、いまだにちょっとしっくりこないことがある。
それは、源太の使う「電子モヂカラ」なるもの。
丈瑠達の使う「ショドウフォン」もハイテク機器には違いないけど、丈瑠達の場合は、鍛錬の末に使いこなせるようになった「モヂカラ」がベースになっていて、それがそのまま作品の基本コンセプトの一つに繋がっているとも言えるのに、新メンバーである源太は、鍛錬を積んだことには違いないのだろうけど、ハイテク機器を用いて身に付けた力がベースになっているというのは・・・何だか作品の基本コンセプトから外れているような感が否めない。
次回以降、こうしたことがどのように描かれていくのか、色々な意味で要注目だと思う。

今週の一番の見所は、第十二幕で描かれた、丈瑠と流ノ介達4人が「互いに命を預ける」ということが、「互いに信じ合う」という形で描かれたということ、やはりこれに尽きる。
これはなにも武士道の世界だけでなく、職場や友人関係など、様々な場面で考えることができることだと思った。
信じ合える仲間がいて、互いに切磋琢磨し合うというのは、人間の成長の仕方としては、正に理想的なことなのかもしれない。

さーてと、来週は待ちに待ったことは編。
しかも、ことはのバースデーなんだとか!
楽しみすぎて一週間待ちきれませんよ。
コメント (2)
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上半期総括 その1

2009-06-27 16:23:01 | 日々のもろもろ
2009年も、早いものでもうすぐ折り返し地点。
ここいらで、2回に分けて、今年上半期を振り返ってみたいと思います。


(1月)

今年は、下半期に余程のことがないかぎり、今年のトップニュースになるであろうと思われる出来事で幕を開けた。

1月14日 祖母が、82歳で永眠。

昨年夏に入院し、一度は回復して退院したのだけど、昨年末に再び悪化して入院。
その時点では、年内持つかどうかも危ないと言われていたところ、精神力の強さで持ちこたえてきたのだが、とうとうこの日、天に召されてしまいました。

祖母にとって私は初孫だったこともあってか、私は子供の頃から、と言うより亡くなる直前まで ※「婆ちゃんの『めんこ』」と言われていたので、最後に、寄せ書きを入れて棺に納める際にも、「これからも婆ちゃんのめんこでいるからね」と書いて送り出しました。

あれからもうすぐ半年。祖母がもういないことは実感できるようになったけど、時折沢山の思い出を頭に浮かべながら過ごしていければ、今はそう思います。

1月は他に、出張を通して、古巣である、釧路や帯広時代の仲間達と旧交を温めあえる出来事も印象に残りました。
苦楽を共にしてきた仲間達との交流は、絶やすことなく続けていきたいです。

※ 東北~北海道の方言で、「かわいい」と「めんこい」と言うことから、特に可愛がっている相手のことを「めんこ」と呼ぶことが多い


(2月)

職場では、部下である女性職員が産休に入り、代替要員として採用された新しい仲間を迎えるという出来事があった。
これまで、新人を部下に持つことはあっても、こういう形で採用されてくる方は初めてだったので、最初はどのように接したらよいか心配もあったのだけど、来てみたら、肩肘張らずに自然とコミュニケーションが取れる方だったので一安心。
加えて、私よりも年上で社会経験も豊富な方なので、私の方が逆に勉強になることも多かったです。
現在育児休暇中の女性職員は、上司からも一目置かれるくらい、凄い働きぶりで高く評価されている人なのだけど、代替で来ている彼女には、そこまで到達しなくてもいいから、来年3月末までの任用期間、自身にできることを一生懸命頑張ってほしいなと、「元上司」(私は4月に課内で異動になったので、今は仕事上の接点はそんなにない)としては思いながら見ています。

もう1つ、2月の大きなニュースは、「侍戦隊シンケンジャー」のスタート。
第一幕から、強く引き込まれる見せ場の連続で、毎週HDDからDVDにダビングして楽しんでいる。
ストーリーもさることながら、シンケンイエロー=花織ことはのファン、「ことは派」としても楽しんでいければと思ってます。(本当に癒されますよ彼女には)


(3月)

仕事では、とにかく怒濤の出張ラッシュ。これが大きかった。
2月の末に、札幌日帰りと東京一泊に行ったと思ったら、3月第一週は旭川、第二週は、二泊で大阪へという、例年にない強行スケジュールで、よく体調を崩さなかったなと、我ながら感心した次第。
昨年の暮れあたりから、新年度には新しいチームへ移ることを内々で言われていたので、正式に言われる前から、密かに残務整理的なこともやってたのだけど、ここまで出張ラッシュになっては、そっちの方もなかなか思うように行かず、改めてスケジュール管理の難しさを痛感させられた。

プライベートでは、春分の日の三連休を利用しての秋田旅行へ行ってきた。
特急列車を乗り継いで、秋田市と横手市へ行き、短い時間ながらも、いい時間を過ごせたと思います。
特に印象に残ったのは、横手市で見た「横手城」の勇壮な姿と、幾つかの名物料理。
秋田市の「きりたんぽ」に「稲庭うどん」、それに横手市の「焼きソバ」など、短い時間で沢山味わうことができて大満足。やっぱり、食は旅の大きな醍醐味なのだなあと実感させられました。

他には、「相棒」のDSソフト発売や、映画「鑑識・米沢守の事件簿」公開も大きな出来事だったけど、それは、4月以降でまた。
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花には疎い私だけど

2009-06-25 21:10:57 | 日々のもろもろ
及川奈央さんのブログで、紫陽花の写真がアップされているのを見て、「あっ!」と思ってしまった私。
実は東京滞在中、写真を撮ってきてたんです。





「国土交通大学校」の構内は、日本全国の色々な草花が沢山植えられているのだけど、とりわけ多く咲き、私達の心を和ませてくれたのが、この紫陽花の花。
身近な所ではなかなか目にする機会がないので、この機会にと思って何枚か撮ってみた。





紫陽花というと、字の通り紫色の花というイメージがあるけれど、実際には、このように紫ばかりでもないと知って、いい発見ができたなと思いました。





ね。見事なまでに青一色。
これは本当に綺麗だなあと思いました。

これらの写真を撮ったのは、いずれも早朝。
大学校滞在中は、朝食が7時30分からと、私の日々のスケジュールとはかなりかけ離れていたので、朝はいつも散歩に出ていたのだけど、朝からこういう光景にお目にかかれると、本当に気持ちが和みました。
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