ついに、「獣拳戦隊ゲキレンジャー」が最終回を迎えた。
宿敵ロンの手によって理央とメレが葬り去られ、その理央から臨気を受け取ったジャン達がロンに最終決戦を挑むという怒涛の最終回だった。
まず最終回の率直な感想。
不死身であるロンに対し、倒すのではなく封印するという手段を取ったことについては、正直、「なんで?」という気持ちにもなったが、改めて見返してみると、変なこじ付けで撃退するよりはずっと自然でいいかなと思った。
考えてみたら、過去にも同じような形でラストを迎えた戦隊もあったことだし。
また、戦いが終わって、ジャン達3人が、「マスター」と呼ばれるようになるというのは、番組開始当初から噂されていたことではあったけれど、これもまた、戦隊シリーズらしい展開で、見ていて面白かった。
そして、ジャンが、理央にそっくりな少年と拳を交わし、その少年に、理央のことを「俺の最高のムニムニ」(「無二の親友」という意味のジャン語)と表現するラストカットも、見ていて清清しさを感じた。
そういった点においては、大変いい締めくくりだったかなと思える内容だったかなと思う。
そして、一年間通して見てきた上での感想だけど、一つ、「これは素晴らしい!」と思えることがある。
それは、主人公であるゲキレッド=ジャンの目線に立った作品展開を最後まで貫き通したということ。
昔から、戦隊シリーズのチーム構成は5人が基本であるにも関わらず、何故か、「レッドが主人公」という見方が大勢を占めていた感が強い。
例えば近作で言うと、4年前(もうそんなに・・・)の「特捜戦隊デカレンジャー」の場合、あるスタッフの方が雑誌のインタビューの中で、
「『デカレンジャー』は、デカレッド=バンが、地球へ来てから去るまでの物語」
と表現して、バンが本編の主人公であるということを強調されていたのだが、
個々のエピソードに目を向けると、中には、デカブルー=ホージーや、デカグリーン=センちゃんが中心の回も多く、そうした回のストーリーは、ホージーやセンちゃんの目線で描かれていて、本編の主人公であるはずのバンの目線というのは、実際にバンが登場するシーンでしか描かれていなかったように、今改めて見返すと感じさせられる。
しかるにゲキレンジャーはどうか。確かに、個々のエピソードにおいては、イエロー=ランや、ブルー=レツが中心の回も多かったが、
そうした回であっても、そんなランやレツ(時には理央やメレ、美希さんのことも)の活躍を見たジャンが、彼独特の「ジャン語」で感想を表現する場面が必ずあった。
このことは、個々の話の中心はランやレツであっても、物語そのものは、ジャンの目線でしっかりと描かれていたということの証しだと私は思う。
そして何より、各回のサブタイトルには、必ず「ニキニキ」や「ワキワキ」などの「ジャン語」が冠として付けられていたのであり、そういった点を最後まで貫き通したということには、見ていて感服させられた。
私は、「レッド(だけ)が主人公」という考え方には正直余り賛同できないのだが、こういう作品展開を突きつけられると、そういう考えもありなのかなあと思った。
最後に、残念だったことが1つ。
美希さんはとうとう変身しませんでしたねえ・・・。
宿敵ロンの手によって理央とメレが葬り去られ、その理央から臨気を受け取ったジャン達がロンに最終決戦を挑むという怒涛の最終回だった。
まず最終回の率直な感想。
不死身であるロンに対し、倒すのではなく封印するという手段を取ったことについては、正直、「なんで?」という気持ちにもなったが、改めて見返してみると、変なこじ付けで撃退するよりはずっと自然でいいかなと思った。
考えてみたら、過去にも同じような形でラストを迎えた戦隊もあったことだし。
また、戦いが終わって、ジャン達3人が、「マスター」と呼ばれるようになるというのは、番組開始当初から噂されていたことではあったけれど、これもまた、戦隊シリーズらしい展開で、見ていて面白かった。
そして、ジャンが、理央にそっくりな少年と拳を交わし、その少年に、理央のことを「俺の最高のムニムニ」(「無二の親友」という意味のジャン語)と表現するラストカットも、見ていて清清しさを感じた。
そういった点においては、大変いい締めくくりだったかなと思える内容だったかなと思う。
そして、一年間通して見てきた上での感想だけど、一つ、「これは素晴らしい!」と思えることがある。
それは、主人公であるゲキレッド=ジャンの目線に立った作品展開を最後まで貫き通したということ。
昔から、戦隊シリーズのチーム構成は5人が基本であるにも関わらず、何故か、「レッドが主人公」という見方が大勢を占めていた感が強い。
例えば近作で言うと、4年前(もうそんなに・・・)の「特捜戦隊デカレンジャー」の場合、あるスタッフの方が雑誌のインタビューの中で、
「『デカレンジャー』は、デカレッド=バンが、地球へ来てから去るまでの物語」
と表現して、バンが本編の主人公であるということを強調されていたのだが、
個々のエピソードに目を向けると、中には、デカブルー=ホージーや、デカグリーン=センちゃんが中心の回も多く、そうした回のストーリーは、ホージーやセンちゃんの目線で描かれていて、本編の主人公であるはずのバンの目線というのは、実際にバンが登場するシーンでしか描かれていなかったように、今改めて見返すと感じさせられる。
しかるにゲキレンジャーはどうか。確かに、個々のエピソードにおいては、イエロー=ランや、ブルー=レツが中心の回も多かったが、
そうした回であっても、そんなランやレツ(時には理央やメレ、美希さんのことも)の活躍を見たジャンが、彼独特の「ジャン語」で感想を表現する場面が必ずあった。
このことは、個々の話の中心はランやレツであっても、物語そのものは、ジャンの目線でしっかりと描かれていたということの証しだと私は思う。
そして何より、各回のサブタイトルには、必ず「ニキニキ」や「ワキワキ」などの「ジャン語」が冠として付けられていたのであり、そういった点を最後まで貫き通したということには、見ていて感服させられた。
私は、「レッド(だけ)が主人公」という考え方には正直余り賛同できないのだが、こういう作品展開を突きつけられると、そういう考えもありなのかなあと思った。
最後に、残念だったことが1つ。
美希さんはとうとう変身しませんでしたねえ・・・。
「こういう戦隊もイイなぁ」と素直に思える作品でした。
当初はジャンのキャラに戸惑いもありましたが(笑)、ナナマガラーさんの仰るように、元気で一途な“レッドらしいレッド”だったと思います♪ ラストシーンで、ジャンの出会った少年の横に元気な女の子がいなかったのが、個人的には少し残念でしたが…(笑)。
こんにちは。
「ゲキレンジャー」は途中ちょっと違和感を感じたこともあったのですが、最後はホントにいい形で終わることが出来てよかったと思います。
理央とメレは残念ながらあのような結末を迎えてしまいましたが、「ゴーオンジャーVSゲキレンジャー」でぜひとも復活を遂げて欲しいと思うのは、私だけではないと思います。
>ラストシーンで、ジャンの出会った少年の横に元気な女の子がいなかったのが、個人的には少し残念でしたが…(笑)。
あの子役君は理央の少年時代を演じた子でしたからね。
ジャンの少年時代の回想シーンだって、第15話で「ちびジャン」を演じた子役君が引き続き演じてましたから。
メレは元々死者という設定だったので、少女時代を描くのが難しかったという部分はあったかもしれませんが、あのラストは、ジャンにとっての「ムニムニ」である理央について語るシーンなので、仕方がないのかなと思いますが、いかがなものでしょうか?