地下鉄豊平公園駅に直結している「北海道立総合体育センター 北海きたえーる」。
かつて中島公園にあった「道立中島体育センター別館」の老朽化に伴い、平成12年(2000年)に開業した体育施設です。
「きたえーる」の、「きた」は北海道を、「えーる」は声援を送る意味を表しているほか、「きたえーる」全体で心身を鍛えることも表しており、たくさんのスポーツを愛する人の交歓の場となることを願って、この愛称が決められました。
これまで一度も中に入ったことがなかったのだけど、せっかく近くまで来たのでということで、入ってみました。
特にスポーツイベントが行われていなくても、中の見学などで入場することができます。
一階ロビー部分は、吹き抜けになっていて、晴れた日は日差しで明るくなります。
見学施設の一つとして、北海道にゆかりのスポーツ選手に関する資料が多数展示されています。
フットサルチームの「エスポラーダ北海道」の展示。
こちらは、バスケットボールの「レバンガ北海道」。
北海道出身の金メダリストの写真の展示もあります。
ロビーから下の階へ続く階段。
何気なく見てしまうかもしれないけれど、解説を読んだ上で改めて見ると、その意味するところの奥深さを実感することができます。
有料のトレーニング室、体力測定室もあります。
今度利用してみようかな。
豊平公園駅とを結ぶ通路。
北海道出身のメダリストの中でもレジェンド的な存在である、故・南部忠平選手の三段跳びの姿を表現したデザイン。
現在でも、「南部忠平記念陸上競技大会」という大会が開催されるほど、北海道の陸上競技界、ひいてはスポーツ界全体に大きな足跡を残した選手であったことがうかがえます。
この先が地下鉄駅になっています。
最後に、「へぇ~」と思わさる話を一つ。
またかと思われるかもしれないけれど、三年前に放送された「発見!タカトシランド」豊平公園エリア編で、トシさんと、ゲストの北斗晶さんが「きたえーる」の前を通ったとき、先ほど書いた、「北海きたえーる」が「道立中島体育センター」の後継施設であることに触れていたのだけど、そのやり取りの中で、実は北斗晶さんのリングデビューは、昭和60年(1985年)6月、その「道立中島体育センター」だったということが語られていました。
これは、レスリングファンの人たちには知られていることなのかもしれないけれど、意外というか、「そうなんだ」と思わさるエピソードだなと思ったので、ちょっと書いてみました。