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北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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ちょっとした酷い話

2013-08-20 22:04:02 | 懐かしの思い出
不況で提供減った…秋田書店、プレゼント水増し(読売新聞) - goo ニュース


このニュース、大変興味深く読んだ。
と言うのは、「似たような話」と言うべきか、あるいは「似て非なる話」と言うべきか、考えようによっては、これより酷いんじゃないかと思える話を、実は私も経験しているから。

あれは、小学校五年生だった1984年の秋、とある児童誌での話。
この年に放送されていたヒーロー番組に登場していて、後年、私に「ナナマガラー」という名前を授けて下さった方が声をあてられていたキャラクター、と言えば、わかる方はわかると思うけど、その雑誌の懸賞で、そのキャラクターのフィギュアが36名に当たるということので、早速応募してみたところ、二ヶ月の誌面に掲載された当選者の欄には、しっかりと私の名前が。
そして、発表になってから1ヶ月くらい経って、ようやく出版社からの荷物が届いたのだが、開けてみると、中に入っていたのは、当選したはずのフィギュアではなく、そのキャラを二回り小さくしたような、でも明らかにそのキャラではないキーホルダーが二つ。
何じゃこりゃと思ってさらに箱の中をさぐってみると、手紙が一枚入っていたのだが、記憶に間違いがなければ、その手紙には、次のような趣旨のことが書かれていた。

「大変申し訳ありませんが、在庫が不足しており、当選された賞品をお届けすることができません。お詫びとして、替わりの品を同封いたします。」

30年も前の話だから、文面なんて覚えているわけがないのだけど、趣旨は確かにこんなだった記憶がある。

ぶっちゃけ書いちゃうと、この時当選したのは、「星雲仮面マシンマン」に登場する、「ボールボーイ」という、野球のボールに顔、手、足を加えたキャラのフィギュアだったのだが、それが、大人気のせいなのか書店側で在庫を確保することができず、替わりに、野球のボールに顔を描いたキーホルダーが二つ贈られてきたということ。
さすがに私も、子供心に「そりゃないだろ~」と思い、その後、うちの母親が、出版社宛に抗議の手紙を書いて出した記憶があるのだが、結局その後、当選した品物が贈られてくることはなかった。
当選者である36名全員がそうなのか、あるいは、在庫を確保できた分だけ発送し、そこからあぶれた分は私のような対応としていたのかはわからないけど、どっちにしても、思い返しただけでも、酷いとしか言いようがない話。
リンクを貼った記事は、これとはまた違うケースのようだけど、楽しみで懸賞に応募した読者を欺く形になったという点では共通していると思うので、こんなことが平然と行われているかと思うと、腹立たしさを感じずにはいられないです。
コメント
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