北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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ルーツは何処?

2017-03-03 19:40:54 | ドラマ
先週までの「ブラタモリ」は、神戸が舞台
神戸は十六年前に行ったきりだけど、ぜひまた行きたい場所の一つなので、旅心をそそられるシーンの数々に見入っていた。

ところで先日、この「神戸」に関して、何やら興味深い話を聞いた。

「神戸」と書いて、「こうべ」以外の読み方として真っ先に思い浮かぶのが、「相棒」で及川光博さんが演じた「神戸尊」の「かんべ」。
この「こうべ」と「かんべ」って、もしかして何か関係あるのかなと思っていたら、そのとおり、関係があることがわかった。

古代より、日本では、神社の領地のことを「神戸(かんべ)」と呼んでおり、現在の神戸市(これは「こうべ」と読む)の中心である元町地区は、町を代表する神社にして、縁結びのスポットとして知られる「生田神社」の領地であった。
古代から、神社には「封戸(ふこ)」と呼ばれる神の戸なるもの、詳しくは、税を納めて神社を支える民家があり、生田神社には四十四戸の封戸が与えられていたとされていたとのことで、この「神の戸」、「神戸(かんべ)」が訛って「こうべ」と呼ばれるようになり、呼び名として定着したとされているのだという。

そう、元々は「かんべ」だったのが、やがて「こうべ」へと変わって行ったということなのです。

因みに、人名としての「神戸(かんべ)」も、そもそもの語源は、神の存在、神処からきていて、全国各地の神処がルーツであるとされているとのこと。
だとすると、劇中人物の話だけど、「相棒」の尊君の場合はどこがルーツなんだろう?
さすがにそんなことにはどの書籍やプロデューサー談話でも触れられていないけれど、色々と想像してみるのは面白いかもしれないです。

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