小さな山小屋のような建物。
JR花咲線の「糸魚沢(いといざわ)」駅です。
ローカル線で小さな集落とはいえ、この本数は寂しいですね。
新潟県に「糸魚川」という市がありますが、別に関係はないようで、アイヌ語の「チライ・カリ・ペッ」(イトウの通う川)、あるいは「チライ・カラ・ペッ」(イトウを捕る川)の意訳に由来するとされています。
「イトウ」とは、「幻の魚」と呼ばれるサケ科の淡水魚で、黒船で知られる、かのマシュー・ペリーが、イギリスの生物学界にその存在を報告したことから、「perryi」と命名したというエピソードもあります。
以前紹介した、標津町の「サーモン科学館」でも見ることができますが、厚岸近辺にも生育域があったんですね。
単線だけの寂しい駅ですが、国道沿いということもあって、「秘境駅」には分類されないのかな。
これにて、JR花咲線の駅は、終点の根室駅を除いて紹介を終えました。最後に残った根室駅は・・・、そうですね、雪が降る前に花咲線に乗ってこようと思っているので、そのときに。