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北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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讃岐平野を一望

2008-05-20 20:00:00 | 道外旅行記
~前回までのあらすじ~

はるばる讃岐国に足を踏み入れた、北の冒険者:ナナマガラーは、一生に一度は行ってみたいと言われる名刹、金刀比羅宮へとやってきた。
この日の讃岐の気温は摂氏25℃を超え、ナナマガラーは、故郷・蝦夷の7月頃に相当する陽気の中、785段ある階段を登りながら、一路御本宮を目指していたが、到達目前で体力の消耗を感じていた・・・。





はぁ~、600段も登ったのに、まだこんな階段があるなんて・・・。
御本宮はもう少しだけど、ここでちょこっと休憩です。





いきなり登場のこの馬。
昨日紹介した「旭社」の前の広場に建てられていて、詳しい経緯はわかりませんが、何とかという会社の奉納したものだそうです。





馬の横にはこんなものまでありました。
これも、愛媛県の汽船会社の奉納品なんだそうです。
どういう由来があるのかはわかりませんが。

さ、こういう珍しい物を見て、ゆっくりと休んだら、少しずつ体力も回復してきました。いよいよ、御本宮目指して登頂再開です。





ハイ、ようやく785段を登りきって辿り着きました。
これが、到達目標の御本宮です。
本当は全景が入るように写真を撮りたかったのだけど、1枚目の階段を登りきってすぐの所に立っていて、全景を狙って後退してしまうと、そのまま階段を転げ落ちてしまう恐れがあったので、こうして斜めから撮りました。

写真でもわかるとおり、正面に向かって、お参りする人が列を成して並んでいます。
勿論私も、これに加わってお参りしてきました。
何をお願いしたのかは・・・、さあて、何でしょう?(ご想像にお任せします)





最初は斜めからしか撮れなかったものの、途中で行列が途絶えたので、階段ギリギリまで下がって撮ってみました。
間近で見ると、やっぱり迫力があります。





これは、御本宮の向かいにある「神楽殿」。
歌舞伎とか能の舞台を思い起こさせる作りになっています。





真ん中にある「神楽太鼓」を、接近して撮ってみました。








御本宮前の広場には、讃岐平野を一望できる展望台があり、多くの参拝客が、長い行程の疲れを癒していました。
私もそんな中に加わりましたが、こうして写真を撮っていると、来てよかったなあという気持ちになりました。

ということで、長かった御本宮参詣はこれにて終了。
広場でしばしの休憩を取った後、登ってきた階段を逆戻りして、琴平駅前へ向かいました。





行きがJRだったので、帰りは「ことでん」に乗車。
ことでんの琴平駅は、まるで社のような作りになっていて、風情が感じられます。





最後の写真は、琴平駅の構内に常置されている旧型の車両。
現在は運行はしていないのだけど、レトロな雰囲気が観光客の興味をそそるのか、多くの人が写真を撮るために並んでいました。

ということで、7回に分けて紹介してきた四国冒険記もこれにて終了。
今回も、滞在中は天候にも恵まれ、楽しい時間を過ごすことができました。
次回の冒険は、来月、ちょこっと海を渡って津軽の国へ行くことを予定していますので、よろしければご覧いただけると幸いです。
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一生に一度の冒険

2008-05-19 19:56:30 | 道外旅行記
4泊5日に亘った四国冒険記もいよいよ最終章。
最後を飾るのは、讃岐香川県と言えばここ、そう、「一生に一度は行ってみたい」と言われる、「こんぴらさん」こと「金刀比羅宮」です。





高松から琴平までは、JRと、「ことでん」こと琴平電鉄の2つの鉄道が運行しているのですが、私は、どうせなら両方に乗ろうと思い、行きはJRで向かいました。
JR琴平駅を拠点に、いよいよ「こんぴら参り」に出発です。





参道へ向かう途中、まず目に止まったのが、この高い灯篭。
高さは27.6mもある日本一高い灯篭で、慶応元年(1865年)に、遠くは瀬戸内海を航行する船の目印になるように設計されたと言われている。
間近で見ると、確かに凄い迫力でした。





さあ、いよいよ参道へ突入です。
果たして何が待っていることやら・・・。





参道の最初の方は、こんな風に土産店が軒を連ねる狭い路地を進んで行きます。
GW中、しかも快晴とあって、朝早くから大勢の参拝客が訪れていたようです。





そして、途中から、こんな風に階段の道が始まります。
金刀比羅宮は、参道から御本宮までの階段が、実に785段もあるのです。
途中の売店では杖の貸し出しもしていて、結構な数の人が利用していました。





しばらく歩いて辿り着いたのが、「大門(おおもん)」という、この大きな鳥居。
ここまで来るだけでも既に365段もの階段を登っているのだが、実はここからが、本格的な「こんぴら参り」のスタートなのです。

先は長いなぁ~、のんびり行こうっと。





大門から御本宮までの間に建つ幾つかの社を見ると、「やっと辿り着いた」と勘違いしてしまいそうになります。
それぐらい、長く険しい道のりなのです。





これは、629段を登ってきた所にある「旭社」。
国の重要文化財にも指定されている建物で、入母家造りの瓦葺屋根と、内部に施された立派な彫刻の数々で知られています。
その立派さゆえ、これを御本宮と間違えてしまう人も多いのだそうです。





えぇ~っ!まだこんな険しい階段登るの~?
琴平駅を経ってから1時間弱。北海道で言えば7月頃に相当する陽気の中、はるばるやって来た北の冒険者の体力もそろそろ限界か?
果たして、このまま無事に辿りつくことができるのであろうか?

~つづく~
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25年経って思うこと

2008-05-18 20:28:05 | 特撮作品鑑賞
四国冒険記はいよいよ残り1箇所になりましたが、写真の数が多いため、明日から2回に分けてアップすることにしました。
21日(水)のネタは既に決まっているので、今日は、今まで書こうと思っていてタイミングを逃していた話題を。

3月でリリースが完了した「科学戦隊ダイナマン」のDVD、この度、何とか最後まで見ることができた。
2月リリースの第4巻までは帯広で買っていたのだけど、最終巻は帯広を離れる直前の発売だったので、函館へ来てから購入。それでも、なんやかやで見る時間が取れず、GW明けに、ようやく51話全て見た次第だった。

「ダイナマン」のクライマックスにおける最大の見所は、なんと言っても、謎の戦士・ダークナイトの登場と、女将軍ゼノビアの反逆に始まるジャシンカ帝国の内紛
劇、これに尽きるだろう。
ダークナイトの正体は、第38話で、尻尾を全て切断されて追放されたメギド王子であったのだが、リアルタイムで見ていた小学校4年生の時、この事実は、子供ながらに何となく想像がついていた。
加えて、当時、最終回前に発売された児童誌において、まだ放映前であるにも関わらず、ダークナイトの正体がメギドであることや、そのダークナイトの策略で、ゼノビアが10本尻尾になると同時に滅んだことなどが紹介されていた(今じゃ考えられないと思うが、当時はそれが普通だった様子)こともあって、当時の私は、実際にその展開をテレビで見ても、それほど衝撃は受けなかった記憶がある。

しかし、その直後、新たにジャシンカの帝王となったメギドによって、ダイナマンの5人が、メギドが一度は放り込まれた「千年洞窟」に放り込まれる展開は、件の児童誌でも紹介されていなかったせいか、結構な衝撃だった記憶がある。
最終回直前の第50話はここで終了し、続く最終回では、戦闘母艦「ダイジュピター」のミサイルで千年洞窟の扉が破壊され、ダイナマンは脱出に成功するのだが、当時は、「どうせ最終回で脱出するんでしょ」なんて冷めた見方も多少はしていた私も、今見返して見ると、変に不自然なこじつけで脱出させるよりは、寧ろストーレートで面白いと思えるようになった。
その後、メギドとの最終決戦に勝利し、ダイナマンは地上に平和をもたらすのだが、この結末への展開も、理屈抜きで「正義VS悪」という構図がストレートに描かれていて、すごく清清しいラストだったと思う。
特に、腹心を失ったメギドが、剣1つで、ダイナマンの男戦士4人と対決するシーンは、役者さんの迫力ある演技も相まってなのか、これほど純粋に「戦い」を描いたシーンが他にあっただろうかと思えるくらい(実際には沢山あると思う)、画面に釘付けになるものがあった。これは、今後何回見返しても同じ感想を持つと思う。

放送から今年で25年。最近は、カラオケでダイナマン関係の曲を歌う機会があったり(挿入歌の「ゴーゴーダイナロボ」は、レパートリーの1つ)するなど、改めて思い返す機会の多くなった作品なので、今後も、新たな発見ができるように見ていきたいと思っている。

「爆発!科学戦隊ダイナマン!」
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最高の「ムニムニ」

2008-05-17 19:52:56 | 特撮作品鑑賞
終了から3ヶ月経った、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」のパーフェクトファンブックなる本が出版されたので、買ってきた。

(こちら)
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=9308

店頭で見た時は、ゲキレッド=ジャン役の鈴木裕樹さんと、理央役の荒木宏文さんが表紙だったので、2人をフィーチャーした本なのかと思ったが、
立ち読みしてみると、メインキャスト8人全員にスポットが当てられていて、8人勢揃いの大座談会の他に、スーツアクターさん達による座談会や、ストーリー解説、秘蔵写真なども多数収録されていて、大変読み応えがありそうだと思ったので、迷わずレジに持って行った。
勿論、ゲキイエロー=ラン役福井未菜さん(2ndDVD買っちゃいました!)と、メレ役平田裕香さんの写真も沢山収録されています(笑)

ゲキレンジャーでは、毎回のサブタイトルに、日本語を良く知らないジャンが発する、「ジャン語」が冠せられていて、それだけでどういうストーリーか想像がつくことも多い、大変秀逸なネーミングとなっていたことが印象深いのだが、
確かに、「ジャン語」って、個々の言葉に目を向けると、なかなか面白くて、日常でも使えそうな言葉が結構あるように感じる。
例えば、ジャンの代名詞とも言える「ニキニキ」とか「ワキワキ」なんてのは、字面を見るだけですごく楽しそうに思えるし、「不安」を意味する「ウジャウジャ」なんてのもまた然りだが、一年間そうした言葉を聞いてきて、私が一番いいなと思ったのは、「仲間」とか「親友」を意味する「ムニムニ」という言葉。
これは、十中八九「唯一無二の存在」とか「無二の親友」という表現から作られたものだと思われるが、最初、第31話で登場した時はそれほど感じるものもなかったのに、最終回のラストで、ジャンが理央のことを、

「俺の最高のムニムニ」

と言ったのを聞いて、なんか、すごく心に響くものを感じた。
宿命のライバルでありながら、その宿命を乗り越えて、相手をそのように表現できるようになったジャンの成長もあるのだろうが、これを聞いて、改めて「仲間」とか「友」っていいものなんだなあと思った。
私にとっても「ムニムニ」は沢山いるけれど、ジャンが、心からの言葉で理央をそのように表現したように、私も、「ムニムニ」との間で、人に自慢できるような素晴らしい関係を築いていきたいなあなんて、今は思ったりもしている。
きっとこの台詞は、メイン視聴者層である子供達への、ジャンからの最後のメッセージという意味合いも込められていたのだろう。
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南国の景色

2008-05-16 19:38:55 | 道外旅行記
ちょっと間が空いてしまいましたが、四国冒険記も残りわずか。ここで再開、徳島編です。





高松から高速バスで徳島へ移動し、JR徳島駅前で下車すると、いきなり目に止まったのが、このヤシの木。
南国らしい光景ですよねえ。
10年前、高知に行った時に見て以来だけど、こういうのを見ると、遠くまで来たんだなあと実感します。





この建物は、徳島駅から徒歩10分の所にある「阿波おどり会館」。
その名のとおり、阿波おどりに関するミュージアムなんだけど、実はそれだけではない。
写真のビルの背後に山が見えるかと思いますが、実はこの山、「眉山(びざん)」という、徳島市を代表する観光地で、ロープウェーで登ることができるのです。

ということで、早速、Let's Go!です。





会館の5階まではエレベーターで移動し、そこでロープウェーに乗車。
ロープウェーと言っても、スキー場によくある、10人程度が乗れる小型のゴンドラで、これが、1回に2台同時運行で、観光客を山頂まで導いてくれます。

こんな風にロープウェーに乗り込もうとすると、入れ違いに幼馴染の女性が降りてきて・・・なんてことを想像するのは・・・私だけですよね。(?)
何のこっちゃとお思いかと思いますが、「ダイナマン」の第17話で、阿蘇山のロープウェー乗り場で、ダイナブラック=星川竜が、偶然幼馴染の女性とすれ違うシーンがあるんです。ついついそれを思い出しちゃいました。(笑)





ロープウェーの中から撮った写真。
この位置から眺めていると、「ウルトラQ」の第2話で、巨大化した猿が突然姿を現してロープウェーを襲撃するシーンを思い浮かべるのは・・・私だけですかね。重ね重ね失礼しました。(爆)





山頂に到着しました。
何だか、今回の冒険では高いところにばかり登ってますね。
でも、こういう景色は大好きなので、これからも色々な所で味わってみたいです。
上の写真に写る大きな川は、「四国三郎」の別名を持つ「吉野川」。
鳴門へ移動する際に間近で見たけど、その雄大な景色に圧倒されました。
よぉ~く見ると、海の向こうに島のような影がチラッと見えますが、これは多分淡路島だと思います。





場所を変えて、別な位置からもう1枚。





山頂を歩いていると、こんな建物を見つけました。
何かと思って近づいてみると・・・





どうやら、第二次大戦における、ビルマ戦線に関する施設のよう。
中に入ってみたところ、戦争や、平和への祈りをこめた展示物が多数設置されていて、色々と考えさせられるところがありました。
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